第3話.無意識に
…どうすっかなぁ…アイツ行っちまったし…ていうか自分勝手すぎるだろ!!「毎度あり〜今日は2つパンを買ってくれるのねぇ」「え?」「だってほら、いつも焼きそばパンだけなのに今日はメロンパンも」あっしまった!!クッソ無意識に…ていうか屋上行かなくていっか…『あ、せんぱーーい!来てくれたんですね!』え?俺無意識に…あぁクッソ!!考え事してたらなんとなくで動いちまう…「ほらよお前のメロンパン」『えっ!?いいんですかぁ!?!』「これで昼一緒に食べるのは終わりだからな」『まだ1回目ですよ?』「知ってるわ」『ここ…風が気持ちいいですね…』「そーだな」…こう見ると本当に顔は整ってるよな…『どうしました!?俺の顔みて…もしかして惚れ…』
パーーん
『いった!?なんでビンタしたんですか!?』「あー顔に蚊ついてたから…」『勢いエグかったですよ!?』「デッケー蚊だったんだよ!!!」『そーだったんですね!』クッソ…なんか無意識に…ていうか無意識多くねぇか?そーだ今日なんかボーってするっつーか…『先輩?顔赤いですよ?』「気のせいだよばーか…」『先輩!?!!』そこで意識が途切れたような気がした。
…ここどこだ…保健室?なんで俺は…『先輩起きましたか!?』「は?」『いきなり倒れたんですよ!?』「…お前が保健室運んだの?」『はい!お姫様だっこさせてもらいました!!』「なんでだよ…」『…無事で良かったです』「…ありがとよ」『とこで先輩…今2人きりですね』「は?」『片思いの相手と2人きり密室ってことは…分かりますよね?』「おいそれ終盤イベだろ辞めろ辞めろ!!」『そうだ!!先輩は病人だったんだ!!』「呼び方やめぇ」『でもちょっとだけなら…』「おいっ待て…」
ガラッ
「黄上くん大丈夫〜?…てどうしたの…なんで蒼原くんが倒れて…」「すみません先生ちょっとコイツが…」『痛いです先輩…』「余計なこというな!!(小声)」「と、とにかく!!大丈夫なんで!」『先輩待って俺は…』「来んな!!」
扉を開けて出ていく先輩の耳はほんの少しだけ赤かった。




