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明治~昭和? リノベーション記  温和な実務家のお節介が、国家をニコニコに変えていくまで  作者: ふじやん
第7章:欧州の火、極東の鉄

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第34話:同盟への贈物と、白十字の誓い

 大正七(一九一八)年、十二月。

 

 台湾・台北。新城邸の奥に広がる緑豊かな庭園には、真冬の帝都では考えられないような暖かな南風が吹き抜けていた。

 

 高く(そび)える椰子の葉が穏やかな日差しを遮る藤棚の下で、数人のうら若き少女たちが、軽やかな綿麻の洋装(ドレス)を揺らして微笑み合う。その透き通るような白い肌と、憂いを帯びた青い瞳。

 

 彼女たちの傍らでは、侍女の装いをした燕が流暢なロシアの言葉を操り、見事な手並みで温かい紅茶を給仕していた。その静かで細やかな所作に、少女たちの顔から異国の地に対する僅かな強張りが溶けていく。

 

 橘響子は、三脚に据えた木箱のような写真機(しゃしんき)の傍らに立ち、手帳に書き留めた不器用な言葉で彼女たちに語りかけた。たどたどしい発音に少女たちがくすりと笑い、そして花がほころぶような穏やかな笑顔を向ける。響子はそっと(ボタン)を押し、凍土の恐怖から解き放たれたその「生きている証」を硝子の乾板へと焼き付けた。

 

 その後方では、財団傘下『極東公論』の撮影班が、手回しの活動写真機(キネマトグラフ)把手(ハンドル)を黙々と、一定のリズムで回し続けている。財団が独自に開発した高精細な白黒の撮影膜(フィルム)は、市中に出回る物の画質とは一線を画す。南国の陽光の下で談笑し、立ち上がり、確かに息をして動いている彼女たちの姿を、極めて鮮明な記録として一本の帯へと焼き付けていく。

 

 庭園の片隅、白い鉄卓の前に腰を下ろしていたニコライ二世は、娘たちの笑い声と撮影機が立てる微かな駆動音に目を細めながら、音もなくペンを走らせていた。

 

 響子が歩み寄ると、彼は穏やかな眼差しを向け、書き終えたばかりの手紙を丁寧に折り畳む。傍らに置かれた真鍮の匙から、溶けた深紅の封蠟(ふうろう)が分厚い封筒の合わせ目へと滴り落ちた。そこへ、幽閉の地でも彼が肌身離さず身につけていた、双頭の鷲が刻まれた指輪の印章が、ゆっくりと、しかし確かな力で押し当てられる。

 

 ニコライが響子に託した手紙の宛名には、一国の皇帝としてではなく、一人の人間としての親愛を込めた愛称が記されていた。

 

『親愛なるジョージィへ。ニッキーより』

 

 大英帝国を統べる国王ジョージ五世にのみ通じる、幼少期からの呼び名。

 

 響子はその封筒を両手で受け取りながら、自らの掌に乗せられた歴史の重みに、小さく息を呑んだ。

 

 

 

 その日の夜。新城邸の離れに用意された客室で、響子は卓上の洋灯(ランプ)(ほの)かな明かりを見つめていた。

 

 手元には、インクの染みが広がり、幾度も書き損じられて丸められた原稿用紙の山。そして、丁寧に紐で綴じられた分厚い草稿(そうこう)が置かれている。言葉の通じない異国の元皇帝一家と心を通わせ、彼らが極北でいかに理不尽な死の淵を歩き、この南風の吹く島でどれほど温かな安寧を取り戻したのか。一人の記者として、己の魂を削るようにして紡ぎ上げた記録であった。

 

 控えめなノックの音とともに、扉が開かれる。

 

「無事に、筆を置けたようだね」

 

 夜着の上に薄手の羽織をまとった新城康政が、足音もなく歩み寄ってきた。

 

「ええ。彼らの息遣いも、凍える夜の恐怖も、すべてこの中に閉じ込めたわ」

 

 響子は疲れた目を(こす)りながら、卓上に並んだ品々を示した。分厚い原稿の束、現像されたばかりの南国で微笑む一家の写真、彼らが動く姿を極めて鮮明に収めた活動写真の巻盤(リール)、そして双頭の鷲の封蠟が押された親書。

 

「康政君。これを盾にして、ロンドンを揺さぶるのね」

 

 響子の問いに、康政は恭しく両手で品々を受け取りながら、ゆっくりと首を横に振った。

 

「いや、脅すような真似はしないよ。相手の弱みにつけ込み遺恨を残すのは、僕たちのやり方じゃない。僕たちが彼らに差し出すのは、魂の救済という名の『贈物(おくりもの)』だよ」

 

 康政の静かな瞳の奥に、若き当主としての深く澄んだ知性(ちせい)が揺らめく。

 

