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リアルタイム配信

俺の配信は不定期配信の為、SNSでの事前告知は行わない。その為、視聴者との雑談配信メインと言えども雑談が成立しないこともしばしば。特に初めたばかりの頃は一人語りのフリートークがメインだった。雑談は古くからある通話アプリで行っている。本来は会議で使われているものだ。通話相手とはビデオチャットは行わない。俺の方針として人によって口調や対応を変えることはしない。キャラがブレるし分け隔てが生じると不公平感を嫌悪されることになるからだ。通話でのお悩み相談や雑談トーク希望者がいない場合はコメントチャットを読み上げて会話を展開している。俺はノートPCからライブ配信アプリを起動させて配信を始めることにした。

「はい。皆さんこんばんは。今夜は不定期雑談配信を始めていきたいと思います」

配信をスタートさせてから視聴者が俺の配信ルームに入って来てから会話を開始する。

コメントチャットには

[こんばんは][お久しぶり]等の数人による投稿がちらほらみられる。

「ここで皆さんにお知らせですが今回の配信も時間帯は決めておりません。突然終了することがあります。ただお悩み相談中の方との問答の途中で終わることはありませんのでご安心下さい」

俺はいつもの様に前置きをする。

「では本日もお悩み相談をしていきましょうか」

通話アプリのルームキーはスマホのSNSライブ配信専用アカウントからDMにてURLを送ることにしている。通話にしてもコメントチャットにしても相手がどういう年代の人かということは何もわからない。特に視聴者側は秘匿性が高いからこそ普段なかなか身近な人に相談出来ないことを言えるのだ。ラジオの様なイメージだ。ラジオだとメールが読まれない限りパーソナリティーが応答してくれないし送った内容しか伝えられないがライブ配信だとリアルタイムで自分の意見を伝えられる利便性がある。

「じゃあどうしたらいいのか。ということですが」今日も俺は数人の視聴者との通話を行い

その他数十人とのコメント欄での相談やノリツッコミを行いローカルながら笑いと共感を共有することが出来た。自己満足かもしてないが充実した配信だった。

 配信が無事終わり俺は作業部屋の隣にある畳部屋にて就寝の準備をする。いつもの様に押し入れから布団を取り出して敷布団から順番にセットしていく。疲れている時は布団を出すことが面倒だと思うことが多々あるのだが。

何度かラグを敷いた上にスノコベッドやフロアベッドにマットレスを敷いて毛布とふわふわの掛け布団をセットしていつでも疲れた時に休める様にしようかと考えたことがある。よく考えてみた。ベッドを置いて置くと掛け布団やマットレスにほこりが付着しがちで部屋の掃除をする際にベッドを移動させるのは難しい。

世間では洗える寝具というものが流行っているが日々公私共に多忙且つ自由な暮らしの身としてはそれすらも面倒に感じた。

結論未だに俺は布団生活なのだった。

いつの日かボタン一つで布団やベッドがコンパクトに収納される未来を切実に望んでいる。

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