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The-Dragons  作者: イグアナ


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51/54

 地面に倒れたまま。


 呼吸が荒い。


 身体が重い。


 だが――


 終わっていない。


 龍は、ゆっくりと起き上がる。


「……まだだ」


 かんたも動く。


「マジでしぶてえな俺ら」


 幸人は弓を拾う。


 腕が震えている。


「……だが、見えた」


 全員が、同じ方向を見る。


 上。


 悪魔。


 そして――


 糸。


「……あれか」


 かんたが言う。


 細い。


 だが、確実に繋がっている。


 人形と、本体。


「全部、あれで繋がってる」


 幸人が言う。


「操作も、防御も」


 龍が頷く。


「つまり」


「切ればいいってことだな」


 かんたが言う。


 単純。


 だが――


 難しい。


 人形が動く。


 遮る。


 守る。


 簡単には届かない。


「……正面からは無理だ」


 幸人が言う。


「ならどうすんだよ」


 龍が答える。


「一瞬でいい」


 短い言葉。


「糸を切る隙を作る」


 かんたが笑う。


「またそれかよ」


「それしかねえ」


 配置が変わる。


 龍が前。


 かんたが左右に動く。


 幸人が後方。


「行くぞ」


 龍が踏み込む。


 人形が来る。


 無視。


 受ける。


 斬る。


 押し込む。


 かんたが横から突っ込む。


 引きつける。


 動きを乱す。


 人形が分散する。


 その瞬間。


 幸人が狙う。


 糸。


 一本。


 放つ。


 矢が走る。


 一直線。


 だが――


 人形が割り込む。


 防がれる。


「……っ!」


 悪魔が上昇する。


 距離を取る。


 完全に防がれた。


「……まだ足りねえか」


 幸人が言う。


 龍が歯を食いしばる。


「いや」


 短く言う。


「届いてる」


「は?」


 かんたが言う。


 龍が指す。


 一本の糸。


 わずかに。


 揺れている。


「……かすった」


 幸人が言う。


「完全には防げてない」


 つまり――


「いける」


 龍が言う。


 悪魔は、まだ余裕だ。


 だが。


 確実に、崩れ始めている。


 戦いは、次で決まる。

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