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さよならなんて言わないで  作者: マリーゴールド:あやめ
第一章:1年生編 第一節:入学編

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第21話 張り切りすぎちゃった

/金久保百桃語り/

ーーー4月19日水曜日ーーー


「おいおい、ちゃんと描いてくれよ?」


「なによ、ちゃんと描かないわけないでしょ?何が言いたいわけ」


「いやいや、なんでもねぇ」


今は美術の授業。私の唯二の得意教科だから、しっかりやらなくちゃ。相方は泰祐だし。…ふふん、どう描こっかなぁ〜。ちなみにもう一つの得意教科は音楽だよ〜。…まあ葵よりも上手…同じくらいかな。


「ふんふふ〜ん」


やっぱり泰祐はかっこいいよなぁ〜、モデルには…なれないだろうけど。私がちゃんと見ておかないと。ぜっったいに他の子が目をつけちゃうから。


「ぅぅん…」


ところでその彼氏は絶賛唸っています。体育以外の副教科が平均ちょい上から下。美術は終わってます。うん。ペア変えよっかな。


「?、どうかしたか?」


「ううん、なんでもないよ〜」


危ない危ない。かっこいいからついつい見惚れちゃった。これが彼女ょの憂き目かって?ふざけないでよ〜、ね?


「授業中に書き終われるんだったら追加で別の課題出すからなー、別に描かなくても成績には悪い影響は出ないから気にするなー」


何それ、絶対早く終わらす。


「おー、まあやるやつはいなさ…いたわ」


なんか言ってるけど、美術の成績を取っとかないと成績がまずい!これはチャンス!早く仕上げて出す!


〔おうおう、やる気が…〕



ーーー数十分後ーーー



「できたぁ!」


うんうん、我ながら良い出来だぁ。早く先生に出して追加の課題もらお〜っと。


「…え?早くね?速くね?…いやまだあと1限20分あるんだけど…え?」


「え?…マジ?……張り切りすぎちゃった」


てへっ


「もうちょい詰めたらどうだ?もっとよくできるんじゃないか?なぁ」


「ふっふ〜ん、もう完成しちゃったのだ!残念だったな(?)泰祐!」


ふふん、私に物申すなんざ1000年早いのよ。


「はいそこ静かにー、提出するなら早く提出してー」


「は、はぁ〜い」


〔怒られちゃった〕


〔…なんかすまん〕


じゃー出しちゃおー!そんでもって次のやつも終わらせちゃお!



「…速いな。よくできている。じゃあ…この紙に…そうだな…すまん考えてなかった。こんな早く終わるとは思ってなくてな。2時間目始まるまでに考えておくから、一旦休んでろ」


「え〜、成績欲しいんですぅ〜、何かないんですか〜?」


「…この出来でこの速度なら、まあ加点しといてやる。他のに聞かれたら良い出来であれば加点すると伝えといてくれ。すまんな」


…やったーー!やっぱ言ってみるもんだね!

描いてるのは似顔絵みたいなものです。相手の顔描くってやつ。自画像みたいなの。

ナレ無しむつかしい。はい。あと同性でも異性でも心理描写はむつかしい。他の作者さん(特に漫画家さん)よく描けますね。

ちなみに絵の上手さランキングは百桃>葵=シレネ>>泰祐

ちなみに泰祐は人並みにできます。平均的です。他三人が上手いだけです。

さらに言うと百桃とシレネは絵全般が上手い感じ。葵は模写以外はそこまで(平均的)ですが、白黒模写が超絶上手いので、それだけで張り合ってます。おかしい。

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