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Memories of 『You』  作者: 史乃
第4話
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7/10

君の登場

私の行ってる英語教室に、いろいろな事情で

別のクラスから賢士が移ってきた。

馨と同じ野球部にいて、バッテリー組んでること以外、

私は情報などこれっぽっちもない。

私としたことが、どうしたものか…


色々と考えながら、友達と英語教室に向かっていく。


前日には、愛音とのことがあって、

いろいろと大変だった。

昨日もこれからのことについて、

色々と考えていて、寝てない。

二日連続で寝不足で何もする気にもなれない。


奏乃よ、どーしたものか。…

自分でも不思議におもう。


英語教室の席についた途端、

疲れがどっとでて寝てしまった。


数分して、賢士が来て私の隣に座った。

その音で目を覚ましたけど、なんとなく起きなかった。

少しある意識で、耳を傾けると、

私を挟んでいる2人の話し声が頭上で聞こえる。


おい、奏乃って寝てんの?うん、そーなの。奏ね、最近いろいろあるらしくて、疲れてんだってー。んー、大変だな、、起きるまで、寝かしといてやろーぜ、奏乃。疲れてんだろ。


こいつがモテる理由は、これかな?

でも、多分これは普段はみせてない。

んー、どーなんだろ。意図的?

こいつ、私タイプかな?

脳内でいろいろ分析してると、友達がトイレに行った。


2人きりだ…


部屋は、シーンとしている。


「お疲れ様。」


普段は聞かせることのない優しい賢士の声が、

部屋の中にも心にも響く。


薄く目を開けると、優しい顔をしてた。


ドキッときた。そして、なんか心地いい。


そのあと、私が起きたら、

賢士は何事もなかったかのようだった。



普段とのギャップ、優しさ、

全てがかけ合わさって脳内でグチャグチャしてる。

英語教室の日から、なんか賢士が頭から離れなくなった。


あの声、あの顔。あの仕草。

何故か気になる、なんかいい。

どうしてだろう。


わたしは、好きなのは。馨だよね?…

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