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ハングアップお姉さん openthedoornewwnrld  作者: やましたゆずる
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第13章 飛鳥つくばサーキットを走る楽しみを知る

約束の時間の8時5分前に鬼ケ窪モータースの事務所にに行くと天宝喜さんと見た事のないイケメンが二人で話をしていた。「おはようございます。」飛鳥がドアを開けて二人の顔を見て挨拶をした。「中西様、おはようございます。旦那の琢磨です。連れて来ました。」メイが飛鳥の顔を見た。「おはようございます。天宝喜琢磨(あまぼうきたくま)です。君が中西飛鳥さんか?GRヤリスが欲しいと言う女の子は、つくばサーキット走りたいんだって?その赤のレーシングスーツお似合いですよ。」琢磨が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「今日は宜しくお願いします。あとあの中古のヤリス、売っていただけるんですか?新型もカッコいいですね。」飛鳥は琢磨の顔を見てニコリ微笑んだ。「新型も良いけど、あれ、買ってもらえるとたすかるんだけど?昨日、妻とも話しをしたんだけど、今日決めてくれるなら400万円でお譲りするけど?お金は後でも良いよ。なんか?試乗したんだって?どうでした?」琢磨が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「最高でした。俄然欲しくなりました。キビキビ走ってくれますよね?」飛鳥は琢磨の顔を見て優しく微笑んだ。「400万円で譲ってくれるんですか?」飛鳥は琢磨の顔を見てニヤリと笑った。「うん。良いよ。それで、」琢磨は飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「それでは、買います。決まりですね。」飛鳥は即決した。「ありがとう!決まりだな。飛鳥ちゃんって呼んでいいかな?」琢磨が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「良いですよ。飛鳥で私は琢磨さんと呼びますね。」飛鳥はそう言ってニヤニヤした。「メイ。保険は大丈夫かな?他車運転特約付いているか?飛鳥ちゃんの保険。」琢磨がメイの顔を見た。「うん。確かついているよ。弁護士費用もついている。はい、これ、キイ、あなたから渡してあげて!」メイが琢磨の顔を見た。「飛鳥ちゃん。他車運転特約付いているからサーキット走れるぞ!ライセンスは何時からだ?はい、これ、GRヤリスのキイ、ありがとう御座いました。大切に乗ってね!」琢磨はキイを渡し飛鳥の顔を見た。「はい、確かに受け取りました。ライセンス講習は10時からです。」飛鳥は琢磨の顔を見た。「紬ちゃん来たら出よう!」琢磨は飛鳥の顔を見た。そこに紬が出勤して来た。「おはようございます。みなさん、早いですね。」紬が三人の顔を見た。「紬ちゃん。中西様があのGRヤリス買ってくれましたよ。」メイが紬の顔を見た。「それは良かったです。サーキット仲間が増えましたね。」紬が三人の顔見見てニヤリと笑った。「今日は仕事ですか?三人でつくばサーキット行かないですか?」琢磨が紬の顔を見て優しく微笑んだ。「飛鳥ちゃんがライセンス受けると聞いたから休みもらったから休みだよ。私も行くよ。たまには天宝喜さんと走りたいですね。私、59秒893ベストリザルトで走れるようになりました。」紬が琢磨の顔を見てニヤニヤニヤした。「俺は、58秒777ベストリザルトです。まだ俺の方が早いな?」琢磨は紬の顔を見てニヤリと笑った。「ベストリザルトってなんですか?」飛鳥が琢磨の顔を見て不思議そうな表情を見せた。「ベストリザルトって、つくばサーキット2000コース一周のベストタイムって事。飛鳥ちゃんは初心者だから1分10秒代で走れれば御の字だ。」琢磨が飛鳥の顔を見て、薄笑みを浮かべた。8時30分には鬼ケ窪モータースの事務所を三人はつくばサーキットに向かい出発した。おのおのの車を運転した。飛鳥は買ったばかりのGRヤリスRZのハンドルを握った。紬はNSXタイプSのハンドルを握った。琢磨はGRヤリスエアロパッケージのハンドルを握った。