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さよならなんて言わないで  作者: マリーゴールド:あやめ
第一章:1年生編 第一節:入学編

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第5話 変わった

/鷹城葵たかしろあおい視点/


〜〜〜電車の中にて〜〜〜


「じゃあやっぱり2人は…」


「付き合ってる。で合ってますよ」


2人の関係が気になった葵はシレネに聞き、シレネはそう答える。


「そうなんだ。先越されちゃったね」


「そうですね。先越されちゃいましたね」



「「…」」



鷹城葵と宝城シレネ(ほうじょうしれね)は同じ電車の同じ駅で降りる。


久しぶりに会ったため話題が見つからない2人はのんびりと家に帰るのだった。


「中学はどうだったの?」


「私はまあまあでしたよ?」


少し遠い目をしながら言うシレネ


「そういう鷹城くんはどうなのですか?」


「俺は…同じかなぁ」


同じく遠い目をする葵。



「「…」」



沈黙のまま電車を降り、駅を出る2人。そしてそのまま…


「…じゃあまた今度」


「そうですね。また今度」


「またね…」


「また…」


家に着いてしまったシレネを見送った葵はそのまま帰路に着くのだった。



〜〜〜時は戻って学校の最寄駅〜〜〜


/佐久間泰祐さくまたいすけ金久保百桃かなくぼもも視点/


「じゃあまた明日ね!シレネ!葵!」


「じゃな〜」


「自分はまた今度だね」


「はい。また明日」


そうして反対のホームに消えていく2人の陰。


「…なんか2人とも変わっちゃったねぇ〜」


「そうだな。宝城はあまり変わってないように見えるけど…葵は…」


「シレネもだいぶ変わったけど…葵は特に変わったよねぇ〜」


ジト目で言う百桃。


そう言いながら電車に乗り込む2人。


「なんだろうな。なんともいえないけど…暗くなったか?2人とも」


ピンときた泰祐


「!そうそれだ!」


同意する百桃


「じゃあ…中学のうちに何かあった…か?」


「う〜ん、まあそう考えるのがあってるよねぇ」


「「う〜ん」」


考え込む2人。彼氏彼女している時点で自分達も変わったことに気づくべきである。


「…まあ、考えても仕方ないか」


「うん…そうだね。考えても分からないものは分からない!一旦置いとこ!」


「置いといた結果があのテスト?」


「ちょっ、それは!…もう!」


甘い空気に包まれながら帰路に着く2人であった。


ちなみに4人の通学路は


鷹城葵、宝城シレネ:徒歩後駅〜学校最寄駅

佐久間泰祐、金久保百桃:バス後駅〜学校最寄駅


という感じです。住んでる地区は同じでも行き方によって変わるやつです


ちなみに3人娘はまた違った形で同じ最寄駅に着きます。

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