第14章 茉央飛鳥宅に訪問する
つくばサーキットで走った次の日、茉央がガトープーリアのズコットとワインを持って飛鳥宅に来た。駐車場が2台埋まっていたので門の前に車を停めた。インターフォンが鳴ったのは午前11時だった。「茉央です。飛鳥、久しぶり?」茉央がインターフォン越しに言った。「いらっしゃい!」飛鳥が玄関を開けて門まで出た。「外観は家とまるっきり一緒だね。ねえ!車買ったの?2台停まってからさあ?」茉央が飛鳥の顔を見た。「うん。買った。レース車だよ。昨日、つくばサーキットを走って来てさあ!快感だった。詳しい話は後ですっから。」飛鳥は茉央の顔を見てニコニコした。「どうぞ中に入って!」飛鳥は茉央を家に招き入れた。スリッパを並べて置いた。「お邪魔します。あら!うちと同じ間取りね。家電も一緒だわ。これで4330万円?こっちの方が土地が安いのね。500万円違う。」茉央は、飛鳥の顔を見た。「これ、お土産ガトープーリアのズコットだよ。ならんで予約券取ったゎだから、こっちが安い赤ワイン。後で食べよう。」茉央は飛鳥にお土産を渡した。「茉央さんの家は駅近で一等地だから高いんだよ。学校も近いし。これから結婚して子供が出来たら好立地だね。ここは学校まで相当歩く小学校も中学校も。だから雨の日とか可哀想?私、結婚しないけど?」飛鳥は茉央の顔を見てニヤニヤした。「でも、良い男出来たらわからないわよ。出会いがないか?お互い。」茉央が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「昨日、つくばサーキットでライセンス講習を受けたんだけど、ライセンス受けてる野郎どもみんなチンケな奴ばかりだったもの!ただ、天宝喜さんの旦那さんがイケメンで凄く優しかった。色々丁寧に指導してくれた。ああいう男なら良いなぁ?趣味は車とピアノとオーケストラ鑑賞だってさあ。素敵だよね。ピアノ演奏はプロ級らしいこんど聴かせてくれるって楽しみ?」飛鳥はニコニコしながら茉央の顔を見た。「あんた、前進してるじゃない?でも不倫は駄目よ。」茉央は飛鳥の日を見つめた。「茉央さん、マロに会ってくれる?2階にいるよ。連れて来るから。」飛鳥は立ち上がり2階へあがるとすぐにマロを抱っこして下りて来た。「茉央さん。この子がマロです。抱っこしてみますか?どうぞ。」飛鳥はマロを茉央に預けた。「マロちゃん。初めまして茉央です。宜しくね。」茉央がマロに声をかけた。マロは茉央の腕の中でゴロゴロ言い始めた。「あら!この子、人に慣れてるのね。安心しちゃって!可愛い。」茉央はマロに顔を近づけた。「駐車場入れなかったよね。後2台分増設してもらえるか和田社長に頼んでみる。」飛鳥が言うと「門の前に停めた。大丈夫だよね。まだ、家全然建ってないしね。ここはこれからだね。あっと言う間に家が建つよ!」茉央が飛鳥を見た。「飛鳥の家が一番早いくらいだね。裏、両隣空き地だし。古株になっちゃうね。新しい人に色々教える立場だね。面倒くさい。」茉央が飛鳥の顔を見た。「マロ、ママの所へ来なさい。お姉さん疲れちゃうから。」飛鳥はマロを返してもらった。「飛鳥、ズコット食べよう!ワイングラスある?」茉央が言った。「茉央さん。ワイングラスないわ。コップで良い?」飛鳥は茉央の顔を見て苦笑いした。「良いわよコップで。包丁とお皿ある?」茉央が飛鳥に言った。「包丁100円ショップのだけどあるよ。お皿も同じ。」飛鳥は苦笑いを浮かべ茉央を見た。「上等!上等!うちもそうだよ。アハハハ!」茉央は飛鳥の顔を見て大声で笑った。茉央はキッチンに立ってズコットを4等分に切った。飛鳥は棚からコップとお皿とホークを出した。綺麗にもう一度洗ってダイニングテーブルの上に置いた。茉央は切ったズコットをお皿にのせた。飛鳥はワインを開けた。コップに半分注いだ。二人は椅子に座り乾杯をしてワインを一口飲んでズコットを少しホークで一口サイズに切って口にした。「うわぁ!柔らかくと美味しい。癖になりそう?エクレアも美味しかったし。」飛鳥は目を丸くした。「美味しいよね。私、だいぶ食べたよ。1時期テレビでさわがれたらしい、その頃は行列で凄かった見たい。今より買えなかったって聞いた。」茉央が言った。「そうだったんだ?私達ラッキーだね。」飛鳥は笑顔で茉央を見た。