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さよならなんて言わないで  作者: マリーゴールド:あやめ
第一章:1年生編 第一節:入学編

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第34話 ここはどこ…

着替えを終えたシレネを待っていたのは、次の服…ではなくのんびりと店内を見回していた葵だった。


「お待たせしました。この試着した服はどうすれば良いのでしょうか」


店によってそのままあったラックに返すところと専用のカゴや店員に返却するところと大まかに二種類ある。


「そうだね、店員さんに聞いてみようか」


一番わかりやすく手っ取り早い行動をした葵。


「どうしましたか?」


先ほど葵に話しかけていた店員がこちらに来て用件を聞く。


「試着した服はどうすればいいですか?」


葵が端的に用件を言う。


「そうですね、では私がお預かりいたします」


そう言ってシレネが持っていた試着された服をシレネから受け取った店員は


「こちらはご購入なされますか?」


シレネを見ながらそう言った店員にシレネは


「…いえ、大丈夫です…」


値段が高く腰が引けているシレネ。最近の服は実際どこも同じくらい高い。


「そうですか。それではこちらは預からせていただきます」


そう言って去って行った店員を見送りつつシレネは


「これからどうしますか?私は一旦合流したほうがいいかなと考えますけど」


と言うと葵は


「そうだね。もう5時も過ぎる頃だからちょうどいいと思うよ」


そう腕時計を見つつシレネに言葉を返す。


「では、一旦どこかで集合しましょうか。とりあえずゲームセンターの方にいきましょう。ゲームセンターはどちらにありますか?」


「そうだね、ここは…うん、このエスカレーターで4階まで上がれば着くと思うよ」


ゲームセンターの場所を聞いたシレネに葵は周囲を見回して現在位置を割り出すとゲームセンターがちょうど上らへんにあることに気づく。


「では心配しているでしょうし連絡しておきますね」


そう言ってスマホを取り出すシレネに葵は


「そうだね…まだいるかなぁ」


いるといいなぁと思いつついないだろうなぁとも思う葵であった。



ーーー一方その頃ーーー



「ここはどこ…」


結局葵とシレネの2人を見つけられず、むやみやたらに探していたせいで迷子になってしまった百桃は途方に暮れていた。ゲームセンターに向かっているとシレネがグループチャットで言っていたものの現在地が不明な百桃はどうやって辿り着こうかと思考を巡らせる。すると


「あ、いたいた。とりあえずグループチャットは見たか?」


颯爽と現れた(百桃視点)泰祐がとりあえず百桃にそう語りかける。


「…見たけど…」


少し半泣きになりつつあった目をバレないようにサッと拭って泰祐に向き合う。


「じゃ、一旦ゲーセン戻るぞ。別に遠くないから大丈夫だ」


「…そうね」


とりあえず合流しようと百桃の手を取って歩き出す泰祐に少し小走りでついていく百桃。




「大丈夫かしら」


「?なにが?」


少し心配そうにするシレネに何も心配していないような(ソワソワ)


「いえ…少し遅いなと思いまして」


結局自分たちがついてから10分をすぎたため心配になっていたシレネ。


「まあ、大丈夫じゃない?少し遠くに行ってたりしてたら人も多いから戻ってくるのに時間がかかるからね」


そう言ってパッと顔を上げると向こう側から歩いてくる泰祐と百桃。


「すまん、遅くなった」


「ごめんなさい、道に迷っちゃって…」


2人とも簡単に、しかししっかりと謝罪する。


「大丈夫。そんなに待ってないよ。なんかあった?」


何か問題が起こったのか心配で声をかける葵。


「いや、特にそう言うのはなかったな」


「ならよかったです。もう時間も時間ですし、帰りましょう」


何もなかったと言った泰祐にシレネは安心して時間が遅くなってきたから帰ろうと提案する。


「そうだね、そうしよっか」


「だね〜。まあ楽しかったし、またあそぼ〜」


「だな。まあ次はいつになるかはわからないけど」


そう言って、4人は帰路に着くのだった。

今まで律儀になかがきを書いてまいりましたが今回は特に書こうと思うことが浮かびませんでした。これからなかがきが描かれなかった場合、シリアスパートなどの邪魔になりそうな感じにならないよう配慮、またはなかがきネタがなかったと思ってください。

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