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カノンのカルデラ  作者: ジェノヴァnovel


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8/15

第8話  ソフィアとアヤノの決闘

ソフィアとアヤノはお互いに歩み寄り

   約1mくらいの距離に立ち、互いの目を

   見つめ合った。アヤノは闘志あふれた

   眼差しで、ソフィアは薄気味悪く

   笑った表情で、


    私は慌てて二人に歩み寄り、ソフィアの

   右腕を掴んでなんとか殴り合いのような

   喧嘩を止めるように言った。



カノン「・・ねえ ソフィアちゃん、喧嘩は

    やめようよ、アヤノちゃんも・・」


ソフィア「・・・・・・・・・・・」


アヤノ「・・・・・・・・・・・」



    二人には私の声が届いていないようだ

   これはいけない、私はソフィアの心配   

   してるわけではないのだ、むしろ

   アヤノの身を案じていた。


    アヤノは体が大きくて、

   キックボクシング

   のプロでフライ級の王者だということも

   知ってた、しかしソフィアは・・

   サイコキネシスや、超能力が使える

   エスパー的な存在だ、いや人間か

   どうかも分からない、


    私はアヤノが圧倒的に不利であるのは

   分かっていた。私はソフィアの左手首を

   掴んで、マインドリーディングで

   彼女の今の心境を読み取った


    ソフィアは、アヤノを殺すまでは

   いかなくても致命傷を与えないと

   気が済まないほど、怒っているのが

   分かった。


    ソフィアが私に言った



ソフィア「・・カノン、下がってなさい

     私はアヤノの挑戦を

     受ける義務があるわ、」


カノン「・・ソフィアちゃん・・」



    アヤノも私に言った



アヤノ「・・カノン、こいつの言う通りに

    しろ・・お前も聞いただろ、

    こいつは私の両親を」



カノン「・・それはそうだけど、

    ソフィアちゃんは悪気があって

    あなたの両親を・・・

    あんなことしたわけじゃ・・」


    

    アヤノは私に怒鳴りつけた



アヤノ「・・じゃまだから、下がれって

    言ってるだろ!!」


カノン「・・アヤノちゃん・・」



    ソフィアは私を後方に突き飛ばした



カノン「・・キャあああ・・」



    私はコロコロと後転しながら、

   後ろに突き飛ばされてお尻を

   ついたまま呆然と二人を

   眺めてた。そんな私にリオと

   メイが声を掛けた



リオ「・・おい、カノン・・もう

   アヤノさんは止められない

   そこで大人しく見ていな。」


メイ「・・パンツ見えてるわよ

   カノンちゃん・・キャハハ」


カノン「・・えっ!?・・」



    わたしは慌ててスカートを降ろして

   そしてよろよろと立ち上がった。

   リオの言う通り、もう二人は

   止められない 私はもう二人には

   何も言えなかった、ただ見守るしか

   なかった。アヤノの身を案じて


    

  

   アヤノサイド



    私はソフィアと向き合い、やっと

   この日が来たと、安堵すらしていた。


    勝負の結果などもうどうでも良かった

   幼い頃から、友達だったソフィア、

   ホロロバの会長になるまでは、今は

   両親を危険なカルデラ大陸に行かせて

   

    死なせた、敵の女、いや両親が

   まだ亡くなったと決まったわけでは

   ないけど、しかし生きてるとは

   思えない、


    ソフィアも言った。二人はもう

   既にカルデラのどこかでガイコツに

   なってると・・


    それを聞いた私は怒りと悲しみの絶頂に

   立たされた。私はそんな思いで

   ソフィアの目を見ていた。

   

