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人間も魔物もそんなに変わらん説

しばらくは前回のダイジェストを人物紹介に変えます

今回の紹介キャラ

リート・シルヴァニア

本作の主人公であり身の丈に合ってない「最強」の肩書を作者によってつけられたつけられた15歳の男の子。病弱であり、家にこもりっぱなしだったので外の世界についてはあまり詳しく知らない。趣味は魔法の勉強と読書と図鑑を見ること。リア充に恨み有。旅のメンバーの中では一番まともだと思い込んでいる。

次回は小橋

「あーたどうしたんだ?さっきから?」(メディカ)

「へえっ?むしろ俺変ですか?」

「変だな。何か調子が悪かったらすぐに言えよ。何のために医者がついていると思ってんだ」

そうですか、それなら…

…言えねえなぁ

…言えねえよぉ

…理由が理由だしな。メディカたちからすれば「それは貴様の勝手だろ」みたいに言われるだけだろうからな。でもさ、俺、今までにそういった出会いの可能性すらなかったからな。家の外にはほとんど出られず、もちろん向こうからやってくるなんてこともなく…

本を読んでどれほどあこがれていたかなんてこいつらには分からんのだろうな…。


「…そうだ!イーサに一つ質問があるんだけど」(メディカ)

とメディカが突然歩いている途中に聞いた

「いいけど、なんですか?」

「イーサはα病、天啓の病って知ってる?」

「…そんなふうに人間が呼んでいる専門の単語を使われると困る。特徴を言ってくれ」

「…えっと、簡単に言えば魔法の才能が突然現れる現象と言えばいいのかな?」

「現象か…。ぱっと思いついたのは、魔物の主固体や特別個体化だな」

魔物には同じ魔物でも3種類ある。一つは通常個体。名前のとおり一般的な個体のことである。二つ目は特別個体。特殊な地域に生息し、独自に変化した個体や突然、変異した個体。そして3つ目が主固体。主固体についてはまだ完全にわかりきっていないが、特別な地域に1体だけ現れる個体であり倒しても、また別の魔物が主固体になる。基本的に長生きな魔物が主固体には多い。

「…さすがにありえなさそうだな」(メディカ)

俺も同感だ。だが、イーサは意外にも反論した。

「なぜだ。そんなことはないと思うのだが」(イケメン)

「人間に特別個体や主固体、通常個体なんて聞いたことがない」

「…そもそも、なぜ人間は人間とそれ以外で分けたがるのだ。我からすれば人間も魔物も大して変わらん。だから、魔物にあって人間にないこともないと考えている。つまり人間の主固体化や特別個体化も普通にあり得ると思うぞ。人間は認めないかもしれんが…」

「人間の主固体化か。考えたこともなかったが、案外そう考えたら可能性もゼロではないか」(小橋)

「…それなら、主固体化や特別個体化について何か知ってる?」

「分からん。そこらへんは魔王とかに聞くのが早いと思う。さすがに何かあのおっさんなら知ってるだろうからな」

「伝説の龍って主固体とかじゃないのか?」

「…そこらへんもあまり分からん。だが、龍で主固体の知り合いがいるが、そいつは主固体としての自覚を持っている。我はない。…それと先に言っとくが龍に特別個体なんて概念はないぞ。存在自体が特別だからな」

「そうか、それならもう一つ、魔法を使うと発作が起こる現象について何か知ってるか」

「…聞いたことがない。『魔法が使えなくなる』ではないのか?」

「いや、魔法は使えるんだ。魔力も魔素も十分足りている」

魔力…魔法を使うためのエネルギー

魔素…魔力のもとになるもの、空気中に含まれる

「すまんが全く聞いたことがない。…ただ、魔法が使えなくなる現象は色々あってな、魔力が作れなくなったり、魔素を魔力に変換できなくなるようにすれば簡単に魔法が使えなくなる。それに関して研究が結構進んでいるんだ。魔法が突然使えなくなるなんて、今の世の中じゃ死活問題だからな。そして、一つ分かったことがあるんだ。それはな…」



魔法を使えなくすることって意外と簡単にできるんだよ

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