先頭に紬のNSX続いて飛鳥のGRヤリス最後に琢磨のGRヤリスと一般道をつくばサーキットへと向かった。つくばサーキットに着くといつもより駐車場が車でいっぱいだった。ライセンス講習があるからだ。いつもは停まっていない駐車場だったので紬はびっくりした。三人は受付に顔を出した。飛鳥は「ライセンス講習です。」と告げると係員が「中にどうぞ」と飛鳥の顔を見た。係員が紬と琢磨の顔を見ると「いつもご利用有り難う御座います。タイムアタックですね。トランスポンダーは必要ありませんね?」係員は二人の顔を見るとニヤリ微笑んだ。二人は「要らない。」と一言発した。「申し訳ございません。本日はライセンス講習がありまして、終了後、コースが混雑いたします。ご了承下さいませ。」係員は二人の顔を見た。「わかった。それまでにタイムは出しておく!」紬が係員の顔を見てニヤリと笑った。「飛鳥ちゃん。講習頑張ってな?私達。コース走っているから。」紬が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。二人は車に乗って車検場に向かった。車検場に入るといつもの係員が「君達か?車検は軽くやっておく。どこかイジったか?後今日は、コースに3台走っているから気をつけてな?」係員は二人の顔を見た。「NSX異常なし、GRヤリスエアロパッケージ異常はし、トランスポンダーOK、マフラーOK.タイヤOK、ヘルメット、レーシングスーツ、ブーツ、グローブもOK問題なし。GO!シグナルは使いますか?」係員は二人の顔を見て優しく微笑んだ。二人は、「宜しくお願いします。」と係員に頼むと車に乗った。3台がホームストレートを駆け抜けて行くのを確認するとコースに入って、スタートラインに2台が並んだ。内側に紬のNSX、外側に琢磨のGRヤリスエアロパッケージでシグナルがグリーンに変わるのを待った。二人はグリーンシグナルに変わった瞬間アクセルを踏み込んで第1コーナーに琢磨が先に入った。遅れた紬は、「流石だな?琢磨さんと。バカヤロー!」と車の中で叫んだ。紬は琢磨のGRヤリスエアロパッケージのお尻を眺めて走る展開になった。s字コーナーで距離を縮めて第1ヘアピンでテールツーノーズ状態になり琢磨のGRヤリスエアロパッケージを煽った。ダンロップコーナーで琢磨を捉えるとアジアコーナーで抜き去った。第2ヘアピンでお尻につかれてテールツーノーズになった。バックストレートで琢磨のGRヤリスエアロパッケージを突き放した。最終コーナーを回ってメインストレートでだいぶ引き離し紬は勝利を手にした。まだ、NSXの方がチカラがあった。その頃、赤のレーシングスーツとブーツを履いた姿でライセンス講習を受けて居た飛鳥は、モデルになっていた。教官より「みなさん、コースを走る時は、必ず、このようなスタイルでドライブしてください。」教官が飛鳥を一番前に立たせてヘルメット、グローブもつけていた。受講者から「はい。わかりました。」一斉に返事が教室にこだました。飛鳥は、ヘルメットとグローブを外して、席についた。「有り難う。」教官は飛鳥に頭を下げた。飛鳥は走る気満々だった。その頃琢磨と紬がバトルをしている事を知る由もなかった。何か走っている音は教室には届いてたあた。それから、注意事項、危険走行、規則などの話があり講習が終わった。「中西飛鳥さん。ライセンス講習終了いたしました。ライセンス証を発行致します。本日はご苦労さまでした。本日から走る事でぎますが。どういたしますか?トランスポンダー必要なら受付に言って下さい。」係員が飛鳥の顔見見た。「勿論、走ります。トランスポンダー必要です。」飛鳥は係員の顔を見た。ライセンス講習を受けた中から本日は、10名ほどコースで走るのがわかった。飛鳥はトランスポンダーを借りに受付に行くと係員がトランスポンダーと説明書をくれた。「装備は大丈夫ですか?車検場で車検を受けて下さい。」係員が丁寧に説明した。飛鳥は建物を出て、車に乗って、車検場へ向かった。車検場に入ると係員が2名居た。「こんにちは!宜しくお願いします。」飛鳥は係員に頭を下げた。「ライセンス証の提示をお願い致します。中西飛鳥さん。初めてですか?トヨタGRヤリスRZですね。最近、この車で走る人増えてますね。係長?」係員が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「トランスポンダーのつける位置わかりますか?