第8話 なんのことでしょう
ーーー4月13日木曜日のお昼時ーーー
「ねえねえ、シレネのお弁当ってほんと美味しそうだよね。自分で作ってるの?私はママに作ってもらってるよ!」
美味しそうなお弁当箱を見た百桃がそんなことを問う。
「いや、そこは自分で作ってるとかじゃないのかよ…」
ツッコむ泰祐。
「ええ、自分で作っていますよ?中学の時からですね」
そんな問いに素直に答えるシレネ。
「へぇ〜、中学の時は給食なかったの?」
と、これまた問いを投げる百桃。
「そうですね。私立でしたので」
これまた素直に答えるシレネ。
「でも、そんな食べたら太るんじゃない?見た感じ脂っこくない?」
今日のお弁当には揚げ物が多かった。それに対してシレネは
「太りませんよ?しっかり運動もしていますし」
実際シレネの体つきはバキバキではないものの、スポーツをしている女子と遜色なかった。
「そういうことじゃないよね?やっぱり、ねぇ?」
しかし狙いはそこではないなと勘づいた百桃はシレネに迫る。
「なんのことでしょう?」
「どういうことだ?」
とぼけるシレネと意味がわかっていない泰祐。
「泰祐はわかんなくて良いのよ。というか分からないほうがいいわ」
何を思ったのかそんなことを言う百桃
「なんだよそれ〜教えてくれよ〜」
気になる泰祐
「…」
そんなところをシレネは少し遠い目をしながら見つめていた。
切るタイミングがここしか無かったので短いです。
運動している女子がみんな腹筋バキバキだと思うなよ?
ちなみに泰祐のお弁当はお母さんに作ってもらっています。




