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さくら咲く  作者: みほ
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「あの二人、うまく行くと良いな。」



片桐さんがなんだかんだ言いながら


さっさと片付けて店を出てから


雄輔さんがニヤッと笑いながら言った。



「うまくいきますか?何だか嫌そうに出ていきましたけど。」



あたしの言葉に雄輔さんは


「オレはうまく行きそうな気がする。」


と、なぜか自信たっぷりに言った。



「あれだけ熱心に通ってきて


おまけに連れだしといて、これでうまく行かないわけ


ねーって。」



嫌だったらついて行かないか・・・



「で、俺らも飯食いに行こーぜ。」


ニッコリ笑って雄輔さんが言った。



「まだ仕事が終わってないので・・・・


もうしばらく仕事してから帰りますから


先に帰ってください。」


実は、まだ、発注かけていないものもある。



会計の帳簿ももう少し。



ほんとは明日でもいいんだけど


「今日出来ることは明日にまわすな!」


との鉄則を叩きこまれている身には


どうにも気持ちが悪い。



「終わらせるの待ってるよ。」


そう言って、雄輔さんは店の掃除を始めた。



あたしは、パソコンに向かい、


首をクキクキッと鳴らすと、


一気にキーボードをたたき始めた。


今日の売り上げを入力し、一カ月の推移を確かめる。



うん、今のところ、現状維持出来てる。


店長が戻ってくるまで


この売り上げを落とさないようにしなきゃ・・・・



あたしは、売上高を見ながら、


仕入れの本の冊数を入力して行く。


ドラマ関係の本は、もう少し入荷を増やそう・・・


あと、雑誌で紹介された本も


一時的に部数が伸びる。


チェックしておかなきゃ・・・・・・




気付くとあれから2時間がたっていた。



さすがに雄輔さん帰っただろうと思ったら


店内で、ポップを貼っていっていた。


昨日、あたしが作っておいて、今日貼ろうと思ってたヤツ。



「ありがとうございます・・・・


それに・・・もしかして待っててくれました?


遅くなってすみません・・・」



さすがに申し訳なくて謝ると


「じゃ、飯行こーぜ。もう、腹減りすぎで倒れそう・・・」


って、ちょっとおどけて倒れる真似をした。



何だか、あたしもそれを見て、


フッと笑ってしまった。


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