「これからランサムウェア攻撃再開するよ。私パソコン持って来たから一緒にやろう!」茉央が飛鳥の顔を見た。「はい。わかりました。真面目にやらないとマイケルからドヤされるから?」茉央は飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「そうだね。一週間に1件はやらないと駄目だね。今、世界的にハッカー攻撃がふえてるからね。ねえ、知っている?トムキャットってグループ。マイケルの話では日本人グループみたいな事言っていますよ。正体不明とか?」茉央が飛鳥の目を見つめた。「日本の企業と韓国の企業を荒らしたらしい。トムキャットは企業や政治家から裏金の1部をちょろまかして、老人に配ったらしい。令和のネズミ小僧を名乗っていたみたい。」茉央がズコットを口に入れながら言った。「サーキットの話聴かせてよ。どうだった?楽しかった?あの車、速いの?私、車の事知らないからおしえて。」茉央は飛鳥の顔を見て尊敬の眼差しで見つめた。「もう、一言で言うと快感!だった。180キロで飛ばせるんだよ。一般道では無理だよね。自分の度胸を試せるのよ。このコーナーは攻めようとかね。ブレーキはかけないで曲がろうとか。まだ、他車とのバトルは出来ないけどやれたら楽しさ倍増しそうだよ。綺麗なサーキットだし、走っている人も多い、事故が起きたりした。私と同じ日にライセンスを取った人が事故ちゃて、車は壊れちゃうし、コースは使えなくなっちゃうし、初日から中々見ない光景を私は見たみたいだわ。私の車中古でやっぱり走り屋の人が改造した車なんだ。天宝喜琢磨さんからってイケメンの彼の車を400万円で譲って貰ったんだよ。トヨタGRヤリスRZって世界ラリー選手権で何回も優勝している車でね。だいぶ、琢磨さんが改造した車なんで凄く速いし運転しやすいよ。後で運転してみる?」飛鳥は茉央の顔を見た。「うん。運転させて、あんた、散財始まったわね。」茉央が飛鳥の顔を見てニヤリと笑った。「せっかくなら使わないと私、貧乏性だったからあまり使い方分からなかった。だから必要な物は買うし趣味にもお金使おうと考えるようになっちゃた。マンションを7件買ったあたりから考えが変わったね。」飛鳥は茉央の顔を見た。「良いじゃない!貸しマンション事業、全部埋まっているの?この前迄6件じゃなかった?」茉央が飛鳥の顔を見た。「東京の原宿に良い物件があったから即決した。2LDKの小さなもの、そこもすぐに入居が決まって芸能人が住んでる。家賃だけで毎月これくらいはあるよ。400万円..」飛鳥は指を4本立てたた。「結構あるね。1件は無料で貸しているけどね。慈善事業ね。悪い事してるんだから1つくらいは良い事しなくちゃね。」飛鳥は茉央の顔を見てニヤリと笑った。「茉央さん。私のレーシング姿見てよ。」飛鳥はそう言って、1階の6畳の洋間に入って行った。レーシングスーツに着替え、グローブをつけて、シューズを履いた。最後にヘルメットをかぶって、リビングに出た。茉央がソファーでワインを飲みながらくつろいでいた。「茉央さん、どうよ。カッコいいでしょう?中々似合ってない私。」飛鳥はポーズをとって見せびらかした。「あんた、スタイルが良いから似合ってるわね。カッコいいよ。ヘルメットの下の顔が見たくなるっていうか?そんな感じ。その姿であの車ドライビングしてるのね。びっくりだわ。悪くない。頑張れ!今度見せてドライビングしてる所。」茉央は笑顔で飛鳥を見た。「是非、行きましょう?」飛鳥はヘルメットをぬいで茉央の顔を見て優しく微笑んだ。「私は、あまり興味ないかな?」茉央は飛鳥の全身を下から上へなぞって見た。「最近、ユーチューブを見ていて女性がパチンコをしている動画あるの見た事ある?愚痴りながら何十万円と負けているんだけどたのしそうにやってるから私もやってみっかなぁと思っている所だよ。飛鳥は興味ないよね?」茉央が飛鳥の顔を覗いた。「私は興味ないけど1回くらいはやってもいいかなあとは思う。今度行きましょう。サイエンス通りにパチンコ屋さんにあったよね。名前は分からないけど。」飛鳥は苦笑いを浮かべ茉央を見た。「そう、明日あたり行かない?エヴァンゲリオンやってみたいんだけど。1,2万円で出れば最高なんだけどそれとラッキートリガー引ければ尚良し。」