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リサイクルショップに行こう!中編

俺はキャリーワゴンをゴロゴロ押して

リサイクルショップ『アンサンブル』の自動ドアを通る。店内からは最近流行っている楽曲が流れている。「いらっしゃいませー」

入り口左側にあるカウンターから複数人の店員さんの声が響き渡る。

俺は慣れた足取りで買取カウンターに向かって

キャリーワゴンを押して行く。

「おー久しぶりだね。」

買取カウンターに向けてかつてお世話になった馴染みの店長が軽やかな足取りで登場した。店長の年齢は俺よりも10歳年上なので35歳で髪型がウルフカットに黒縁メガネといういかにも人に気に入られそうな雰囲気の優男だ。

「お久しぶりです。川北店長」

俺は紳士的な口調で受け答えする。

「遠いところからいつもすまない。

大変だっただろう」

「いえ。学生時代よりも距離的には近い場所ですしこのお店で働かせてもらったおかげで今の僕があるんで。お店に少しでも恩返し出来るならこの程度のこと対したことじゃないですよ」

「そうかい。そういってもらえると嬉しいよ。

では早速だけど商品を見させてもらうね」

そういうと川北店長はカウンターに買取査定商品お預かり用紙とボールペンを俺に向けて置いた。俺は用紙に名前・住所・電話番号を記載してボールペンを置く。川北店長は2重になっている用紙の控えを俺に手渡し「買取番号23番でお呼び出し致します」

と俺に伝えてからすぐに俺がキャリーワゴンに詰めてきたコンビニくじやキャンペーンで入手したキャラグッズをカウンター奥の買取査定台に並べ始めた。「よろしくお願いします」

俺は一言伝えてから久しぶりの店内を見てめぼしい物がないか探検することにした。

1階フロアには家電・アパレル用品・家具の商品があり2階フロアには雑貨・ブランド品・スポーツ用品・ギフト用品(食器・タオル・寝具シーツ等)・ゲーム機・楽器がある。

 俺はとりあえずアパレル用品の売り場コーナーを見ることにした。

リサイクルショップの洋服類というと古着屋さんのイメージを持つ人が多いと思う。

実際には売り場の7割程が購入したけれども着る機会がなかったタグ付きの未使用品や数回来て自分には似合わないと思った美品商品をメインに買取し店頭販売している。これらは主にノーブランド品(世間に知られていない大量生産品)やファストブランド品(機能性がありペットボトルなどをリサイクル加工した素材等汎用性のある素材で種類を限定し生産販売した商品)を新品の半額から3割引程で販売している。

売り場の3割は古着屋さんの様に有名アパレルブランドの高額衣類や靴・時計・アクセサリーの販売を行っている。

「おっ。若きエンジニアさんがいる」

ふいにアパレルコーナーを見ていた俺に女性の店員さんが話しかけてきた。

俺は声のする方に目を向けた。

彼女の名前は望月茜(もちづき あかね)

セミロングの黒髪で前髪にヘアピンをしている。大学は違うが俺と同期であり同じタイミングでここ

『アンサンブル』でバイトしている。

今はプロのグラフィックデザイナーとして独立することを目指して兼業フリーターをしている。彼女には時々プレゼン資料の制作や外部デザイン(Webサイトでいうバナーのデザインやレイアウト等見た目の制作)を手伝ってもらうことがある。かけがえのないビジネスパートナーでありたまにご飯を食べに行く仲だった。

望月はアパレル兼雑貨商品の売り場担当と1階と2階を都度移動しながら働いている。

ちなみに俺は学生時代家電の売り場担当として働いていた。見た目通り明るく無邪気で愉快な人だ。

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