    ソフィアは相変わらず余裕たっぷりと

   言った涼しい表情をしていた


    幼馴染だったソフィアが普通の娘では

   ないことは私も知っていた。戦闘超能力の

   ようなサイコオーラやサイコキネシスが

   使えることも、しかしそんなことは

   承知のうえだ、


    ソフィアが本気を出せばいくら私でも

   勝ち目がないことも


    私はここで彼女に殺されることに

   なることも覚悟していたがせめて

   両親の一矢を報いたいのが私の

   今の気持ちだった私はソフィアに言った



アヤノ「・・さあ、かかってこいソフィア・・

    超能力とかも遠慮なく使えばいい」


ソフィア「・・フッフッフ・・いいのね・・

     使っても、あなたに勝ち目は

     ないわよ・・」


アヤノ「・・フッ 武闘家が魔女よりも

    弱いとは限らない、お前こそ

    私を甘く見ない方がいい。」


ソフィア「・・そう・・私が魔女だと知って

     るのに、自身満々ね。

     じゃあ、あなたの挑戦を受けるに

     あたって、私から一つお願いが

     あるのだけど、いいかな?」


アヤノ「・・お願いってなんだよ?」


ソフィア「・・フッフッフ・・」



     ソフィアは制服の懐から一枚の

    紙切れとサインペンを取り出して

    私に差し出した。私はそれらの

    物を受け取った



アヤノ「・・これは、なんだよ・・」


ソフィア「・・私と決闘したいのなら

     その書類に目を通して

     サインしなさい、それが私と

     やり合う条件よ・・」


アヤノ「・・ケッ!?・・」



    私はその書類を読んだ

   ソフィアが差し出した書類は

   こうだった



   【   誓約書

    

    ・・あなた、立石アヤノが 私 

    ソフィア・アーデル・ヘルゼンと

    これから行われる決闘により

    命を失う、あるいは体の一部に

    重傷を負い、どんな後遺症を残しても

    私、ソフィア・アーデル・ヘルゼンは

    その責任を負う義務はありません。

    もちろんその逆もしかりです。】


     なんだと?こいつは、いつでも私と

    決闘になってもいいように

    いつもこんな紙切れを

    持ち歩いてたのか? 

    ふざけやがって、


     私は思わずそのその誓約書を

    破りすてようとしたがそれに

    サインをしなければソフィアは

    私の決闘に応じないので、仕方なく

    サインした、少し乱暴気味に

    そしてその誓約書をソフィアに

    投げつけるようにして渡した。



アヤノ「・・これでいいだろう、この

    薄気味悪いクソ女‼」



     ソフィアはその誓約書に

    目を通した。そして薄気味わるく

    笑い、その誓約書をまた懐に

    しまって私に言った。



ソフィア「・・少し乱暴なサインだけど   

     いいでしょう・・じゃあ

     いつでもいいわ、かかってきなさい

     アヤノ・・」


アヤノ「・・くっ・・」



    ソフィアは構えもしないで

   薄気味悪く笑っていた。



ソフィア「・・心配しなくても、あなたとの

     決闘で、超能力は使わないで     

     あげるわ、素手だけで戦って

     あげる。」


アヤノ「・・素手だけでだと?私がフライ級の

    チャンプであることは知ってるだろ?」


ソフィア「・・もちろんよ・・

     さあ きなさい!!」



カノン「・・ソフィアちゃん・・」


アヤノ「・・死んでも知らねえぞ・・

    わあああ。」



    私は、ソフィアが超能力を使わなくても

   格闘技ができることは知っていた。

   ホロロバを背負うクリストファーの

   一人娘なのだから、当然何らかの護身術 

   くらいは身に着けてるはずだから


    私はまず様子見で、オーソドックに

   構えて、フロントの左足で前けりを

   放った。この蹴りは距離が伸びて

   後ろ足の右足を軸にしてるので

   蹴りにより一瞬の動きが止まるスキが

   あるが、相手の攻撃が届かないという

   距離が離れた位置に自分がいることに

   なる

    

    様子見の先制攻撃だった、しかも

   私とソフィアとでは体重差も身長差も

   かなりあった。


    私が171㎝に対してソフィアは

   160㎝ってところだろう、手足の長さ

   もかなり差があった。


    私の左前蹴りはソフィアの胸元

   付近に伸びた

   ソフィアはリードに構えた左手で難なく

   ガードした。ソフィアは格闘技も

   素人ではないようだ。



ソフィア「・・いい蹴りね、さすがチャンピオン

     かなりの切れと速さね・・」


アヤノ「・・・・・・・・・・」



    私は踏み込んでソフィアの間合いに

   入ろうとした・・しかし ソフィアは

   身をかがめて半時計周りに背中を見せて

  

