リート>>>討伐隊
イケメンことイーサ君には裁きを…
前回のダイジェスト
討伐隊はイーサと小橋で出オチとなりました
相変わらず俺が一番起きるのが早い。子供の時からの習慣のせいだろうか。
恐る恐るアイマスクを外す。よかった。今日は何もいなかった。
旅の4日目(コールミーにつく前)は朝起きたらまたゴブリンたちに囲まれていた。さすがにゴブリンはなれたので叫びはしなかったが、やはり意識すると寝れないのである。俺は周りを見渡したが、やはり誰も起きていない様子だった。クルトポカルの顔に寄り添って寝ているシリウス。背を枕代わりに使って寝るメディカ。そして尻尾の方で寝ていた俺。クルトポカルの毛はふかふかで温かい。だから、みんなクルトポカルに寄り添って寝るのである。当のクルトポカルは嫌なそぶりは見せず、むしろ自分から近寄っている。ええ子やでほんま。
それはそうと…小橋はどこに行った?いつものクルトポカルの腹のところにいないのだが。俺は立ち上がって周りを見渡すと、小橋がイーサと寝ているのを見つけた。…あんたらいつのまにそんなに仲良くなったん?
ていうか、何であんたらそんなに寄り添って寝てんだよ!…いや、別にいいんだけどさ普通に寝てるだけだろうし。…いや、よくないな。見せられるこっちの気持ちになってみろ!
大体あんたら二人はスペック高杉なんだよ。クソ強いのによ!今までは特に気にしてなかったが、小橋も大概だからな!あーもう朝からいらんもん見た。
そして、もう見ないと心に誓う…が、視界にちらつく。
あーもう!やけ寝だやけ寝!と2度寝をするのであった。
…ところでこの男一つ忘れていることがある
…イーサは自分に向けられた思考が分かるということを
…この男はすっかり忘れていた。…ちなみにイーササイドは・・・
……
なんだかものすごい殺気のようなものが向けられた気がして、目を覚ます。
どうやら、殺気のもとはリートのようである。嫉妬の炎が我を焦がそうとする。今すぐにでも起きて弁明するか、動けるのなら動きたいのだが(それが好手かはしらん)不運にも小橋が我の体に乗っているせいで、何かしようとしたらこやつを起こすことになる。しかたなくイーサは寝たふりを続けるが、リートからの攻撃は止まらない。昨夜は討伐隊を一方的に壊滅させた伝説の龍が今は防戦(?)一方である。
しばらくするとリートは寝たようである。イーサは目を開けるがこの状態だとここからリートは見えない。ちなみにもう一人の攻撃対象になっていた小橋は我気づかずと寝続けている。イーサはリートに一つ思うことがあった。
この男は意外と大胆であると
我の姿を見た人間のほぼ全員が我を恐れ敬う。もしくはただ、呆然と立ち尽くして我ここにあらずとなる。しかしこの男ときたら、出会って早々の感想がイケメンだと⁉確かにそういった感情を我に向ける奴もいるが、それは無知な子供である。こやつは我が伝説の龍と知ったうえであの感想だ。しかも我に対して向けられた感情を読み取れると分かったうえでの今日の出来事だ。『すいません、忘れてました』(リート)
討伐隊のリーダーの男も我の力を知ったら恐れていたというのに…。
みんな起きた朝
「そういえばリートが寝ていたなんて珍しいね」(小橋)
「マ、マテ!」
しかし、時すでに遅し。リートは「ええ。…まあ」と表面的にははぐらかしたが、嫉妬の刃がぐさりとささる。…この男としばらく旅をするのか…
「それとベラまではイーサと一緒に旅をすることになった」(小橋)
(それは今じゃ!)すると皆、「それはありがたい」、「強力な助っ人だな」
といい、リートは「伝説の龍と旅ができるなんて信じられないですよ」と言ってるが、また、嫉妬の矛が我を貫こうとする。ヤメテクレ!
イーサはリートを厄介と思っているが、そもそもの原因は小橋である。小橋がともに寝なければ、小橋が何も言わなければ別に何もなかったのである。小橋のある意味純粋無垢な性格とリートの嫉妬の協力攻撃はイーサにとって討伐隊の何十倍も恐ろしいものであった。
それと、龍に雌雄の概念はない。
だから、リートの嫉妬はイーサにすれば八つ当たりに近いものである。(イケメンだとか小橋と寝ることだとか)
だが、それを言ったら、今度は別の嫉妬が向けられるんだろうな…とイーサは思うのであった。
余談
リート主観のスペック
リート<<メディカ≦シリウス<<小橋<<<<<イーサ
クルトポカル「グルぐらぁ!」(我は⁉)




