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次の目的地

シリアスの後?はのんびりとね

前回のダイジェスト

メディカは普通じゃない 以上

しばらくの間、シリウスと優雅なティータイムを過ごしていた。メディカが戻ってきたのは1時間以上たってからであった。俺たちはホルの屋敷を後にした。そして、小橋が指定した宿に向かう。宿は町の外れ寄りにあり、すぐ近くに関所があった。宿の部屋にはすでに小橋がいた。(中に入る前に宿の外にクルポカがいるので先についていることは分かっていたが)

「お帰り3人とも。どうじゃ?上手くいったか?」

小橋がそう聞くとメディカはただ首を横に振った。

「まあ、最初からうまくいくとは思っとらん。安心しろ。私らもそれなりに覚悟してきてるから、大丈夫だ。それよりもリートあんたにプレゼントがある」

えっ、俺に?ついさっき、シリウスからもプレゼントをもらったけど。そんな、俺の困惑は関係なく、小橋は持っているものを隠して近づいてくる。そして、俺の前で止まる。何でそんなかしこまっているんだ?と思っていたら、手渡しできる距離なのにものを床にたたきつけた。


…なんで?


俺は戸惑いながらも、物を見る。そこには『アイマスク』の5文字

「まさか妾も旅で必要な物として、それを買うことになるとは思わんかったぞ」

あー分かりました。要するに起こすなということですよね。それは分かりました。ですが、床にたたきつける必要はどこにあるのですか…

「(気にせず)それで、メディカや。次はどこに行くつもりなんだ」

「順番は考えてない。ラパスとクシャーラは絶対に行く。後は…ベラも行きたい。昔がだめなら現代について詳しいやつに聞いてみたい」

「科学都市のガンザラとかもありなんじゃないか。現代文明なら」

すると、メディカとシリウスは頭を抱える。

「…みごとに4方向に分かれましたね。どこから行きましょうか…」

クシャーラはここから東北東に位置する都市で歩いて一か月以上かかる。ガンザラはここから真南にあり歩いて2週間程度なのだが…

「どうも南の街道を伝ってくる商人が、ここ最近来ていないようだ。街道で何かがあったのだろうな」(小橋)

ラパスは北にあるため来た道を戻るようなルートになる。追手に出くわす可能性が高いため却下。ベラは西にありここから1週間もあればつくそうだ。そのため、次の目的地はベラかクシャーラとなる。

「それじゃあ、ここから近い西のベラからだな。今日聞いた感じだと、…おそらく『あれ』に間に合うはず。そしたら楽にラパスに行ける」

『あれ』とは何か尋ね、小橋が答えようとしたが

「…いや、それはお楽しみにしとこう。一生に一度経験できるかどうかのものだからな」

と言ったきり、シリウスが聞いてもメディカが聞いても教えなかった。

「明日の朝一にはここを出るんだから、早めに寝な!」

とお母んのように注意し、当の本人は真っ先に眠りについていた。

…ところで、安心しきっているようで悪いけど、俺たちの相手は魔物だけじゃないよな。


宿の中だからと安心できるわけじゃ無いことをこの小娘は分かっているのだろうか…

きりがいいので次回は別のお方のお話

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