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「誰?」
菊池さんがあたしに問いかけたけれど
「誰でもいいでしょ。
あなたに関係ないから。」
と、突っぱねた。
「君に関係あることなら無関係じゃないだろ。」
やけに落ち着いた菊池さんの声。
「よくそんなことが言えたものね。
ふざけないでよ!」
だんだん怒りのボルテージが上がって行く。
そして怒った勢いで
あたしはとんでもないことを言ってしまった。
「彼はあたしの恋人よ。
だからもうあたしにはお構いなく。」
そう言ってあたしは菊池さんに背を向けた。
もうあたしにかまわないで。
これ以上つらい想いはしたくない。
なぜそれが分からないの?
優秀なくせして・・・・
流れ続ける涙はもはや、
どうやっても止められそうになかった。
「君、席外してくれないか?
今、彼女と話しをしているんだが。」
菊池さんの言葉に、
「あなたと話すことなんてない!」
と言いかけたあたしを
雄輔さんはぎゅっと抱きしめた。
え?
「彼女はあなたに話はないと言っています。
ましてや、もう、オレのもんだし。な?」
と、あたしを抱きしめる腕に力がこもる。
え・・・?
「ということで、オレの女に
ちょっかい出してんじゃねーよ。
じゃぁな。」
そう言って、雄輔さんは
あたしの肩を抱いて歩きだした。
「もう、泣くんじゃねーよ。」
耳元でささやかれて、さらに泣けてくる。
何やってんですか雄輔さん・・・・
でも、、今だけその優しさに甘えさせてください。
ほんのちょっとだけ・




