表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のお兄ちゃんは完璧すぎる  作者: 朱雀 蓮
第1章 日常編
23/75

短い遊び時間

更新しました!次回からは林間合宿編に突入です!

 開校記念日の祝日、奏多は妹から勧められたカジュアルな服装で妹と共に待ち合わせしていたオゾンモールのフードコートに向かった。

 そこには約束をしていた、加奈、月夜、恵里佳、そして彼女の姉であり生徒会長の飛鳥が手をヒラヒラと振っていた。

 「どうも、少し遅れました、それにしても先輩がいるとは思っていませんでした。」

 「ええ、恵里佳ちゃんが買い物に行くってソロ~っと出て行こうとしていたから何かあるのかな~っと思って付いて来たらやっぱり靫空君が来てたのね~」

 やっぱりって・・・鋭すぎるだろ。

 「で?どうかしら?私の服?」

 いきなりの質問に戸惑いながらも、奏多は飛鳥の服をよく見た。

 「はい、全体対的にも会長の体系に遭っていますし、色合いも良く、可愛いと思います。」

 「え、あ、そう・・・ありがと、ふふふ」

 顔を赤らめている飛鳥を見て奏多は首を傾げた。

 最初にはゲームセンターへ向かった。

 ゲームセンターでは月夜の目が輝き真っ先にシューティングゲームに向かった。

 現在の格好は例の如く痛い格好で、パーカーの下のシャツには『我!参上!!そして降臨っ!!』と謎の言葉が刻まれていた。

 コインを入れ、手慣れた動作でゲームを進めていく。

 「うおらあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 一人、はしゃぎながらその台のハイスコアをどんどん塗り替えていく痛い服装の女子高生がいるとたちまち人が寄ってくるのだった。

 一方、奏多はゲームセンターというところに来たことがあまりなかったので何をしようかと悩んでいた。

 「これでもやってみるか・・・」

 と目を付けたのはユーフォ―キャッチャーだった。狙うのはモフモフ猫というキャラクターのぬいぐるみだった。

 100円をいれ、ワンプレイ。隣の同じタイプの台を見るとアームの力に比べ商品がでかすぎる・・・これで全体を掴んで取ることは困難・・・ならば!