    上段回転左蹴りを放った カウンターの

   周り蹴り、レーザー光線のようだ


    私は右足を軸にとっていたので

   何とか距離があり何とかソフィアの

   蹴りをかわせた、その隙にわたしは

   距離を詰めて、こちらを向いたソフィアに

   左、リードジャブ、左ローキック

   そしてさらに右足の踏み込み

   と同時に、渾身の右の

   ボディーストレートの3連打を放った。


    ソフィアは右手で、

   リードジャブをガードし、右足を

   あげて、左ローキックをカットしたが

   私の右ボディーストレートの拳

   は見事にソフィアの腹部中心に

   命中して、深く突き刺さった。



アヤノ「・・フッフッフ・・決まったな

    右ボディーストレートは

    会心の一撃だったな。

    終わりだな、ソフィア。」


   

     私の渾身の右ボディストレートは

    ソフィアのへその辺りを捉えて

    深く突き刺さった。ソフィアの

    腸をすり抜けて背骨に当たった

    感触があった。

     急所のみぞおちの胃の辺りに

    当たらなかったのは少し残念だったが、

    まあいいだろう。


     やはりそうだ、ソフィアは腹筋など

    の筋トレとかはしていなくて

    柔らかい普通の女の子のお腹だった。

    魔法を使わないのならカノンなどの

    平均的な大きさのプニプニした

    体の女の子だ。


     この一撃で、ソフィアはもう

    身動きがとれないと思った。

    内臓が破裂したかもしれない。


     お戯れのカノンの腹をよく

    軽く殴ってる

    のとはわけが違う。全身全霊の

    右ボディストレートだ 

    そのうえ、今の私はお互いの

    衝撃を緩める為のグローブを

    付けてない、素手だった。

    プロの私の素手は、もう凶器

    なのだ。

     

    ソフィアは自身に突き刺さってる

    私の右手首を掴んで体を

    くの字に曲げていた、そして

    クリンチ気味に私に抱き着いた。



カノン「・・あああ、ソフィアちゃん。」



    リオとメイが手を叩いて

   歓声をあげた



リオ「・・やったあ・・アヤノさん、

   ソフィア様の

   おなかを見事に打ち抜いた。」


メイ「・・ああ、ソフィア様のお父様が

   知ったら、やばいのじゃないの

   ですか?」



   私はリオとメイに言った



アヤノ「・・私はソフィアを殺すまで

    やめないつもりだ。それにこいつが

    殺されても文句を言わないと

    誓約書にサインもしたんだ。」



    私は二人にそういいながら

   クリンチで私に抱き着いてる 

   ソフィアを強引に投げ飛ばした。


    ソフィアは床に転がって

   仰向けになった。8

   ダウン、いやKOだろう・・


    ソフィアも少しはやるようだったが

   チャンピオンの私相手ではこうなるのが

   当然だ。


    メイとリオが心配そうに私に言った



リオ「・・しかし、これはちょっと

   まずいのではないでしょうか?

   アヤノさん・・」


メイ「・・そうですよ、お父様の、

   クリストファー様がこのこと

   知れば・・」


アヤノ「・・うっせえんだよ、てめえら

    誰がどう言おうと、私は

    こいつを、殴り殺すまで

    やめねえ・・お前らも聞いてただろ

    こいつが私の両親を・・グスン・・」





    カノンサイド


    これはいけない、ソフィアちゃんは

   カウンター気味にアヤノちゃんの渾身の

   右ストレートを受けてしまったようだ。


    ソフィアちゃんは目を閉じて仰向けに

   倒れたままだ、ソフィアちゃんの口からは

   血が流れだした。


    ソフィアは顔を殴られてはなかったので

   これはおなかを殴られたから、その

   衝撃で、口から血が、


    内臓のどこかが破れたのかも知れない

   止めなければソフィアが・・・


    アヤノは仰向けに目をつぶって倒れてる

   ソフィアに歩み寄った。


    私はそれを見て慌ててソフィアに

   多い被って彼女を庇った。目をつぶって

   アヤノは私に言った。 



アヤノ「・・どけ!!カノン!!」



    私はソフィアを庇いながら、アヤノを

   見上げて言った



カノン「・・もう、10秒は過ぎたよ・・

    アヤノちゃんの勝ちだよ・・

    もうやめてあげて、ソフィアちゃん

    きっと、内臓が破裂してるよ、

    口から血が流れてる。グスン・・」


    

