黒木淳の転移3 生きなさい
黒木淳が転移します。
「あなたをちゃんと信じてあげられてなかった…」
リリスは頭を抱えてしまった。だが顔を淳の方に向けて駆け寄って両肩に手を置いた。少し目が黒くなっていた
「お願い。どうか死なないで」
リリスの目の模様が回転した。
「…自殺なんて絶対にしないで!どうか生きて幸せになって欲しいの」
「!?」
しようとしていたことを見抜かれた。
何故…??
戸惑っていると。
「神になれば…神になれば魂の復活が出来るようになる。地獄へ堕ちた理沙ちゃんや真子の魂を現世に戻せるの。一度死んだ人間はもう同じものではないけど…それでも!彼女たちは救われるから!」
「これはあなたにしか出来ないことなの!お願い死なないで!」
リリスは淳の目をじっと見つめた。
この人は本当に自分のことを心配してくれているのだ。…涙だ
淳は泣きながら何回も頷いた。底なしの善意ヘ心から感謝した。
「…時間がない。あなたが行く世界について簡単に説明しておきます…」
「そこはハデス様の弟が創造した世界で地球と異なるもう一つの惑星です。常々戦争が起こりさながら地獄のような…そこでハウデストと呼ばれる黒服の世話になりなさい、彼らならあなたを助けてくれる」
リリスは言った。
パカッ。淳の足元が急に消え、そのまま落ちていった。リリスは手を振った。
「うわ!?」
「また近いうちに会いましょう」
リリスはしばらく淳が消えていった場所を見つめていたが。
「何をしたって構わない。だから生き残れ」
ボソッと呟くとリリスは部屋に座り込んでうつ向いた。




