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黒木淳のお話28 決まった神候補
リリスは横に手を振り、辺りを神秘的に光り輝かせた。手の上には青い何かが浮いている。
リリス「殺されたのは2人ですね」
ハデス「こんな良質な人間を神候補にできるとはなあ」
「…」
リリスは悲しげな顔をしていた。
「どうした?」
ハデスはとぼけたかのように聞いた。
「なんでもありません」
無言でハデスは頷く。
リリスは転がっている淳を持ち上げ背負った。
「淳は白い部屋で眠らせておきます」
ハデスとリリスはパッと消え、後には理沙の血痕とダンボールと血まみれの包帯が、沈黙とともに残っているだけだった。
第1章 黒木淳のお話 完
第2章黒木淳の転移へ続いていきます。