 斜めからタグの位置を確認し移動させていく、そしてアームが勢いよく下に降りるとドンピシャでぬいぐるみのタグに引っかかり見事一発ゲットだった。

 周りからオオーっと声が上がり、巨大なぬいぐるみを見る。

 その後、1000円を使い自身の身体を埋めるほどの大型の種類の違うモフモフ猫を10体手に入れてしまった。

 すると、隣で小学生くらいの女の子が先程からずっとぬいぐるみをとろうと奮闘していることに気がついた。

 「あの、宜しければこれあげるよ。」

 と声を掛けると、こちらをギラッと涙目で睨みつけてきた。

 「うるさいうるさい!私が頑張ってるんだから、邪魔しないでよ!!」

 奏多は仕方なく、こう提案した。

 「じゃあ、取り方のコツだけ、その台のアームの力は弱いからタグなどを狙ってみた方がいいですよ。それでは。」

 ぬいぐるみを持ちよろよろと過ぎ去っていく奏多を見ながらそのアドバイスに従うと、見事ぬいぐるみを獲ることに成功した。

 喜びながら先程の人物にお礼を言おうとしたがもういなかった。

 「お嬢!ココに居たんですか!」

 と黒服の女性が寄ってきた。

 「あ、磯野。これ、私が獲ったの!凄いでしょ!!」

 磯野と呼ばれた黒服はため息をつきぬいぐるみを担いだ。

 「あなたは()()()の大切なお人なのですから、何かあったらお爺さまが悲しまれます。」

 「分かったわ。じゃあ行きましょ!そういえば、お姉さまが実家に来てるのよね!早く帰りましょ!」

 黒服がぞろぞろと後ろに続きその少女は帰っていくのだった。

 一方、奏多は10匹ものぬいぐるみを両手に担ぎ、よく前が見えていなかった。

 「ちょっと!止めてください!離してください!」

 そこでは奏が知らない高校生たちにナンパされていた。

 「いいじゃんか、ね!ちょっとカラオケ行くだけだからさ!行こうよ!」

 見た感じチャラい男なので奏は本当に嫌がった。

 すると、ナンパ男が肩をちょんちょんと叩かれたので振り向くと猫のぬいぐるみを大量に抱えた男が立っていた。

 「すいません、そこの女の子僕の妹なんですけど・・・奏、行こう!」

 「お、お兄ちゃん!?どうしたのそのぬいぐるみ!」

 「獲った、すまない調子に乗ってたらこんなになってた。ちょっと手伝ってくれないか」

 奏の手をぬいぐるみを持ってプルプルしている手で頑張って取ろうとすると

 「ああ?そんな見え透いた嘘でカッコつけてんじゃねぇ!どけ!」

 思い切りどついてきたので奏多は後ろに倒れた。

 「ハハハ!こいつ、男のくせにぬいぐるみなんてだっせぇな!」

 奏多は倒れながらもぬいぐるみを抱えたままだった。

 「さ、邪魔は消えたから行こうよ!さ!」

 だが、男の視界は一瞬にして180度回転した。

 「な、何だ!?何が起こった!?」

 奏多がぬいぐるみを放し、男の襟を掴み柔道の様に倒したのである。

 「これでおあいこにしましょう。でないと・・・」

 勢いよく男の耳の横辺りにパンチが空を切る。

 「もっと痛い目見ますよ。」

 ニコッと笑い、男を立たせズボンを払うと、一行は逃げるように走り去っていった。

 「ああいう輩は絶えないな、もう飽きてきたよ。奏、何もされてない?」

 「うん、ありがとう。お兄ちゃん。」

 その後、皆と合流し、月夜がシューティングゲームのエンディングにまで辿り着いたことを高らかに自慢していた。

 そして、皆でプリクラに入り記念にとった。

 「皆、はい!プリクラ渡すね。」

 奏多はそのプリクラを財布にしまうとゲームセンターを後にした。

 そして、皆とコーヒー店【スターバッカリコーヒー】に入った。

 皆各自カフェオレとスコーンなどを注文しゆっくり談笑を始めた。

 「あの、このぬいぐるみ獲りすぎたから皆に1体だけでもいいから受け取って欲しいんだけど・・・だめかな?」

 皆快く受け取ってくれたおかげでその数は半分まで減った。すると、

 「ん?おお!奏多じゃん、それに飛鳥達も、よっ!」

 それは撫子だった。

 「草薙さん、丁度良かった!よかったらこれ、貰ってくれませんか?獲りすぎちゃって。」

 「ああ、構わんぜ。じゃあこの赤い猫貰うぜ。」

 「ところで、どうしたんですか?こんな所で一人」

 「いやー、実家にいる妹がここに遊びに行ってるって聞いて急いできたんだが、どうやらすれ違ったらしくてさ、しょうがないからコーヒー一杯でも飲んで帰ろうかなって、そしたらお前らがいたってわけ。」

 「なるほど、では急いでいるんですね、すいません引き留めてしまって。」

 「いや、いいお土産を貰えたから良いって事よ!」

 そういうと、撫子は1人アイスコーヒーをグビグビ飲みながら帰っていった。

 「じゃあ、私達も帰りますか。」

 とショッピングモールから出ると夕方になっていた。

 奏多はぬいぐるみをバイクに詰め込み奏を乗せ皆と別れ帰っていくのだった。

 家に着くとぬいぐるみを出し、1つは部屋に、1つは奏に残りの2つはソナタの寝床に置き奏多は夕飯の準備を始めた。

 林間合宿まであと四日

 

次回の更新は明日から明後日の間にします!

 お楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