表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ようこそ魔女探偵事務所へ  作者: 大拓 陽
村に潜む魔女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/35

聞き込み調査の難点

「魔女、魔女……おいでませ、魔女さん」

 アルテミスは、怪しい鍋を覗きながら不気味っぽく言う。


 それから、鍋の中に怪しい粉を入れた。すると、水面に魔女の姿が映される。

「こんにちは……ひぇっ!」

 アルテミスが水面を覗こうとした瞬間、向こう側から攻撃されたのだ。流石に、魔女にはバレるみたいである。


 ー仕方がないので、こういう時は聞き込み調査だ。

「あの……」

 勇気を振り絞りながら、アルテミスは話しかける。


 でも、帰ってきた言葉は……。

「◼️◼️◼️、◼️◼️。◼️◼️◼️◼️◼️」

「ちょっと何言ってるか分からない……」


「◼️◼️◼️?えっと、◼️◼️◼️」

 不思議そうな顔をして返してくるその人。

「えっとは、分かるんだけど…」


 * * *


 訳もわからず、アルテミスは村長の居る家に押しかけた。

「村長さんっ!文句があります」

 扉を開けて開口一番にそういうアルテミス。それを見て、村長はほわんほわんとした顔をしている。


「皆、何言ってるか分かりませんっ」

 でも、村長は何一つ不思議そうな顔をしない、何ならそれがとうしたのだろう、という顔をしていた。

「そりゃそうじゃろう……バレス村は、独自の言語を使ってるんじゃから」


「ふぇ?」

「仕事で来たのに知らなかったのか?この村で基本言語を喋れるのは村長であるわしと、君を案内したあの子だけじゃぞ」

 そう言った後、村長は机の上に置かれていたベルをとって、それをカランと鳴らした。


 すると、奥の扉が開く。

「お呼びしましたか?村長様」

 扉から、こっちを覗いていたのはこの間アルテミスをここまで案内してくれた子。


「どうやら、この子がこっちの言語が分からなくて困ってるようでな……、通訳をしてはくれぬだろうか」

 それから、少しの間その子は、こっちをまじまじと見つめた。

「……分かりました」


 ーー別室にて。

「それで、どんな仕事を?」

「改めましてっ、魔女探偵事務所の事務所長兼探偵のアルテミスって言います」


 アルテミスが差し出した名刺をまじまじと見つめた。

「やっぱり、貴方魔女なの?」

「……いいえ、そうではなくって。魔女を探す探偵なんですよ」


「嘘は言わない方が良いですよ」

 それから、その子はアルテミスの前髪を上げる。

「その模様、魔女なんでしょ……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