第16話 覚醒、ドラゴンモード
「さぁ蹂躙を始めようか」
俺が剣を振り翳すと、すかさずサーペントの首がコチラへと動き出す。
頭の質量だけで周りに暴風を起こす。
一瞬その風に煽られたせいか、俺は体制を崩し上空へ上がる。だがそのせいで標的を失った頭は、二人の騎士へとその的を変える。
「させるか!」
一気に降下し、二人を抱えヨッちゃん達の所へ飛んで行く。
二人を下ろすと。
「まさか貴方が男神様でしたか。先程の無礼如何様な裁きでも」
「ヨーマ殿!貴方は……」
この騎士が腹蹴った事は忘れないけど、ヨーマ?誰?
「ヨッちゃん。この二人もお願い」
そこで俺が見たのはマダムヨッちゃん。
「え!なんで年取ってんの!?」
「だから何度も言ってましたよ!もう時間無いって!」
俺は慌てて空を見上げる。
「……夜だ」
俺は自分の手足を見たあと、顔を触る。
そして両手でビキニを押さえた。
「もう……お婿に行けない……」
そこで俺の変身は解けた。解けてもビキニアーマーのままだった。
ーーーー
ーー
それから俺達は全力で逃げた。
もう思いっ切りは知った。
だが、抱える女神が邪魔でいつ投げ出してやろうか考えていると。
「むにゃ、凄く揺れて気分が悪いですエロエロォ~」
起きた女神のゲロが俺の身体にねちょねちょと纏わりつく。
「おーろーしーてーエロエロエロエロォ」
並走していた三人が折れから一気に距離を取る。
「お、おまえら!少しは手伝えよ!」
「すまぬ男神よ!罰は後ほどいくらでも受ける!」
騎士はスピードを上げる。
「おまっ!」
「わ、私もそうなる前であれば手伝えたのだが……すまぬ」
女騎士もスピードを上げた。
「あいつら……」
てかもう駄目、息が続かん。
その時、ヨッちゃんが俺との距離を詰めてきた。
「大介さん」
「こ、交代して」
ーーペッ!
差し出すイシスへツバを飛ばすヨッちゃん。
「もし私の願いを聞いてくれるなら私が戦います」
「マジでか!聞く!聞くから言って!」
「では…………一晩、いや1時間だけその身体を自由に出来る権利を私に!」
「は?」
「3時間だけその身体を自由に出来る権利を私に!」
「聞こえてるから!それと時間!」
いつも俺の身体を使っているのに、どうして今になってそんな事を言うのか俺には理解出来なかった。
しかしその程度お安いと俺は。
「分かった、2時間だ。2時間俺は君が俺の身体に何をしようが目を瞑る。だから頼んだ!」
マダムに見えて二十歳の処女だ。男の身体に興味があるのは仕方がないだろう。今助かるなら女性とのオナニーの違いを味わうのならそれでも構わない。
「絶対よ!」
大丈夫だ。絶対俺の体でオナニーさせてやるよ。
俺は力強く頷く。ーーこの17歳の身体を狙っているとも知らず。
ーーーー
ーー
俺は少し進み、イシスを地面へ座らせる。
「やっと揺れが収まりましたぁ」
「疲れたぁ……」
俺もイシスの横へ腰を降ろす。
「うぅ、まだ気分が悪いです」
「無理せず横になってな」
「そうしま……あ、大介さん、主神様のーー」
イシスが何か言いかけた時、女騎士が駆け寄って来る。
「き、君達!なぜ休憩するんだ!」
「君達どうしたんだ!」
男の騎士もやって来た。
何故来るんだと思いながら、ヨッちゃんの方を見るとーーその時、巨大な爆発音と熱風と共に、彼女の声が轟く。
ーー『道着アーマー!ドラゴンモード!』
彼女も変身した。
ーー変身した彼女の姿は……ドストライクだった。




