第4話 花じゃないんだ
〜〜〜部活動紹介終了後の放課後〜〜〜
「料理部は週1なので気軽でいいですね」
「うん、手芸部と活動が被ってないのもいいよね。週3の自由参加だし」
「ただそれだと家庭科の先生大変そうだよなぁ〜」
両部活は活動日が被っていないため兼部がしやすい。しかし両部活ともに顧問の先生が同じなため大変そうだと思った泰祐。
「運動部よりかはいいでしょ」
「そうですね。運動部は週6で活動する部も多いですし」
全ての運動部が強豪というわけではないものの、それなりに強く、大きな大会に出ていたりもする。そのため練習も頻繁に行われ、日程的には忙しいのである。
「ね〜…なんかサッカー部だけバク転してたよね…なんでだろ」
「入ってもらうためでしょう。アクロバットできますよ〜っていう」
宣伝のために派手さを求めた結果ということには気づかない。
「なんか汚ねえなサッカー部」
素直な感想を漏らした泰祐
「いつもヘッドスライディングしてる野球部が言うこと?」
汚いに反応して泰祐に言う百桃。実際泰祐は中学時代野球部であった。
「オレは入る気ねぇよ!…あ!葵だ!おーい!」
「え⁉︎どこどこ?」
「あ!あそこにいますよ!鷹城くーん!」
葵を見つけた3人は少し遠くにいる葵を呼んだ。
「…ん?あ…(トコトコ)久しぶりだね3人とも。3人は同じクラスなんだっけ?いいなぁ〜…両手に花ってやつかな?」
なんて冗談まじりに言う葵。
「ふっふっふ。いいだろぉ〜。片手だけどな」
「えっ⁉︎私は⁉︎」
「いや百桃のこと言ってんだけど…」
「え⁉︎そ…そうなの…?」
百桃は顔を赤くして手を当てててれてれしている。
それを見た葵はというと
「ふ〜ん。じゃあ宝城さんは花じゃないんだぁ…」
ちょっとホッとした様子である。そして…
「私は可愛くないってことですか?」
冗談まじりに圧をかけるシレネ。
「え⁉︎そんなことないってぇ」
否定する泰祐。
「うん、宝城さんは…ね?ヵゎぃぃ…ょ?」
小さな声でそんな事を口走る葵
「?なにか言いましたか?」
「ううん、なんでもないよ?」
しかしシレネは気づかなかった…
「そうですか?そういえば鷹城くんはどこか部活に入るのですか?」
そういえば、と聞くシレネ。
「う〜ん…サッカー部に入ろうかなぁって…あぁ、自分バク転はできるからあれに憧れたわけじゃないよ?」
「鷹城くんは昔体操教室行ってましたもんね」
「まだ続けてるよ?」
「えっまだ続けてたんだ。長いな」
驚く泰祐。
「部活休んで行くつもりだよ」
「おう…そうなのか…」
ちょっと引いている。
「好きなんですね、体操」
「本気でやってるわけじゃないけどねぇ〜…柔軟硬いし」
「そうなんだ」
すると百桃を見ながら葵が
「…まぁ立ち話もあれだし、帰りながら話そっか」
「そうだな。そうしようか」
「そうですね。少し遅いですし。今から帰れば丁度いい時間に家に着くでしょう」
「…え⁉︎ちょっと待ってよぉ〜!」
ずっと顔に手を当てててれてれしていた百桃を置いていく3人だった。
「ヵゎぃぃ…ょ?」のところ「か」がカタカナになってる理由はxkaで打つと変換がカタカナしかないからです。なので特に隠語とかそういうのではありません。
みなさん、恋愛はいつでもできますが、青春は高校大学までですよ!(たぶん)
みなさん手遅れにならないうちに青春をしましょう!