「従兄弟であるニコライを見捨てたという事実は、イギリス国王の胸に、生涯消えることのない(とげ)として突き刺さっている。その棘を、誰にも知られぬ密室でそっと引き抜いて差し上げるんだ。……皇帝一家は極東の地で、穏やかに微笑んで生きておられると。親書だけでなく、彼らが確かに歩き、笑い、生きている姿を映したこの鮮烈な証とともにね。そうすれば、同盟の鎖は二度と解けない」

 

 

「脅迫ではなく、恩義(おんぎ)……」

 

 

「明日、僕たちは船に乗る。この真実を彼らの懐深くで証明するには、誰よりも近くで彼らを見た君の目と声が必要なんだ。力を貸してくれるね」

 

 康政の落ち着いた、しかし確かな熱を帯びた言葉に、響子は力強く頷いた。

 

 

 

 翌朝、基隆港。

 

 欧州へと向かう財団の大型客船『瑞長丸』は、ゆっくりと岸壁を離れようとしていた。

 

 一等区画の展望室には、海原へと広がる冬の穏やかな陽射しが差し込んでいる。深い革張りの長椅子に腰掛けた長身の青年が、手元の分厚い書類の束から顔を上げた。西園寺全権の随員としてパリ講和会議へ同行する、若き公爵・近衛文麿である。

 

「近衛君、久しぶりだね」

 

 聞こえてきた穏やかな声に、近衛が振り返る。そこには、かつて何度も顔を合わせた親友の笑顔があった。新城康政。そしてその隣には、少し照れくさそうに微笑む橘響子の姿も。

 

「康政君! それに橘君まで……!」

 

 近衛は公爵としての繕いを一瞬で脱ぎ捨て、一人の青年として顔をほころばせた。立ち上がりかけて、手に持っていた書類の束を取り落としそうになり、あわてて卓の上に置く。

 

「乗船名簿に君の名前を見つけてね。文麿君が使節団の一員として乗っているなら、出航したらすぐにでも挨拶に行こうと思っていたんだ」

 

「それはありがたい。むしろ僕の方こそ、君の船に厄介になると知って、真っ先に訪ねるべきだったね」

 

 近衛のその飾らない言葉に、康政は小さく首を振った。

 

「なに、堅い話は抜きにしよう。台湾での春休み以来かな」

 

「ああ。新城家の食卓で食べたカラスミの味は、今でも忘れられないよ」

 

 そう言って近衛が口元をほころばせると、響子も思わず笑みをこぼした。

 

「あの時は栗林君も一緒だったわね。近衛君が康政君のお父様のお膳立てに恐縮して、箸を持つ手が震えてたのを覚えてる」

 

「やめてくれ橘君。あれは……その、格式ばった家の出だから、ああいう温かな家族の団欒に慣れていなくてね」

 

 近衛が耳の先をほんのり赤らめながら答える。三人の間に、かつて学友時代に何度も交わしたような、気の置けない空気が流れた。

 

 だが、近衛の視線が、手元の書類の束へとゆっくりと落ちる。

 

「……僕たちはこれから、白人たちが勝手に引いた境界線と、彼らの傲慢な人種差別に、正論という名の楔を打ち込もうとしている」

 

 それはパリ会議へ向けた人種差別撤廃案の草稿だった。近衛の瞳には、若き理想家としての静かな熱が宿っている。

 

「でも康政君。正直なところ、僕にはわかっているんだ。いくら正論を積み重ねても、列強の分厚い壁はびくともしないだろうということが」

 

 康政は、友人の苦渋を受け止めるように、そっと隣の椅子へと腰を下ろした。

 

「文麿君。表の議場で闘う君たちの正論は、決して間違ってはいない。……でも、彼らの壁は正面から叩いても崩れない」

 

「君は、裏から崩せると」

 

「ああ。壁を崩すには、内側から『鍵』を開けるのが一番だからね」

 

 康政の言葉の奥に、数千の命と富を動かしてきた実務家としての底知れぬ覚悟が窺える。近衛はその真意を測りかねながらも、友人の言葉の重みを黙って受け止めた。

 

「いずれパリに着いたら、文麿君の持つその『公爵』という身分と、僕の手札を合わせる時が来るかもしれない」

 

「僕の身分を」

 

 

「世界を動かすための、最後の鍵として」

 

 

 康政の温和な笑顔の奥に、世界地図の裏側を見通すような冷徹な先見の明が垣間見える。近衛は一瞬息を呑み、それから力強く頷きを返した。

 

「わかった。君がそこまで言うなら、必ず意味があるんだろう。……僕にできることなら何でも言ってくれ」

 

 窓の外では、台湾の青い山並みが、波の彼方へとゆっくりと遠ざかっていく。

 

