182本目 地方公務員しろうるりの兼業
地方公務員しろうるりの兼業
著者:しろうるり
Nコード:N0987JU
形式:短編
現在評価:3,000pt以上
作品種別:体験系
【あらすじ(著者による)】
「侯爵令嬢アリアレインの追放」が「第6回アース・スターノベル大賞」に入賞し書籍化が決まった際、賞金や印税の扱いを巡って、筆者は勤務先とちょっとしたトラブルを抱えました。
本稿は、そのトラブルの解決までの経緯をまとめたエッセイです。
訴訟その他の法的トラブルと縁遠く生きてきた一般人が思わぬ形で巻き込まれたとき、何を考えてどう行動したか、というあたりに興味をお持ちの方はぜひご一読ください。
書籍化 法的トラブル 弁護士相談(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
著者である『しろうるり』氏は、某市に勤務する地方公務員です。そんな彼のもとに、ある日、嬉しいニュースが飛び込んできました。代表作にもなっている『侯爵令嬢アリアレインの追放』が、コンテストに入賞し、書籍化も決定したのです。
通常であれば、飛び上がるほど喜んで次のステップに進むだけの話でしょう。しかし、今回は、そう簡単にはいきませんでした。というのも、先ほども書いたように『しろうるり』氏は“公務員”だったからです。
実は公務員は基本的に本務への専念義務が課されています。ですから、兼業に対するハードルは非常に高く、兼業を認められない職種も少なくありません。たとえ可能な場合でも、必ず『兼業届』を提出し、許可を得る必要があります。これは、公共性が高く報酬も雀の涙の消防団員(※消防署員ではありません)に登録する際ですら求められるほど、徹底した制度です。
『しろうるり』氏も、この原則に従って、上司を通じて担当部署に兼業許可を申請しました。ところが、返ってきた答えは、まさかの「無報酬なら許可する」というもの。
心の中に抑えきれないモヤモヤを抱えた上、とある理由から『無報酬』ではどうしても困る状況にあった彼は、自身の権利を守るべく行動を起こすことになります。
コンテストへの入賞と書籍化――。これは『なろう』の投稿者にとって、一つの大きな到達点と言えるでしょう。
本作は“公務員×創作活動”という珍しいケースではありますが、創作活動の延長線上において、誰にでも起こりうる問題について、考えさせられるものとなっています。
評価数が示すとおり、本作は万人にオススメできるエッセイです。中でも公務員または、兼業に制限のある職業の方にとっては、大きな示唆と励ましを与えてくれる物になるはずです。
次話は、自分の家族をユーモラスかつ愛情たっぷりに語ったエッセイを御紹介。添えられたイラストがまたイイ味を出しています。
何が出るのか? 心の中で予想しながら来週木曜日朝7時の更新をお待ちください!




