狂瀾怒涛
先日、PV数の確認方法を知り、とっくの前に3桁目に突入していた様子でした。…驚きました。
皆様、読んでいただきありがとうございます!
今回はメディカ?が暴走します
前回のダイジェスト 天啓の病 以上
メディカを残して部屋を出る。どうしようかと二人で顔を合わしていると、先程とは別の使用人がやってきて
「お取込み中ですか。それなら、客間に案内しますのでついてきてください」
「あーた、いったい何の話だ?くだらんことなら帰るぞ」
「あんたのことを思っての気遣いだろうが。わかっておるくせに…」
目の前の医者はニヤッと笑う。無邪気さと不気味さを半分ずつ持ち合わせたような笑みであった。
「…とりあえず、そちらの状況を説明してくれや」
メディカは淡々と話す。しかし、どこか興奮しているような抑揚を隠しきれてはいなかった。内容はまあすごいことを考えたものだ。
「無謀だな。本気で何とかなると思っているのか?」
「いったい、どの面してそんなこと言ってるんだ?自分の挑戦がどれほど無謀と嘲笑されたのか、忘れたのか」
医者は悲しそうな顔をした。一方で憐れんでいるようにも見える。
「なぜ、自分の命さえ賭けてそんなことをする?」
「前にも言ったはずだ。患者を救う…」
「なぜ、あの男。…いや、はっきり言うぞ。なぜ『天啓の病』にこだわる⁉」
「…別に『天啓の病』にこだわっているわけではないんだがな。話すと少し長くなるから、二人に菓子類をだしてくれ」
…すべての始まりは200年前のあの日だ。この世界で初めて正式な魔法使いが誕生した。そいつ一人ならよかったが、魔法に目覚める方法も解明され、魔法使いは日を追うごとにつれ増えていった。また、魔法の研究も始まった。火の魔法、水の魔法、風魔法、土、雷、氷…。そしてとうとう回復魔法が生み出された。…最初はよかったさ軽い擦り傷程度しか回復できなかった。医者が見るまでもない傷などに使われるだけであった。しかし、研究は急速に進んだ。そして、わずか10年足らずで治療法が確立されているすべての病さえも治せるようになった。回復魔法は便利なものである。道具は必要ない。魔力さえあればどんな患者も治せる。時間も少なくてよい。今までは薬や矯正などで何日、何週間も必要だったのが、回復魔法なら1日で大体終わる。お金も安い。…当たり前だな。なんせ日数も道具もいらんのだから
メディカは哀しそうな顔をしながら話し続けた
「…医者はいつしか不必要、時代遅れだと言って淘汰されてしまった。…当然なのかもな、なにせ、回復魔法に何一つとして勝ってないからな」
「ただ、唯一どうしようもなかった産婦人科を除いてな」
「医学が何百年もかけて積み上げたものを」
「回復魔法は数年で乗り越え、ぶち壊した!」
メディカは声を荒げ、立ち上がった。その目は怒りで染まっていた。
「だが、私は思うのさ!今まで、時間をかけていたものが」
「魔法ならものの数秒でできてしまう。果たしてそんなことがあり得rのかと!」
「私は思うnさ!ありえないと!回復魔法は完璧ではないtと!」
「私ワ!そu思いt続けた!そんなトキにda!」
もうそこには先ほどまでの可憐さはどこのもなかった。言葉はますます強くなっていった
「回復魔法で治すことのdeきなかった病の存在を知った!」
「魔法でも治せなかった『天啓の病』をワタシが治sたら!」
「医学は回復魔法を超えるのではないかっと!」
「医学が再b神の学問とシテ魔法を超エ!医者を時代遅れとして笑った愚民dmを笑い返せるのでわないかと!!」
医者の顔はいつのまにか狂瀾と興奮で埋め尽くされていた。医者は全身を使って天を仰ぎ笑う。医者の不養生とはよく言ったものだ…。さらに体をそこから135度ほど前に傾け、目線を合わせる。動作はますます激しくなっている。なにかに憑りつかれているとでもいうべきだろうか。いや、これはなにかに憑りつかれている。
「…お前は誰だ」
静かに聞いた。医者は動きを止め
「あんたは分かってるくせに」
と同じようなトーンで答えた。少し落ち着いたのだろうか。しかし、そう答えた彼女の顔は未だに狂気に半分満ちていた…
(また、一人見守らんといかん奴が増えたなぁ…。わしはいつになったら安心して死ねるのだろうか)
厄介な弟子?の成長を見守るまで死ねないと言い聞かせ続けた結果、とうとう平均寿命を超えてから20年近くたった今でもまだまだ現役である。
それはそうと、この感じだと説得は無理だな。とっくの昔にブレーキが壊れとる。身内だけの動乱で終わればよいのだが、考古学を学び続けたわしにいわせりゃその程度で収まるはずがないと断言できるのだがな…
予定よりもだいぶ暴走させすぎました…
それと、コールミーは4話で終わる予定でしたが5話になってしまいました