 三人の若者たちが出会ってから、まだ数年に満たない歳月。されど、その短い歳月のうちに彼らが築き上げた友情は、こうして再び世界を相手取るための、静かで固い結束となっていた。

 

 

 

 数日後。瑞長丸は波穏やかな海原を滑るように進んでいた。

 

 外部の目が一切届かない一等貴賓室の扉の外では、阿長が鍛え上げた護衛たちが、足音ひとつ立てずに鉄壁の護りとして立ち尽くす。

 

 豪奢(ごうしゃ)絨毯(じゅうたん)が敷かれた室内には、微かな潮騒(しおさい)の音が届いていた。長椅子に深く腰掛けていたのは、日本政府の使節団を率いる全権代表、牧野伸顕である。

 

 部屋の隅から歩み寄った燕が、白磁の茶器とともに、小ぶりな皿を卓へと置いた。

 

「……ほう。これは」

 

 牧野が目を細める。皿の上には、緑豆の粉を和三盆のように固めた緑豆糕(リュウドウガオ)や、甘酸っぱい果肉を包んだ鳳梨酥(フォンリースー)など、台湾の茶菓子が上品に並べられていた。

 

 牧野は一つを口に運び、温かい茶で喉を潤すと、皺の刻まれた顔に深く安堵の息を吐き出した。

 

「南国の優しい甘味が、出航前の強張った老骨に染み渡りますな。……康政殿の船は、居心地が良すぎるのが玉に(きず)だ」

 

「長旅になりますから、せめて洋上ではお寛ぎください」

 

 康政が微笑むと、牧野は杯を置き、その眼光をすっと鋭くした。

 

「人種の平等、そして赤道以北の旧ドイツ領の確保……。我々政府の人間は、あの華やかな議場で、列強の白人たちを相手に正面から汚れ役を被る大立ち回りを演じましょう。原総理からも、そのように託されております」

 

 牧野は、白髪の混じる頭をゆっくりと下げ、目の前の若き当主へ深い敬意を込めた視線を送った。

 

「ゆえに康政殿。裏の盤面は、どうかお任せしたい」

 

「ええ、承知しております」

 

 康政は黙って深く頷いた。

 

「表の議場は全権たる牧野卿に。我々民間人は、英仏が最も隠したがる金庫と、王室の急所を握り、密室から外堀を埋めてご覧に入れます」

 

 老練な政治家と極東の若き当主による、短い、しかし何よりも固い盟約。牧野は満足げに頷き、ゆっくりと自らの船室へと戻っていった。

 

 重厚な扉が閉ざされた後、窓辺に寄りかかっていた瑞月が、艶やかに微笑みながら白檀(びゃくだん)の扇子を広げた。

 

「あの時、フランスの武官は我々をお人好しの慈善家だとあざ笑いながら、あの書面に仮調印しましたわ」

 

 瑞月の赤い唇から紡がれる言葉に、響子は密かに視線を奪われる。

 

 軍服や燕尾服を着込んだ傲慢な男たちが支配するこの世界で、瑞月は己の美貌と冷徹な知性だけを武器に、彼らを掌の上で転がしている。男たちに媚びるのではなく、その優雅な所作とたった一把の扇子で列強を圧倒するような威厳。響子は同じ女性として、抗いがたい強い憧れと敬意を抱かずにはいられなかった。

 

「マダガスカルにおける共同事業……。採掘された鉱物の利益の五割を現地の行政府へ納め、二割五分を宗主国であるフランスへ。我々は残りの二割五分と資源を適正価格で買い取る権利、そして戦後の航空中継基地の建設を頂く。戦火の最中、喉から手が出るほど欲していた発動機と引き換えに結ばれたあの約束も、戦が終わった今となっては、彼らも反故にしようと躍起になるでしょうね」

 

 その言葉を受け、長机に広げた羊皮紙(ようひし)へ向かっていた劉銘哲(リュウ・メイテツ)が、柔和な笑みを浮かべた。

 

「ええ。戦時の混乱で結ばれた仮調印など、いかようにも逃げ道が作れます。だからこそ、ここで仕立て直しておくのです。慈善に見せかけたあの条件を、国際法の抜け穴をすべて塞いだ、二度と逃げられぬ鎖へと」

 

 劉のペン先が、流れるような筆記体で条文の余白を緻密に埋めていく。

 

「……康政様。お茶のお代わりを」

 

 燕が足音もなく歩み寄り、湯気の立つ白磁の茶杯(カップ)を康政の卓へと置いた。

 

「ありがとう、燕」

 

 康政が柔らかく微笑み返したその瞬間、響子はふと、燕の横顔に目を留めた。常はいかなる脅威も見逃さぬよう刃のように張り詰めている彼女の鋭い瞳が、康政へと視線を向けたその一瞬だけ、春の雪解けのように柔らかく潤んでいた。茶杯から離れる指先の、ほんの僅かな名残惜しさ。

