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黒木淳のお話19 淳!?
黒木淳くんの正体は…!
理沙「淳!?」
淳「そう見える?」
淳くんは片耳にイヤホンをつけて目を閉じていた。肩を揺らしリズムに乗っている。
「えっ…」
愕然とする。声が全く異なっているため、そんな発想自体生まれなかった。
「何で…?」
「…」
沈黙が続く。
理沙「そんなわけないよね…?ちょっとふざけてるだけでしょ?」
淳は唐突にリズムに乗るのをやめてゆっくりと目を開いた。その目は…
「ぎゃああああ!!」
「そんな叫ばなくても」
真ん中の黒目はなく、端に虹色に輝く幾何学模様がいくつも浮いていた。理沙に凄まじい嫌悪感と恐怖があふれた。
「この目は僕が表に出ている証」
そういって目を理沙に近付ける。
理沙「ぎゃあああ!!いやっ!やだやだ!助けて誰かあ!誰か誰か誰か。」
淳?は舌打ちしたと思うと…
淳?「うるせえ」
「がっ…!」
理沙の背中を踏みつけた。
世の中のなんと理不尽なことよ。