こちらでお付けしますよ。」係員が飛鳥の顔を見た。「お願いします。」飛鳥が係員に愛想笑いをした。「分かりました。これから車の点検に入ります。重要な所はタイヤの山とマフラーの音です。ブレーキパットもですが大丈夫ですか?」係員が飛鳥の顔を見た。飛鳥は愛想笑いを見せてうなずいた。「ヘルメットOK、レーシングスーツOK、レーシンググローブOK.レーシングシューズOK,車検もOK。今日は新人が多いのでドライビング気をつけて下さい。あまり無理しないで。」係員が飛鳥の顔を見た。その時、「飛鳥ちゃん。終わった?」琢磨が後ろから声をかけて来た。「飛鳥ちゃん。最初の1周は俺が運転するから隣で見てろ!」琢磨が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「君達、知り合いか?天宝喜さんがついていれば大丈夫ですね。」係員が声をかけた。「それじゃあ!行こう。」琢磨が運転席に乗って、飛鳥が助手席に乗って、4台の車をやり過ごし、コースに入った。「紬さんも走っているんですね?」飛鳥はやり過ごした車の中にNSXを見て、琢磨に尋ねた。「うん。走っているから、飛鳥ちゃんはあの車達に気をつけてドライビングしてくださいね。紬ちゃんは速いよ。スタート位置で停まるから。」琢磨はそう言ってスタート位置に停まった。「よし!行くぞ!GO!」琢磨がアクセルを踏んだ。タイヤは滑る事がなかった。飛鳥は後ろへ身体が持っていかれた。「第1コーナーはブレーキを踏んでスピードを抑えてギアダウンをしてください。アウトからインにハンドルを切ってね。こんな感じで。慣れたらインに突っ込んでいいから。」琢磨は優しく言った。「次はs字コーナーなるべくブレーキは踏まないようにハンドル捌きだけでアクセルを細かく踏んでこんな感じで見える?」琢磨は足元を見せた。「はい。分かりました。」飛鳥は琢磨の足元を見て返事をした。「 次は第1ヘアピン。ここもブレーキは踏まないで走れれば最高!ラインどりは真ん中から入って下さい。最初は慣れないといこないからそれで行こう?慣れたら自分の思うがままでいいから。第1ヘアピンを抜けるとダンロップコーナーここもブレーキは踏まない。でも危ない時は別。ここを抜けると80Rコーナーここもブレーキは踏まないで!s字コーナーからここまで6速で走れればベスト!5速でもかまわない。次は第2ヘアピンだギアダウンをして止まんなかからコースをとれ、そしてバックストレートでアクセル全開出来れば最高だ!180キロは出せるぞ!思いっきりアクセルを踏め!そして最終コーナーはそのままアクセルを踏んでホームストレートで180キロまでぶんまわせ!飛鳥ちゃん。ほら、メーター見てみ?180キロ出てるぞ!よし、もう1周俺が運転するからよく見て俺のドライビングから何かを学べ!」琢磨はそう言って第1コーナーのインを責めた。第1コーナーを立ち上がると前に3台の新人達が運転する車が見えた。「こう言うふうにコースが混雑したら無理に抜こうと思わないで後ろからじっくり皆の運転を見るのも勉強になるぞ!俺は、皆の後ろ付いていくからな。」琢磨が言うとスピードを落とし前の3台にリズムを合わせた。「あッ危ない」琢磨が叫ぶと第2ヘアピンでS15シルビアとGRヤリスエアロパッケージが前で接触してガードレールに突っ込んだ。あっと言う間の出来事だった。それを横目に通り過ぎた。係員が5人出て来て処理にあたっていた。後ろから救急車が来た。赤旗が出てコースは使えなくなった。「俺、初めて見たわ赤旗?」琢磨がポロっと呟いた。琢磨はそのままピットに入った。紬が居た。ミネラルウォーターを飲んでいた。「紬ちゃん、赤旗が出たわ!びっくり!俺達の目の前で事故った。第2ヘアピンだ!」琢磨が少し興奮して紬の顔を見た。「赤旗、私も初めてですわ!これ飲んで。」紬は二人にミネラルウォーターを手渡した。「今日は珍しくレストランやってるから飯にしますか?」紬は二人の顔を見た。「有り難う御座います。」飛鳥が紬に頭を下げて水を口にした。「有り難う。この時間に昼飯良いな。ここのレストランやっていたんだな?俺初めてだよ。」琢磨は紬の顔と飛鳥の顔を交互に見た。「私、お腹空いた。行きましょう。」飛鳥は二人を誘った。「私もお腹空いた。朝食べてないから?」紬も賛成した。「俺も腹減ったからこんなチャンスないから是非。」琢磨も二人にのった。三人は車をピットの中に置いてレストランへ徒歩で向かった。