第28章 刺客が放たれた
茉央の運転でつくばサーキットを出て帰路についた。板東インターチェンジから1区間だけ圏央道を走った。茉央は、GRヤリスRZのレスポンスに感動しながら運転した。「車を運転するねが楽しいよー!」茉央はハンドルを握り叫んだ。「でしょう?でもねえ!あまりスピード出さないでよ。つかまっちゃうから。」飛鳥が茉央の横顔を見た。でも、茉央はお構えなしに100キロ前後で飛ばした。あっと言う間につくば西スマートインター出口まで走った。そこから鬼ケ窪モータースは目と鼻の先だった。鬼ケ窪モータースに着いた。飛鳥が事務所のドアを開けて「こんにちは!昨日は有り難う御座いました。」飛鳥は社長の顔を見ると「いらっしゃいませ。その姿じゃつくばサーキット走ってきたな?」社長が飛鳥の顔を笑顔で見た。「今日、ジュジュさんと平さんも走っていました。社長、今日は、新規のお客連れて来ました。」飛鳥が社長の顔を見るとおくから天宝喜さんが出てくるのが見えた。「そうだったんか?ジュジュと平君も居たか?お客さんって友達か?」社長は鳩が豆鉄砲を食らったような顔を見せて「どうぞ!二人とも座って!遅れましたけど焼き肉ご馳走様でした。」社長は二人の顔を見て優しく微笑んだ。「実は、今日、私、飛鳥のつくばサーキットでの走りを見ていたら私も走りたくなって、やってみようかな?と思って車の購入の相談に来ました。GRヤリスエアロパッケージにしようかな?と思ってます。」茉央が社長の顔を見て優しく微笑んだ。「GRヤリスエアロパッケージか?悪くはない!でも運転出来るか心配だ!」社長は茉央の目を見つめた。「大丈夫ですよ。今、つくばサーキットからここまで飛鳥のGRヤリスRZ運転してきましたから?良い車ですね。」茉央は社長と飛鳥の顔を見てニヤリと笑った。「そうですか?それでは大丈夫かな?話し進めますか?カタログはこれです。」社長がカタログを出して来た。「価格は5882200円です。ディーラーオプション55000円でこれは必ず付けて下さい。我々もディーラーとのお付き合いがあるので。総額5987200円です。これに任意保険を加入してください。現金払いですか?ローンですか?ローンなら金利がかかります。多分、本日注文されても納車は2ヶ月から3カ月半後になります。よろしいですか?よく考えて来て下さい。」社長は茉央の目を見つめた。「もう、良いです。即決します。」茉央が社長の目をじっと見つめた。「車体の色はこの5種類からお選びください。車内内装色も選べます。カタログ見てください。赤は飛鳥さんと一緒です。」社長は茉央の目をじっと見つめた。「このグレイ系のプレシャスメタルは特別色で50000円プラスになります。どの色にしますか?」社長は茉央の目をじっと見つめた。「黒にします。」茉央が言った。「内装色も黒になる。賢い選択だ?下取りの値段もあまり下がらない。」社長は茉央の目をじっと見つめた。「あ!そうですか?良かった。」茉央は出されたお茶を一口飲んだ。「こちらの書類をよく読んでにサインを下さい。」社長は茉央の目を見て優しく微笑んだ。「GRヤリスエアロパッケージ、色黒、内装黒、現金一括。納車自宅。オッケーです。」茉央は一つずつ確認してサインをした。これで契約成立。天宝喜さんが任意保険の話しがあるというので茉央は話しを聞いてこちらもサインした。「社長、ジュジュさんが言っていたんですがエアロって必要ですか?」飛鳥が聞くと「要らない要らない。強いて言えばリアスポイラーのトムスの110000円くらいで良いのあるぞ!今ついているの小ぶりだろう?デカくするとカッコいい!それだけでいいぞ!頼むか?」社長はカタログを見せて飛鳥に問いかけた。「はい。お願いします。」飛鳥は社長の目を見つめた。「塗装、工賃はサービス。お客様紹介してくれたお礼だ。」社長は飛鳥の顔を見てニカッと笑った。「有り難う御座います。いつもすいません。」飛鳥は社長に頭を下げた。「社長、帰ります。有り難う御座いました。今日は紬さん、お休みですか?見えないので?さようなら。失礼します。」飛鳥が社長と天宝喜さんに頭を下げた。社長と天宝喜が「紬は休みだ。有り難う御座いました。」と言って。頭を下げて二人を見送った。茉央が運転席に座った。「飛鳥、飯でも食って帰るか?何処にする?」茉央が飛鳥に尋ねると「サイゼリヤ」飛鳥が言った。「よし、サイゼリヤいくぞ!松代だよな?」茉央はハンドルを切った。「はい。」飛鳥が言った。サイゼリヤに着くと駐車場がかろうじて1台分空いていたそこにバックで止めた。店内に入れず並んでいた。茉央は名前を書いて呼ばれるのを待った。順番が来て席に着いた。飛鳥は、マルゲリータとドリアを頼んだ。ドリンクバーも頼んだ。スマホの2次元コードで注文する方式だった。茉央はサラダとチキンとライスにした。飛鳥が商品番号を入力し注文完了。飛鳥が「茉央先輩、何飲みますか?」尋ねると「コーヒーお願い。」一言発した。飛鳥が席を立ってドリンクバーコーナーでコーラとコーヒーを取って席に戻った。