ミニ精霊ちゃんたちは面白いことが好き(読み飛ばしても〇)
次の日の授業は同じ場所、同じ先生、同じ生徒、そう、あのスナ村のジュがいる。
今回は神話ではなくもっと実用的な、地図の見方や、お金に困ったときの寄付金の交渉の仕方、飲み水を得る方法などが主だった。
途中、先生にお呼びがかかり思いがけない休憩タイムが訪れたので、近寄って、うつぶせになって寝ているジュを
「ちょっと、ちょっと」
と、つついて起こした。
「んあ?」
「この講義、何度も受けているんでしょう? なんでさっさと正規の神官にならないんですか?」
何で、俺、そんなことこいつに聞かれてるわけ? ジュの顔にはそう書いてある。
「昨日、あなたのせいで労働奉仕に切り替えになったんですよ。自信あったのに。泉の回復!」
つつく。つっつく。
「知らん、知らんがな」
ぺしっと手を叩かれる。
「しかも、今朝、先生に何て言われたと思います。『あら、コピペさん。昨日は掃除も炊事も手馴れていて完ぺきだったわ。会計も以前働いていたことがあったのかしら、素晴らしいわ。今日も、お願いね。泉? 行かなくていいわ』」
つつく、つつく、つつく。
ぺし、ぺし、ぺし。
「知らん、知るか。つつくな!」
他の生徒は面白そうだけど近づかないでいようと、ひそひそ、ちらちらこちらを見ている。
おっと。男二人がこちらを出汁にして、女生徒に話しかけております。
女生徒も二人に話しかけられてまんざらでもなさそうです。
うがーっ。なんかいろいろ腹立つ。
ミニ精霊ちゃんたちが、面白そうな気配を感じて集まりだしている。
うがーっ、あんた達なんで集まっているんですか、光るな、光るなって。うがーっ、何、曲を奏でだしているんですか、色々教えたのが仇になった。なんでラブソングなんですか、選曲ミスです。そこ、キャー言わない。
あ、先生。
「二人とも、外に立っていなさい」
えええ~。
コピペ一生の不覚。
「なんで、俺までよ。俺、関係なくね?」
若者言葉使ったって、もうあなた若くありませんから。それに、授業中寝てたでしょう。一緒に反省、レッツゴー。