お店の中に初めて入った。なかやか洒落たレストランだった。三人は席に通された。メニューを見て、飛鳥はショウガ焼き定食、紬も同じ、琢磨も同じだった。「今、コース入れないだろ?事故ったドライバー二人とも軽傷だったみたいだ。車は駄目だな?」後ろの席で食事をしていた二人の男性の会話が聞こえた。しばらく待つと料理が出て来た。「うわぁ美味しそう。頂きます。」飛鳥が合掌し箸を持って肉を口にした。「頂きます。」紬と琢磨も合掌し箸を持って肉を口にした。丁度食べ終えた頃、アナウンスでコースが使えるようになったとあった。「ご馳走様でした。」三人は一緒に合掌し箸を置いた。三人はレストランを出てピットに向かった。ピット脇に先程事故った、S15シルビアとGRヤリスエアロパッケージが無惨な姿で置いてあるのを横目で見て通り過ぎた。「あのGRヤリスエアロパッケージまだ新車だぞ!車検が3月だった。ぶち下ろしの車じゃん。もったいない?慣れてなかったんだな?飛鳥ちゃんも気をつけてドライビングしてね。」琢磨がボソッと言った。「だいぶ混んでるから飛鳥ちゃんの走りを2〜3周見たら終わるね。今日はタイムでねえ!」紬が言った。「俺は飛鳥ちゃんに最後まで付き合うよ。」琢磨が飛鳥の顔を見た。ピットに帰ったら3人の男性と2人の女性が立ち話をしていた。紬がNSXのドア開けるとその中の1人が紬に近づいて来て、「昨年の元旦レースに優勝した。枳殻紬さんですよね握手お願いします。」男性が紬の顔を見て優しく微笑んだ。「はたい。そうですが。」笑顔で紬はグローブを脱いで素手で握手をした。「勝負してもらおますか?32GTRです。つくばサーキット歴3年です。」男性は紬の目を見つめた。「いいよ。やろうか?皆さんごめんなさい。勝負するからコースにはいらないでくださいね。そして、サーキット本部へ電話してシグナルの作動をたのんだ。」紬が皆の顔を見渡し車に乗った。2台の車が爆音と共にピットを出て行った。32GTRを運転する桜井と言う男性がインコースにスターティングに32GTRを停めた。紬はアウトコースに車を停めてシグナルが青に変わるのを待った。2台ともアクセルをふかしてシグナル青を待つと青に変わった瞬間2台は第1コーナーをめざし突進した。かろうじて紬が第1コーナーを征した。それを観覧席に座って見ていた、琢磨と飛鳥と桜井の仲間達が声をあげた。「うお~!NSXが前に出た。」琢磨が口を開いた。「勝負あったな?」桜井の仲間の小松と言う女性が口にした。「どう見ても32GTRはNSXには追いつけないし、抜く事も出来ねぇな?」琢磨が口にした。「そうなんですか?まだ、始まったばかりですよ。」飛鳥が琢磨の顔を見た。「いや!もう勝負は決まったんだよ。あのNSXはバケモノなんだ。せれに紬ちゃんのこのコースを知り尽くす経験がある。ただ、32GTRのドライバーのドライビングテクニックと車の改造を知らんから走りしだいではわからんがな?俺の知る限りNSXの方が有利だ!」琢磨は飛鳥に解説をした。「次は、飛鳥ちゃんが紬ちゃんの車の後について走れ、けして抜こうとか追いつこうとはしなくて良いから紬ちゃんのドライビングを後ろからじっくり観察すれば何かのヒントになるから。けして無理しないで!」琢磨は飛鳥に提案すると飛鳥の目を見てニカッと笑った。そして、約1分くらいで2台がホームストレートに戻って来た。予想どうりNSXの方が先に見えた。32GTRの桜井もホームストレートで意地を見せて車間を縮めた。約1秒か2秒の差であった。2台がゴールしてピットに戻って来た。紬と桜井は車を降りてヘルメットをはずして、ガッチリと握手を交わした。「全然、追いつけなかったッスよ。紬さん。」桜井は照れ笑いを浮かべて頭をかいた。「ううん。君も良かったよ。車の性能の差と腕の差だな?」紬は桜井の顔を見て優しく微笑んだ。「紬さん。エンジンルーム見せていただいてもよろしいッスか?」桜井が尋ねた。「良いよ。」紬はニヤリと笑って桜井の顔を見た。紬がエンジンルームを開けると「うわぁ!すげー!ビックツインターボが付いているんですね。それにエンジンルームが綺麗ですね。」桜井は驚いた表情で紬を見た。「うん。そうだ。うちの社長が作った車だからハンパないよ。君の32GTRはイジってあるのかな?」紬が桜井に尋ねた。「僕の32GTRですか?ノーマルです。いじっていません。」桜井が紬の顔を見た。