第23章 マークとの接触がアダになつた刺客に狙われる
次の日、二人はつくばエクスプレスに乗っていた。グロックG19を胸に忍ばせていた。銃弾を違うバックに入れて手に下げていた。秋葉原駅に着くと後ろから怪しい女が付いて来ているのに気付いた。茉央が先に気づき飛鳥に声をかけた。「後ろの黒の服装の女さっきから私達をつけているから気をつけよう。」と耳打ちした。アジア人女性だった。茉央があえて不審者に接触を試みた。前に進む足をわざと止めて立ち止まり後ろからくる不審者に声をかけた。「姉ちゃん。さっきから私達の後つけてるけど何か用?生命ほしかったらもうついてくるな!」茉央そう言って胸の中にしまってある銃をチラリ見せた。「チェンジャン(ちくしょう)」と言って、不審者はその場でたじろいだ。言葉はハングルだった。「不審者は韓国人だ?多分丸ゴしだ大した事ないけど侮れない。仲間うちでこられると太刀打ち出来ない。」茉央が飛鳥の顔を見てニヤリ微笑んだ。「今日の拳銃の練習はしっかりやらないとな?飛鳥!マークさんに指導してもらおう!」茉央は気合が入っていた。新宿に着いた。不審者は追ってこなかった。指定された住所に行くと5階建のビルだった。飛鳥はわざわざ家を造らせなくともここで良かったじゃん。と内心思ったが口にはしなかった。ドアを開けて室内に入るとワンフロアに机が2個と応接室があるだけだった。「こんにちは。」茉央と飛鳥はマークさんに挨拶をした。「こんにちは。昨日はご馳走様でした。本部長も饅頭喜んでましたよ。」マークが二人の顔を見た。奥の大きなデスクに女性が見えた。「いらっしゃい。茉央と飛鳥ね。エミリーウィリアムズです。これからよろしくね。それと饅頭ご馳走様でした。美味しかったわよ。いつもここに来る時は買ってきてね。楽しみにしています。挨拶は要らないわ。あなた達の事はすべてわかっているから。今日はガンの練習なのね。地下に練習場があるから使って頂戴。でも気をつけてね。始めては怪我する人多いから。グロックG19は小さな銃だけど跳ね返りはかなりあるから可愛い綺麗な顔を傷つけないでね。頑張って頂戴。もう、中国から3兆円ふんだくったの聞いたわよ。韓国は多分無理ね。あの国、貧乏だから。人間が腐りきってるしね。あまり期待出来ないわよ。アメリカ人から言われるなんて本当に最低ね。アメリカ人もえばれた人種じゃないけど。マークちゃんと教えてあげなさい。特に肘の使い方ね。」エミリー本部長はマークの顔を見てニヤリと笑った。「本部長行ってきます。」マークが本部長にウインクをした。三人はエレベーターに乗った。地下まで行くと部屋は薄暗かった。目標の的だけがこうこうと明るくまぶしかった。人の全身を模した紙が張ってあった。茉央が1番レーン。飛鳥は3番レーンに入った。マークが的を自動で遠ざけた。「銃のココをココに重ねて狙いを定めてトリガーを引けば銃弾は出る。その時肘を車で言うサスペンションみたいに自由にしておけ。チカラを込める必要はない。私が見本を見せる。この銃はオートマチックだから銃弾を込める必要はない。装弾数はチャバーに1発マガジンに15発の合計16発だ。マガジンを外す際はこのレバーをこう言うふうに引けばマガジンが取れるそして銃弾を込める。安全装置はトリガーセーフティでトリガーを引けば自然に解除する。こうだ!」マークは2番レーンに入って銃を構えて的を50メートルまで下げた。マークは16発すべて撃つと的を自動で引き寄せた。的を見ると額と心臓に16発すべて命中していた。「薬莢がここからでるが熱いから気をつけてね。絶対に触らない。君達は10メートルで良い。茉央から撃って見ろ!」マークが言うとマガジンを入れて的に向かって銃口をむけて構えた。16連発で額と心臓を撃った。しかし、命中したのは16発中、15発だった。1発は左目にあたっていた。「茉央さん。始めてにしては上出来だ。才能がある。器用だな!次は飛鳥さんも10メートルだ。」マークは的を10メートルにまで動かした。飛鳥はマガジンを装填して半身に構えた。狙いを良く定め発砲した。16連射だ。射ち終わると肩でハアハアと息をしていた。マークが的を飛鳥の目の前まで下げてよく見ると額と心臓に16発命中していた。それを見て飛鳥の顔に笑みがこぼれた。「全部命中、飛鳥さんは、才能ありだ。合格だ。」マークが飛鳥の顔を見て笑顔で微笑んだ。「射撃したら必ず掃除をする事、これでこうやって銃身を良く磨く。本当は分解してやる方法が良いのだがなかなか、元通りに組み立てられないのがつねだ?メンテナンスは必要だ暇な時は銃弾を入れないでウエスで綺麗に磨け。」マークは二人を見つめた。「マークさん。もう一度やらせて下さい。」茉央が口をとがらせマークの顔を見た。飛鳥に負けたのが相当嫌だった。「私も今度は20メートルでお願いします。」飛鳥も茉央に張り合った。「それじゃあ私も20メートルでお願いします。」茉央が言い換えした。まずは、3番レーンに飛鳥が入り銃を半身で構えた。大きく息を吸った。マークが的を20メートルの位置に移動させると飛鳥は狙いを定めトリガーに指をかけた。ためらわず、16発連射し大きく息を吐いた。肩が大きく動いていた。マークが的を目の前まで引き寄せて見ると額と心臓に16発命中していた。それを見て飛鳥は「快感」と一言発した。それを聞いた茉央は鼻で笑った。「茉央さん。鼻で笑ったりしてはいけません。だいぶ優秀です。