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クローバー・デイズ  作者: 原ボディ男
2/10

ギブミーメタファー

 「アマバああああああああああ!」 

 

 「落ち着け、騒ぐな。私は大丈夫だ。それより撃ってきたやつを探せ!建物の上とか、


 アマバの胸からは大した血が出ていない、どういう原理だろうか


 すると遠くからシュルルルルルと三人の男がやってくる


 「俺の名はタウラス!」

 「俺の名はジェミニ」

 「俺の名は……ステラッ!」


 唐突な自己紹介。三人とも見た感じ大人だ、そして間違いなく敵


 「アマバ、貴様ともあろうやつが年頃の男子とデートか?滑稽だな」


 「明らかに遠距離型なのに自分たちからやってくるなんてね、お望み通り惨殺処刑にしてやるよ」


 アマバが翼をぶわっと広げる。素人目にもそれが戦闘体形だとわかる 


 「ふん、ガキが、死ねい!くらえッ『シューティングスター』!!!」


 ステラがポケットの中から何かを取り出す仕草をするさっきの黄金色を繰り出すのかと思ったら何も出てこない


 「白い星を通る攻撃、だな」


 アマバが奪った星形の石を取り出す


 「フンッ。タウラス、ジェミニ。お前らは定位置につけ」


 すると後ろの二人が近くの高い建物へ黄金色をつかみ飛んでいく。


 (クロハ、逃げるふりしてさっきの二人どっちか倒してこい、殺しはなるべくしないように)


 小声でさらっと無茶をいう


 (いや、)

 (やれ)

 (はい…)


 僕はその場からいったん去る


 「逃がすとでもッ?」


 「無理だよ」


 アマバの回転する翼がステラの腹にヒットする


 「グぬぬううう…」


 しかし


 「かかったな!アホめ!」


 ステラの上着が破裂し、白い星が大量に散らばる


 空から大量の黄金色が降って来た


 流星群のように


 「ぐぬぬぬぬ!」


 

 

 しばらくして、クロハは敵の近く(ビルの屋上のドアの前)までやって来た


 (このドアを開けたらいるはずだ、息を整えよう)


 ふう、と一息ついたので

 

 ドアを開ける


 すると目の前にいた・・・


 「あへ?」


 間抜けな声が出た


 「死ね!!!」


 黄金色がドバババババと撃たれる


 「ぎゃあああああああ」



 階段の上で放置されていた・・・死体だと思っているんだろう

 

 (痛い・・・くそ、死ぬな、死にたくない・・・)


 ・・・は・・・だ・・・


 (なんだ・・・何か聞こえる)


 ・・はなんだ・・・


 (あ?何か聞いてる?)


 わたしはなんだ・・・


 (知るかよ・・・僕が聞きたいよ)


 イメージを

 強いイメージを

 私を例えて・・・


 (この感じ・・・いる、僕の中に何かいるッ!)


 形・・・私には形がない・・・だからイメージを!!!


 (強いイメージ、か、銃?剣?いや・・・大男だ、お前は大男であいつをぶっ飛ばす)


 

 むくっ 

  

 死んだと思った男が立ち上がった


 「なにっ!」


 傷口も塞がっている、治癒能力か?


 ・・・とでも思ってるのだろうか


 大 不 正 解


「やれ・・・

 『ギブミーメタファー(定義されない自分)』」


 ギブミーメタファー、その形は定義されない。僕の体も変幻自在だから僕の傷口を塞ぐこともできる。  


 ギブミーメタファーは僕が思い描いた通りの強そうな大男になった


 出血した血は戻らないから意識はふらふらする。一気にやってしまおう


 「いけえええええ!」


 「うわあああああ!」


 ドスドスドスドスと相手をタコ殴りにし、とどめの一撃で二つとなりのビルまで飛んで行った


 「死んでないだろう・・・たぶん」


 (もう一人も倒しておかないと・・・)


 僕が翼をイメージするとギブミーメタファーは翼になった


 

 少し先のビルについた


「な、なんだあてめえええ!」


 ずきゅんぶきゅんと大量の黄金色を繰り出すが僕にはノーダメージ


 「なんだその能力はあああああ!不死身かあああああ!」


 僕はギブミーメタファーを人の大きさほどの巨大な拳にして


 ぶん殴った


 「ぎゃあああああ!ああああああ!ぁぁぁぁぁ!ぁぁぁぁぁ!」


 またまた遠くのビルまで吹っ飛ばした。おや?さっきのビルと同じじゃあないか、二人仲良くおねんねしな。

 

 ふう、ちょっと疲れたな…休もう・・・

 

 ドサリ


 

 一方そのころ、アマバとステラは、お互いに有効打が与えられずにいた


 しかし

 

 「雨が上がったな、」


 「なんだってええええええ!」


 (クロハ、大したやつだ、ありがとう)


 アマバは所々血がついているものの、傷はすべて浅く、ほとんどが返り血だった


 「お前自身は黄金色を出せないんだろう、マーキング係!」


 「うわああああああああああああ」


 アマバは翼での猛攻撃を繰り出す。その音は決してふわふわしたものではなく、鞭をたたく音や銃声のようだった。


 「う・・ああ・・」


 「二度と顔見せんなよ」


 ドサッ




 タウラス、ジェミニ、ステラ、戦闘不能


 アマバ&クロハの勝利

 

                        つづく

  


 


 


 



 

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