混んでいたので料理がくるのが遅かった。茉央と飛鳥はドリンクをおかわりした。今度は茉央が取りに行った。「飛鳥コーラでいいの?」茉央が尋ねた「はい。お願いします。」飛鳥は返答し、スマホを見ていた。その頃、紬は仲間の茉白と柚葉とトムキャットハッカー一味はFBIが出張って来ている事を知り緊急会議をしていた。トムキャットはしばらく鳴りを潜めてしまう。しばらく待つと料理が出て来た。「頂きます。」茉央と飛鳥は合掌し、ホークを持った。「飛鳥、230キロのスピードって怖くない?」茉央がサラダを口にし、聞いて来た。「うん。全然怖くないよ。周りの景色が止まって見えるよ。大げさじゃないよ。茉央先輩も体験すればわかるから快感に変わる瞬間がそこにあるんだ。茉央先輩車くるのが楽しみだね。サーキット走るには40000円くらいかかるライセンス取得が必要です。年間費込みですが。後、ヘルメット、レーシングスーツにブーツにグローブに100000円以上かかるからね。それに最近高いガソリン、そんな感じです。マークとの恋はあきらめてしまうんですか?私、先輩がマークに恋心をいだいているの知ってますよ。上手く行けば良いのにと思っていますから。」飛鳥は茉央の目を見てニヤニヤした。「本部長の言う人間観察力ね。応接しています。頑張れ!」飛鳥は茉央の目を見てニヤリ微笑んでエールを送った。「そっか?バレていたか?仕方ないほんまやから。結婚も考えているからね。重い女かな?ところで飛鳥は良い男いないの?」茉央も飛鳥の目を見つめた。「男として素敵だなと思っているのは、天宝喜さんの旦那様の琢磨さんと鬼ケ窪モータース社長の鬼ケ窪豊さんとファミリーホームの和田勤社長だけだな?顔じゃない人間性の話だよ。」飛鳥は茉央先輩顔を見てニヤリ微笑んだ。「そうか?ちょっとビックリしたけど飛鳥っておっさん好きなんだと?そんな訳ねえか?アハハハ!」茉央は冗談を言って笑った。その頃、韓国では、キムウギョンの死を知り、サムスンとLGとヒュンダイは業務がすべて止まり、一生懸命にシステムエンジニア達が新しいシステム構築に尽力を注いで復旧を試みていた。サムスンでは、次の刺客を日本に送る算段をしていた。3日後にFBIからウギョンの遺骨が送られてくる。サムスン会長は、リジョンヒョクとパクジクンの二人の汚職警官崩れの刺客にGOを出した。韓国FBI本部のトムギャラクシー捜査官とジョンアダムス本部長はその動きを察知して空港で二人に網を張っていたが二人に裏をかかれ釜山から船で福岡へ入ってしまった。韓国FBI本部も2名でやっていた為、完全に裏をかかれた。その頃二人は「ご馳走様でした。」合掌し食事を終えて車でエキスポ大通りを自宅へ向かって茉央がハンドルを握っていた。「飛鳥、悪いんだけどしばらくこの車私に貸してくれない?明日から仕事だよね?」茉央が懇願した。「茉央先輩も仕事じゃん?」飛鳥は分かりきっていた事を口にした。「仕事終わって家に帰って来た時、GRヤリスを眺めてニヤニヤ妄想したいからさあ?」茉央は飛鳥の横顔をチラリ見た。「いいよ。乗り回しても。」飛鳥は茉央の横顔を見てニヤリと笑った。変な人だな?と心の中で思った。「茉央先輩変わったね。今日一日で別人に変わったよ。今まで車なんか興味なかったのに?」飛鳥がボソッと言った。車は飛鳥の家に着いた。飛鳥はヘルメットを手にして降りると茉央が運転する真っ赤なGRヤリスのテールライトをみながら見送った。飛鳥と茉央の軽自動車を横目に玄関を入った。お風呂の給湯器のスイッチを入れてお風呂にお湯をはった。リビングのソファーに腰掛けテレビを見ていた。「つまらねえな?」と一言言った。カノンの音楽とともにお風呂が沸きました。呼び出しの声がした。リビングでレーシングスーツを脱ぐと下着姿のまま洗面所に行って下着を脱いでお風呂に入った。身体を綺麗に洗ってお風呂へ足から入ってゆっくりと目を閉じるとつくばサーキットでの絵が脳裏に浮かんだ。そのまま、ウトウト寝てしまった。足が無意識にビクリとして目が覚めた。お風呂を出てシャンプーリンスコンディショナーで髪を洗って風呂を出た。冷蔵庫からビールと棚のうまい棒納豆味を3本取ってリビングのテーブルの上に置いた。つまらないテレビを消して横になってスマホを片手に必殺仕事人のドラマを見ながらビールを開けた。ビールを一口飲んだ。「うめえなぁ!」声を出してうまい棒をかじった。「これがまたうめえなぁ!」と言ってオヤジ状態になっていた。飛鳥は必殺仕事人が大好きだった。「これ、見た事あんなぁ!でも良いか?」飛鳥は独り言を発しながら必殺仕事人を見た。藤田まことさん演じる中村主水がめちゃ好きだった。中条きよしさん演じる三味線屋の勇次も外せなかった。背中の南無阿弥陀仏がしびれた。やっぱり飛鳥はオジ専だった。まだ、本人は気づいて居なかった。
茉央がサーキットを走る話は草案には無かったお話です。後から付け加えられました。今後二人のバトルが始まりますが今回は描きません。機会あれば外伝にでもしたいと考えます。作者。