褒めてあげて下さい。」マークが怖い顔で茉央を見た。茉央が1番レーンに入って銃を構えた。マークが的を20メートルに移動させると茉央は大きく息を吸って集中し、良く狙いを定めトリガーを引いた。16発連射し、茉央は大きく息を吐いた。やっぱり肩で息をしていた。マークが的を目の前まで引き寄せて見ると額と心臓に16発命中していた。「茉央さんも優秀です。最高です。本当に二人とも銃を撃ったのは初めてなんですか?」マークが二人の顔を見ると二人はニヤニヤしながら「前回の留学の時に街の射撃場で毎日撃たせてもらいました。」二人とも同じ答えを言った。「そうなんですね。だから上手いのですね。どう見ても初めてじゃないからビックリしました。」マークは笑いながら二人を顔を交互に見た。「わかった。終わろうか?」マークは二人の顔を交互に見た。「はい、久しぶりに射ちました。有り難う御座いました。」二人はマークに頭を下げるとマークが的を2枚ずつ二人に渡した。「FBIの初記念品だゆ。家の壁に張っておけ。」マークはニヤリと笑って二人を見た。三人は1階の事務所へ上がるとウィリアムズ本部長が机に向かってパソコンを打っていた。部長は三人で気づくと「どうでしたか?結果見せてよ。」本部長二人を見てニカッと笑った。二人は的を本部長に見せた。「本部長?二人は銃の経験者でした。留学の時街の射撃場で撃っていたらしいです。」マークが本部長の顔を見ると「あら!そうだったのね?役に立ったわね。腕前なかなかじゃない?おみごと!」本部長はニカッと笑って二人の目を見た。「ねえ、座ってよ。後、そこに給湯室があるからコーヒー淹れてくれないか?スティックコーヒーがあるから飛鳥ちゃん頼んだ。」マークが飛鳥の目を見た。「はい。わかりました。」飛鳥は席を立って給湯室に向かった。綺麗にしてあった。安心した。コーヒーカップには本部長とマークの名前の入ったマグカップがあり来客用はシンプルなカップだった。ケトルが電源に刺さって置いてあった。アメリカ人らしいと思いクスクス笑った。マグカップにスティックコーヒーを淹れてお湯を注いだ。トレイにマグカップを4つ載せてまずは本部長に出した。そしてマークに出して茉央に出した。自分の前に自分の物を置くと飛鳥は「ヨイショ」と言ってソファーに腰を下ろした。「マークさん。今日、秋葉原駅で韓国人の女につけられまして何もなかったのですが、これから心配です。なんで私達の事わかったんすかね。」茉央がマークの顔を見ると「悪い多分俺のせいだ。先日つくばに俺が行っただろう、そして、三人でランチした。奴らはそれを全部見ていたんだ。俺がつけられていたんだよ。ごめん。危ない目に合わせた。奴らはつくばの君達の家も把握済みだ?銃弾宅配すればよかったよ。ごめんなさい。」マークは困り顔でしきりに二人に頭を下げて謝った。「襲われた時の対処方法はどうします?射ちあいになったとかナイフで切られたとか?」茉央がマークの顔を見るとマークは「そうならないために我々がここにいるんだ!こっちで対処するがもし、相手を撃ったら警察に届けてくれ、我々の事は警察も知っている。バッチを必ず携帯し、それを見せろ。多分君達のデータも警察に行っているから。安心しろ!韓国の支部に問い合わせしてみるから、どんな女だった。簡単な特長教えてくれないか?」マークが茉央の顔を見た。「特長?ロン毛、目がつり上がってあごは尖っていた。左唇の横に大きなホクロがあった。インテリって感じ!」茉央はそう言うとマークは走り書きでメモをとると電話をした。韓国支部へと問い合わせた。「こちらで何かあったら処分するか良いか?」マークが強い口調で言った。「韓国支部もマークしていた。政府に飼われた犬で殺し屋のキムウジョンという女らしい。こっちに来ないよう、感じで処分するから安心しろって事だ。キムウジョンを始末すれば第2弾は来ないだろう?万が一来たら君達で始末しろ!頼んだが気をつけろ!多分韓国からの入金はないと思え。平和的解決を望んでいないのがわかった。」マークは二人の目を見つめた。「明日も来るか?練習に?」マークが二人の目を見つめた。「はい。勿論です。」二人は声を揃えた。「今日は終わりにする。」マークが二人を見て「ご苦労さま。まだまだこれから覚える事多いな。我慢しろよ。これでランサムウェア攻撃は終わったな?これから毎日ここに10時に来るように俺が捜査のノウハウを叩き込む。怖いぞ!靴はスニカーにしろ!洋服は洒落たものならなんでも良い。」と言った。「マークさん。本日は有り難う御座いました。また、明日よろしくお願いします。」二人はマークを見て頭を下げた。「ウィリアムズ本部長。本日は有り難う御座いました。勉強になりました。」二人は本部長大きく頭を下げた。「明日から二人はこちらに出勤するのね。期待しているわよ。二人は基礎がすでに出来ているから大丈夫だわ。明日から人の観察と尾行の訓練ね。難しい事ないわよ。」本部長は二人の目を見つめた。「失礼致します。さようなら。」二人はそう言うとドアを出て行った。「ご苦労さま。」本部長は二人の背中に声をかけた。「マークさん。二人のデスク用意してね。新しいの頼んであげて下さい。」本部長はマークの顔を見て言った。マークはすぐに何処かに電話してデスクを2つ頼んだ。午後3時頃事務所の前にトラックが停まり業者が2人でデスクと椅子を運び入れた。マークはおく場所を指示した。本部長の前に並べて置いた。