「お金出来たら、うちの工場でいじってやっても良いぞ!32GTRの実績は充分あるから。」紬が桜井の顔を見た。「紬ちゃん。話は終わった?次は飛鳥ちゃんに君の走りを後ろからみせてあげてくれないか?いてもの走りでいいから。」琢磨が紬に頼んだ。「いいよ。飛鳥ちゃん。ついてこられないから無理しないでね。ブレーキは踏んでいいから無理しないで!」紬は飛鳥の顔を見るとヘルメットをかぶって車に乗り込んだ。飛鳥もヘルメットをかぶって車に乗り込んだ。2台はピットを出てスターティンググリッドについた。紬がクラクションで合図をして先に出た。それを見て飛鳥もアクセルを踏んだ。飛鳥は紬の車の後ろ約5メートルを維持して走った。第2ヘアピンまでは食いついて走った。バックストレートで10メートルが20メートルと差が広がりついて行く事が不可能になった。最終コーナーで約10メートルまで差を縮めたがホームストレートで完全にぶっちぎられた。飛鳥はヘロヘロ状態であった。ゴールでは約30メートルの差はついていたがやはり、車の馬力の差と紬のドライビングにしてやられた。紬はそのまま、次の周をドライブ続けた、今度は飛鳥を先に行かせ紬は後ろにピタリと付いて走った。だいぶ煽った。飛鳥はアクセルをふみこんで逃げたがやはりバックストレートで抜かれ紬の後ろにつくことは出来なかった。今度はピットレーンに入って行った。その後ろを飛鳥はついてピットに戻って車を降りてヘルメットを脱いで飛鳥も車を降りてヘルメットを脱いで紬の脇に行くと紬が「よくやった。良い走りだった。良く我慢した。あの走りが出来れば上出来だ。後は暇を見つけて走り込むだけだ。スピードはそのうち段々あげて行けば良い。」と褒めてくれた。飛鳥は褒められてニヤニヤしながら「はい。わかりました。私、褒められて伸びるタイプなんですよ〜ぉ!」紬の顔を見た。「そうか?これからは褒めて褒めて褒めまくりますよ。」紬がニヤニヤしながら飛鳥の顔を見た。「琢磨さんも走りましょう!」紬が琢磨の顔を見て優しく微笑んだ。「うん。わかった。俺も走る。新人達もう居なくなったからコースが空いて来た。事故があってサッサと帰ったかな?」琢磨は二人の顔を見て優しく微笑んだ。琢磨が白いヘルメットをかぶった。琢磨はヘルメットが白、レーシングシューズグローブスーツが白で真っ白だった。紬はヘルメットは黒レーシングシューズグローブスーツは黒で真っ黒であった。飛鳥はヘルメットは赤、レーシングシューズグローブスーツも赤で真っ赤であった。三人は車に乗るとピットレーンを出て走り出した。琢磨と紬は全開で走った。あっと言う間に飛鳥の前から居なくなった。飛鳥はマイペースで走った。約30秒の差が1周でついた。飛鳥は1周を約1分20秒代で走った。琢磨と紬は1周約59秒代で走った為、3周目に2台に抜かれた。5周目を走っていると琢磨さんから電話で10周で終わると連絡が入った。飛鳥は了解した。飛鳥は9周目に全力で走りブレーキをかけるのを我慢してタイムを作る事に専念し全開で1周した。9周を終えるとラスト1周は流してピットレーンに入ってピットに戻ると琢磨と紬が車を降りてヘルメットを脱いで談笑しているのが見えた。飛鳥も車を降りてヘルメットを脱いで二人の元へ近寄ると「飛鳥ちゃん。どうだった?」琢磨が飛鳥の顔を見た。「9周目は思いっきり走りました。快感ですね。楽しさわかりました。」飛鳥は笑顔で二人を見た。飛鳥はトランスポンダーを外して、三人は受付に向かった。飛鳥は受付にトランスポンダーを返却した。受付で三人はリザルトを貰い、タイムを見た。「飛鳥ちゃん。ベストリザルトは何分何秒だった?」琢磨が飛鳥のリザルトを覗き込んだ。9周目の1分19秒234だった。「1分20秒切れたから上出来だ!頑張ったな?」琢磨が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「快感!」飛鳥は一言発した。「俺は58秒533だ!今までで一番速いタイムが出た。」琢磨はニコニコだった。「紬ちゃんはどうだった?」琢磨が紬の顔を見るとニコニコしながら「59秒フラットです。ベストリザルト出ました。次回は58秒代だな?」紬はニコニコしながらガッツポーズを作った。こうして、飛鳥のつくばサーキットデビューは終了した。

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