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ハングアップお姉さん openthedoornewwnrld  作者: やましたゆずる
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第8章 飛鳥投資用マンションを買う

飛鳥は茉央の家に居候して3日目の朝を迎えた。朝はいつも6時に起きてパンとコーヒーで済ませ、近くのジムへ行き汗を流した。帰りスーパーカスミでビールおつまみを買ってデニーズでランチのコースをルーティンにしていた。茉央は仕事を辞めていた。飛鳥は和田社長の所へ電話をした。「つくば市内に売りマンションか物件を紹介してくれ!」と頼んだ。「それなら、大手の不動産屋の方が良い。」と言われ、ある大手不動産屋を紹介された。「一色不動産の石川さん。を頼ってみて。」そう言う話だった。飛鳥は、車に乗るとつくば市の中心にある、紹介された一色不動産を目指した。始めて来る地域で凄く発展しているのにびっくりした。マンションが多く建つ地域だった。ナビの案内が終了した。駐車場に車を入れて不動産屋の自動ドアをあけた。「いらっしゃいませ。」店内にいる従業員が声をかけてくれた。カウンターに女性が老婆の対応をしているのが見えた。一番声をかけやすそうだったので応対中にもかかわらず、「石川様はおられますか?中西と申します。」飛鳥は女性に言うと嫌な顔をせずに応対してくれた。女性は「石川さん。お客様です。」内線で呼び出してくれた。すぐに階段を下りてくる男性が見えた。飛鳥と目が合った。「中西様でございますか?和田さんから連絡いただきました。中古マンションか中古物件を探しているとかで。」石川は、座ると飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。お茶を出してくれた。「はい。お忙しい中申し訳ありません。投資しようと思いまして、良い物件があればマンションがいいかな?これから東京都でも展開を考えておりまして?」飛鳥は、石川の顔を笑顔で見た。「投資でございますか?つくば市内に只今5件ほどあります。1500万円から4000万円になります。ご覧になりますか?ご案内致します。」石川は飛鳥の顔を笑顔で見た「はい。是非。」飛鳥は石川の顔を見て優しく微笑んだ。すると隣の商談中の老婆が急に泣き始めた。飛鳥は少し耳を澄まして会話を聞いていた。「年寄りには貸す部屋はないというんですか?お金ならあります。保証人もおります。」老婆は後期高齢者とみられ泣きくずれていた。応対している女性も困った様子だった。飛鳥は、マンションを購入してこの老婆に貸そうと考えた。1件だけ安いマンションを買おうとこの時思った。「中西様、ご案内いたします。行きましょう。ここから近い順番で周ります。まずはこの物件です。ヨークタウン内で価格は3500万円、3LDKです。こちらは投資にはうってつけです。お勧め物件です。築10年です。次に行きましょうか?竹園です。こちらは価格は3400万円、3LDKです。築15年です。次に行きましょうか。吾妻になります。価格は3000万円になります。3LDK.築20年になります。次は春日です。こちらの価格は3000万で3LDKになります。築20年です。次は天久保です。こちらの価格は1800万円です。2LDK築30年です。次は松代です。こちらの価格は1800万円、3LDK築30年です。次は並木です。こちらの価格は2900万円3LDK築10年です。以上になります。」石川は飛鳥の顔を見た。「気に入った物がありましたか?」石川は飛鳥の顔を見た。「はい。ヨークタウンの物件と最後の竹園の物件と松代の物件の3件をお願いするわ。現金でお支払いします。」飛鳥が言うと「現金でですか?」石川が驚いた声を出した。「事務所に戻りましょう?契約いたしますか?」石川は飛鳥の横顔を見た。事務所に着くと石川が書類を持って飛鳥の前に座った。「石川さん。私、今、住所不定なんですが大丈夫ですか?新築の家を上河原崎に建てている最中なので和田社長の所です。住所登録はしてありますが?後、先程のおばあちゃんどうなさいましたか?わかれば教えていただけないでしょうか?私が松代のマンションを貸そうと思いまして!」飛鳥は石川の顔を覗いた。「たぶん、審査の段階で落ちたと思われますが?聞いてきます。」石川さんは先程、おばあちゃんに応対していた女性と話すと用紙を手に戻って来た。「中西様、申込み書類が残っていました。名前は野原和子さん78歳独身との事です。この用紙差し上げます。電話番号も書いてあります。どうぞ!お持ちください。」石川は飛鳥に用紙を渡した。「石川さん、個人情報流出でうっえられませんか?」飛鳥が石川の顔を見て微妙な表情を見せた。「石川さんからうまいこと言って呼び出してもらえませんか?まずいと思うので宜しくお願いします。」飛鳥は用紙を返した。「中西様、それではこちらの契約に移ります。こちらが部屋の見取り図とこまかな組合費、修繕費等が書いてあります。よく読んで下さい。ヨークタウンの物件が3500万円、竹園の物件が3400万円、松代の物件が1800万円すべて税込みです。合計8700万円になります。お支払いが確認次第取り引き成立になります。」石川は飛鳥の顔を見た。「はい。分かりました。書類にサインします、お金は書き終えたらすぐに振り込みます。」飛鳥は石川の顔を見た。「これ、組合費、修繕費は毎月払うものですよね。入居者が払うものですか?」飛鳥があまりにも高い組合費と修繕費にびっくりして石川に問いかけた。「入居者が決まらないうちは中西様が支払います。だから家賃をおさえないといけないです。借りる人がいなくなっちゃいますから?でもこれからつくば市は人口の増加が期待されますが大船に乗っていて下さいとは言えないのが現状です。」石川が飛鳥の顔を見た。「固定資産税もかかりますし。バカになりません。まだ、株の方がよろしいんじゃないでしょうか?」石川は助言をしてしまい、しまったという顔をした。「有り難う御座います。私が決めた事ですから、さっきみたいなお年寄りに貸しても良いし。」飛鳥は後悔が頭を過った。が、契約書にサインをした。「お金振り込みますね。」飛鳥はそう言うとスマホを操作し始め指定された口座に8700万円を振り込んだ。「石川さん。入金完了いたしました。確認してください。」飛鳥は石川の顔を見た。石川はパソコンを確認して経理に内線を入れた。「中西様。ご入金確認出来ました。権利書を発行いたします。登記簿は後日、とりに来て下さい。先程のお婆さんにはこちらから中西様に電話するようにお伝えします。野原和子さんと言います。」石川は飛鳥の顔を見た。「わかりました。今日は有り難う御座いました。失礼します。」飛鳥は、自動ドアを出た。石川が「有り難う御座いました。」頭を下げて飛鳥を見送った。飛鳥は、3件のマンションの1室のオーナーになった。この後、東京都新宿のマンション1室と西麻布のマンションの1室も買った。どちらの部屋の入居者が早速決まった、飛鳥には嬉しい誤算だった。つくばのマンションも春の転勤の家族の入居者が決まり毎月の家賃収入だけで結構な金額になった。野原和子のお婆さんには家賃を無料で貸し出した。ただし、管理費、修繕費の3万円の負担だけはお願いした。飛鳥の副業は順調に進んだ。茉央は独自のシステム開発の会社をたちあげた。自宅を事務所にした。ネットに広告を出して大々的に始めた。まずはホームページの作成から乗り出した。

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