黒木淳のお話14 やばい女
前回真子に肩をつかまれた黒木淳。
真子「私最近色々あってさ…。」
淳「えっ…。彼氏と上手くいってないとか?」
真子には彼氏がいる。確か2か月。そのくらい付き合ってたはずだ。俺のクラスにいた男とだ。
「気持ち悪くなって別れた。つい先日ね」
相当不満気な顔だ。
淳「そうなんだそれは大変だったね…なんで付き合ってたんだっけ?(あの男じゃ釣り合わんとは思ってたけど。)」
真子からは詳しく聞いたこともないし素で思った。
真子「告白されて最初は悪くないと思ったから。ほんとに時間の無駄だった。ゴミクズ」
完全に目が死んでいる。
「ははは…」
乾いた笑いが出る。
「ほんと死ねばいいのに。」
「…。確かにあれイケメンでもなかったしね」
同じクラスだから一応知り合いで何回か話したことがある男だ。へらへらして変な奴だとは思っていた。
「告ってきた時は『ずっと大事にする』とか言ってたくせに…。誕生日聞いてきたくせに…。鳥頭だし、なんか汚いし…」
「ひどいね…」
「それにさ。ははは…気持ち悪かったなあ」
淳「…何かあったの?いやごめん、話さなくてもいいけど」
真子「…えっとね」
聞くとカラオケで押し倒そうとしてきたらしい。カメラもあるしたかだか2か月でサせる気はないから拒絶したら、相当なトラブルになったそうだ。
話している途中で真子は急に泣き始めて俺はどんな顔をすれば良いか分からなかった。
真子「本当にキモかったよー」
しゃがんでいた状態だった真子が俺の足にしがみついて泣いている。傍から見たらとんでもない絵面だ。
淳「別れる時は大丈夫だった?相談ならラインとかでもいつでも乗るよ?友達なんだからさ…」
というか理沙には相談しなかったのか…はたまた理沙は相談され、全て知っていた上でそういう素振りを俺に全く見せなかったのか…。
真子「ねえ。今日って空いてるでしょ?淳くんの家行っていい?」
そんな何気ない風に聞いてきた。
淳「え?」
聞き間違いかな?