 

 誰に語ることもない、しかし決して消えることのない仄かな熱情。

 

 視線を動かすと、瑞月が扇子の陰でくすりと目を細め、黙って響子の方を見ていた。響子もまた、口元に小さな笑みを浮かべ、密やかに頷き返す。過酷な謀略の旅路にあって、女性たちだけが通じ合えるその密やかな結びつきは、何よりも確かな温もりであった。

 

 

 

 数週間後。フランス南部、マルセイユ港。

 

 スエズ運河を抜けて地中海を渡り切った瑞長丸の甲板から、康政たちは潮風と石炭の入り混じった欧州の空気を吸い込んだ。

 

 彼らが港に降り立つと、そこには船体いっぱいに白十字が描かれた財団の病院船が停泊していた。舷梯(タラップ)の下で一行を出迎えたのは、白衣の上に外套を羽織った橘少佐である。

 

「叔父様……!」

 

「響子か。ずいぶんと逞しい顔つきになったな」

 

 響子が駆け寄ると、医療大隊の責任者として前線の惨状を支え続けてきた少佐は、目元の深い皺を和らげて微笑んだ。硝煙(しょうえん)と、きつい消毒液の匂いが染み付いたその姿に、響子の胸の奥が熱くなる。

 

 康政が歩み寄り、少佐の前で深く頭を下げた。

 

「橘少佐。遠い異国の海で、幾多の命を繋ぎ止めてくれたこと、財団を代表して心から感謝します。言葉も通じぬ戦地でのご苦労は、いかばかりであったか……。皆さんの献身こそが、我々の誇りです」

 

 康政の労いの言葉に、少佐はゆっくりと首を振った。

 

「我々は、助けを求める者に手を差し伸べたまでです。幸いにも、医療団の誰一人欠けることなくこの日を迎えられました。ですが……救えなかった命も数え切れない。大戦が終わったというのに、今は得体の知れぬ流行り風邪が、戦場を生き延びた兵士たちを容赦なく薙ぎ払っております」

 

 少佐の言葉には、医療者としての深い無念(むねん)が滲んでいた。

 

「ええ。ですから、少しでも力になれるよう物資を運びました」

 

 康政が視線を向けると、瑞長丸の船倉から、台湾から積んできた物資が次々と降ろされ始めていた。熱に喘ぐ兵士たちの乾いた喉を潤す台湾の果物の缶詰、猛威を振るう流行り風邪に備えた水分補給の薬液、そして山のような点滴用の生理食塩水(せいりしょくえんすい)

 

 響子は写真機を構え、病院船の中で絶え間なく動き回る医療従事者たちや、物資を運び込む人々の姿を次々と乾板へと焼き付けていった。彼女の傍らでは同行する極東公論の撮影班もまた、活動写真機の把手を黙々と回し、流される尊い汗と救済の現場を、高精細な記録として余すところなく撮影膜へと収めていく。

 

 冷たい海風の中で、康政は少佐の手を固く握りしめた。

 

 

「この前線で、貴方たちが流してくれた尊い汗と無償の献身(けんしん)の対価を、決して各国の政治家たちに反故(ほご)にはさせません。必ず、極東の未来へと繋いでみせます」

 

 

 康政の落ち着いた声には、揺るぎない決意が宿っていた。

 

 

 

 マルセイユの港から、一行は特別急行列車へと乗り継いだ。康政たちを降ろした瑞長丸は、来るべき日に備えて大西洋側の港へと先回りするため、再び汽笛を鳴らして外海へと去っていく。

 

 車窓を流れる景色が、徐々に冬の重たい曇り空へと変わっていく。

 

 やがて列車は、花の都パリへと滑り込んだ。

 

 戦勝国となった連合国の首脳たちが一堂に会し、敗戦国の処遇と新たな世界の境界線を切り分ける「パリ講和会議」の熱狂。各国の外交官や密偵(みってい)たちが街を忙しなく行き交い、華やかな表舞台の裏で無数の思惑が交錯している。

 

 ルーヴル美術館の近くに位置する高級ホテルの貴賓室。

 

 大理石の暖炉では、パチパチと心地よい音を立てて薪が爆ぜている。室内では、燕が音もなく茶器を整え、所定の位置へと音もなく退いた。彼女がそこに静謐(せいひつ)な佇まいで控えているという事実が、この空間におけるいかなる危険も排除されているという証であった。

 

 

「さあ、始めようか」

 

 

 康政は暖炉の火の粉を見つめながら、穏やかに、しかし芯の通った声で呟いた。

 

 表の華やかな議場は、使節団に任せておけばいい。

 

 世界の地図が塗り替えられようとする都の片隅で、緻密な計算と契約書、そして一本のペンによる見えざる陣立てが、今ここに完了した。

読んで頂きありがとうございます。

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