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コールミーⅡ

前回のダイジェスト コールミーについた。…ほんとにこれ以上書くことがない

「さてはあーた、全然理解ってないな!(ビシッと指さす)」

…活用形?便利だなそれ

「そうだな…じゃあ、あんたに銀貨4つ(4000円ぐらい)やるから、あそこにある雑貨屋っぽいところの青い指輪を買ってみろ(といい銀貨を渡す)」

俺が突然の出来事に困惑していると

「あーた、買い物とかも多分したことないだろ?物は試しだ、やってみろ。それとも、15歳の箱入り娘の『初めてのお使い』にしては少々ハードか?」

俺は今すぐにでもこの女に魔法を使ってやりたいと思った。そんな気持ちをぐっと抑えつつ、俺は言われたとおり、雑貨屋に向かう。

「…前から思ってたけどあんた、なかなかに辛辣だな」

「女一人はいろいろ大変なのさ」

「…理由にあんまなってない」


俺が、雑貨屋の前に止まるとすぐに店主と思われる人が、

「ヘイ!そこの兄ちゃん、この店を選ぶなんて良い直感をお持ちだね!」

「…はぁ…(俺はシリウスに言われただけなんすよ…)」

「そんな兄ちゃんにはいいもの紹介するよ!例えばこのツボ!これはこっからずーっと南にある工芸都市のライムで作られた、超がつくほど希少なもんさ!最近、南のほうの情勢がが好ましくなくてね。流れてくる量が激減してるんだ」

「…あっ、あの(ただ、指輪買いたいんすよ)」

「だが、偶然にも俺には気の利く取引先がいてね、希少性が上がってる今なら高く売れると踏んで大量に流してくれた。おかげで金貨1個以上は余裕でするが、ここなら銀貨9個で買えるぜ!」

ちなみに銅貨100→銀貨10→金貨1である。金貨1個は10000ちょっとぐらい。

「あのー…指輪を買いたいんすよ(そもそもツボを買うお金ないんすよ)」

すると、店主はさっきまでの気さくさはなくなり、真剣(マジ)の顔になった。えっ、俺なんか変なこと言ったの?

「…あんちゃん、ただもんじゃねえな。この指輪の良さに気づくとなんてな…(と言いつつ赤い指輪を持つ)」

「それじゃ…」

「この指輪はな、300年以上の歴史を誇るクラーン家の逸品でだな…」

「(なーんか長くなりそうなので)違います。青いのをください」

すると店主の体がピタッと止まった。しばらくしたのち

「…あんちゃんほんとにナニモンなんだ⁉。俺のセールストークに惑わされず堂々としてられるなんて!」

「…ところでおいくらなんですか?それ」

「…銀貨7つだ。だが、あんちゃんすげえからな銀貨6つにしてやるよ」

…あれ?全然足りんぞ?シリウスさん、値引かれても足りませんやん

「すいません。いま、銀貨4つしか持ち合わせてなくて…それで買えたりできませんかね?」

「なにご冗談を。この都市に来て銀貨4つしか持ってないなんてありえませんよ」

「そういわれても事実なんですよ。中見ますか?」

店主はシリウスからもらった麻袋を確認する。中にはもちろん銀貨4つしかない

「さすがに嘘だろ。ポケットの中にもないんか」

もちろんない。店主は未だ信じていない様子であったが

「…しかたねえ。なら、銀貨4つにしてやるよ」

いいんですか。と驚く俺にシリウスたちがやってきて

「あいかわらず、元気にやってんな。おっさん」

「シリウスか!…なるほど、あいつの弟子なら納得がいくね…」

「いや、まったく関係ない。こいつ、取引するの初めてなんだよ。俺的にはあんたらのペースに飲み込まれると思ってたんだが…こいつが無知で天然すぎたな」

「馬鹿には賢い戦略は通用しないですか。…それよりもあんたが銀貨4つしか持たせないのが問題だろ。最初から最安値近い価格で取引する気しかないじゃないか」

たしかに、俺は銀貨6つ持ってたらその時点で買うかもな。それより…

「この指輪はなんなのですか?」

「それは、奇石を使った指輪さ。最近は奇石の流通も少なくてね。特にあんたが買った魔法のサポートをする奇石は武器にも防具にも便利だからな。昔は銀貨4つが平均価格だが、今は大体5つ以上はする。それなのにあんたときたら…」

「さすがに俺も商人だからな。高値で買わされてるのを無視できん。まあ、そのツボも買ってやるからそれで許せや」

「いいぜ。一つ銀貨9個だ。いくつ買う?」

「何言ってんだ、買ってやるから安くしてくれや。銀貨6つ」

「あほか!仕入れ値とほぼ変わらねえじゃないか!銀貨8つだ」

「早くそいつら売り切りたいんだろ。もう少し下げてくれ。銀貨7つ」

「…ひとつ銀貨7つと銅貨8つだ。これ以上は下げられん」

「わかった。なら、それを4つで一つのセットで3つ買う。だから、一つ31.2銀貨だな。それで端数は切り捨てて31銀貨。3つで93。これでどうだ?」

「…相変わらず商売うまいな。いいぜ取引成立だ」

「あーたとは大違いだな。話す量がほとんど変わらん。つまり相手にペースをつかませてない。さすがは商人だな」

ここでは、これが基本ってわけか。こりゃ確かに本来なら何を高値で買ってしまうかわかったものじゃないな。でもすんません。俺、無一文なんですよ…

取引のシーンって楽しいですよね。(会話が多くなってしまいますが)

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