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⒅『闇雲の日々』
⒅『闇雲の日々』
㈠
闇雲の日々だって、意味は充分にあったのである。その意味は、こうして小説に出来た、ということが、その意味を明証している。俺は、生きているし、死んでいないし、呼吸はしている。間違いないことの、連鎖がおうであったならば、闇雲の日々だって、人生の一部じゃないか。
㈡
生きていることが、どれだけ尊いか、ということを、闇雲の日々は、教えてくれたのだから。だから、俺は、別段、闇雲の日々を、恨みはしないのである。殊更に尊敬することもないが、殊更に卑下することもない。まさに正しい、闇雲の日々だ。
㈢
つれづれなる子の日々が、如何に変容しようとも、俺は闇雲の日々のこの小説を、最後まで、書くつもりである。負の連鎖が、今度は、正の連鎖になることを、自分は知っている。これからだ、恐らく、正解が始まるのは、そうだろ。