茉央は早速誘って来た。「明日か?和田社長の所へ行こうと思っていたんだけど今日電話で済ますから別に良いよ。」飛鳥は茉央の顔を見て笑顔で微笑んだ。「そうか。付き合ってくれる?私がお金貸すから。」茉央はそう言ってニヤニヤした。「お金はいいわよ、それくらい。私、ルール知らないから後でネットで調べて理解して置くから。ワイン飲んでランサムウェア攻撃しよう?」飛鳥は茉央を見た。飛鳥はマロを抱っこしパソコンルームへ向かうと茉央もパソコンを持って初めて来た家なのに勝手がわかってるように部屋のドアをあけた。同じ作りの家だからわかっていたのだった。「どこをターゲットにするか決めて来たから聞いて、媚中企業をやろう!私がイオン株式会社、飛鳥がニトリ株式会社をやろう。飛鳥メールアドレス送るわね。」茉央がケーブルをルーターに差し込んだ。しばらくすると飛鳥のパソコンにメールが届いた。ニトリ株式会社のメールアドレスだった。「いくら請求する。思い切って200億円にすっか?」茉央が言うと「200億円ッスか?飲みますかね。」飛鳥が言うと「中国からたんまり貰っているんだから構わん。」茉央が飛鳥の顔を見た。「それじゃあ!300億円でも良いじゃないッスか?」飛鳥が言うと「そうだね。今回はそれで行くか?マイケル達もこの企業の情報はほしいだろうから?」茉央が言うと「それどういう意味ッスか?茉央さん。」飛鳥は茉央の顔をまじまじ見た。「知らなかったか?ごめん。アメリカは日本の企業の情報が欲しいのよ。すべて、企業の情報を盗んでるのよ。」茉央が飛鳥の目を見つめた。「そうだったんッス!」飛鳥が茉央の顔をまじまじ見た。「もし、捕まったら外患誘致罪で死刑じゃないッスか!」飛鳥が茉央の目を見つめた。「私らのは武力じゃないから多分セーフだけど裁判官によってはハッキングを武力とみる奴がいないと限らないから安心出来ねぇな!まず、捕まらねえし。安心しろ!ハングアップお姉さん。アハハハ!」茉央はそう言って大声で笑った。飛鳥もつられて笑った。「媚中企業のお前達のシステムを預かった。返して欲しければ以下の口座に300億円入金しろ円でたのむ。入金確認とれ次第システムはそっくり返す。早い決断を望む、システムが止まればお前達の企業は営業出来まい。開店休業だな?トップが利口なら早く解決させるのが得策だ。キュラソーバンク12345に入金しろ。世界的ハッカー集団デスペラードだ。」と脅迫文を打ち込んでopenthedoornewwnrldと打ち込んでエンターキーをポチットな!1分もしないでメールを開けたブザーが鳴った。茉央はガッツポーズを作り「ヨッシやー」叫んだ。多分、イオン全店システムが止まりパニックになっているに違いない。そう考えると笑いがとまらなかった。次は飛鳥の番だ。「お前達媚中企業をいわしたる為、システムを乗っ取った。人質として300億円を要求する。以下の口座に入金すればシステムは完全な形ですぐに解放する。キュラソーバンク12345に入金すればシステムは返す。早い決断を望む。世界的ハッカー集団デスペラードだ。以上。」openthedoornewwnrldとパスワードを入力しエンターキーをポチッっとな押した。すぐにメールを開けたブザーが鳴った。飛鳥はガッツポーズを作り「ヨッシやー!貰った。」と叫んだ。するとスマホをとりファミリーホームに電話をした。「和田社長ですか?上河原崎の中西です。ご相談がありまして、駐車場を増設していただけませんか?前回と同じ物で結構です。」飛鳥が話すと「明日あたり来られませんか?」和田社長から返事があった。「午後なら行けると思います。」飛鳥は返事をして電話を切った。「良いよね。」飛鳥は茉央の顔を見た。「いいよ。私も行くよ。」茉央が飛鳥の顔を見た。その時、銀行よりメールが来た。茉央のパソコンにはイオンより300億円の入金があったと。飛鳥のパソコンにはニトリから300億円の入金があったと今回は約20分での解決だった。始まって以来最短の入金だった。お店関係はシステムを止められると大変苦労する事がわかった。二人はガッツポーズをして抱き合った。そして、二人はマイケルに気持ち5億円ずつ振り込んだ。マイケルからサンキュー、グッドラックと相変わらずの返事が来た。