    アヤノは私に言った



アヤノ「・・だから、なんだ?・・これは

    キックの試合じゃない、

    仇討ちの試合だ、どちらかが死ぬまで

    勝負は終わらない、誓約書も

    交わした。だからどけカノン・・

    どかないと、試合妨害でお前も・・」


カノン「・・んんん・・グスン、

    私、ソフィアちゃんが好きだから

    どかない、グスン」


アヤノ「・・わたしは、もうお前を殴りたくない

    これが最後の警告だ・・

    どけ!!カノン・・」


カノン「・・グスン・・グスン・・」



    私はギュッとソフィアを抱きしめて

   かばってる彼女から決して離れなかった。

   アヤノの目を見て 


    アヤノはそんな私の目を少し

   悲しそうに見つめていた、そして

   とても優しそうな目をした後


    私を軽く蹴飛ばした・・



カノン「・・っキャあああ・・」



    蹴飛ばされた私は後方にとばされて

   ゴロゴロと転がり、ソフィアと

   切り離された

   アヤノはソフィアを見下ろして、足で

   揺すった、ソフィアはピクリとも動かない

  

    だがハアハアと苦しそうに息はしていた

   まだ血反吐は止まっていないようだ


    やはく保健室に連れて行かないと

   リオとメイはアヤノに逆らえず、何も

   言わなくなった。ただ怯えた表情で

   たたずんでいた。



カノン「・・アヤノちゃん、グスン、お願い

    もう止めて。」


   



    アヤノサイド


    私はソフィアのおへその辺りに

   会心の一撃を食らわせてやった。カノンが

   言ってる通り、顔面は一度も

   殴ってないので

    これは口の中を切ったとかではなく

   へその辺りだから、腸か子宮を破裂

   させたのは間違いないだろう


    もし内臓を破裂したのなら、早く

   血を止めないと、人間は

   出血死してしまうのだ

   

    カノンの言う通り、こいつを今すぐ

   保健室にでも運んで、救急搬送させて

   医者に診てもらうしかないだろうが


    こいつは両親の敵だ、このまま放置して

   死ぬのを見届けてやろうと思った。

   

    私は目を閉じてハアハアと

   血反吐を流しながら

   苦しそうにしてたソフィアの

   表情を見てた。


    ソフィアの顔色は次第に白くなって

   もう息もしなくなった。私はしゃがんだ

  

    そしてソフィアの制服をあげて

   スカートも少し下にずらしておなかを

   露出させた。


    へそを中心に紫色の大きなあざが

   ついてた、私はソフィアの縦長の

   綺麗な形のへその辺りを

   右手のひらで触れた、そして軽く抑えた。

   まだ生温かさはあった

   その後、お腹を強く押さえた。


    するとソフィアがまた血反吐を吐いた

   外からでは、内臓の損傷具合は

   分からないが

   抑えて血を吐くから、間違いない


    私は少しやりすぎたと思った

   私の両親は確かにこいつの責で・・

   しかしこいつには悪気はなかったのだ。


    私はメイに言った。



アヤノ「・・おい、メイ・・」


メイ「・・はい、何でしょう、アヤノさん」


アヤノ「・・例の物をここへ持ってこい。」


メイ「・・例の物・・あっ!?あれですね

   分かりました。」



カノン「・・例のものって?」



    私に蹴飛ばされたカノンが身を起こして

   不思議そうに言った。私はその質問には

   答えなかった。


    メイが、はしごを上り時計台のドアを

   開いて、私が命じた例の物を持って

   私の元に来てそれを私に差し出した

   

    私はそれを受け取った。それは

   純金で出来た首輪だった。手錠の

   ようにずれて首にはめることが

   できるアクセサリーだった。


    私はその金の首輪を私の首にはめた。

   気品のある女王様のようにも見える

   カノンが不思議そうに言った




カノン「・・その金色の首輪綺麗、でも

    なんでこんな時に・・」


   

    私は答えてあげた



アヤノ「・・この首輪は、幼い時にソフィアが

    私にくれたものだ・・」


カノン「・・アヤノちゃんが幼い時に

    、ソフィアちゃんがあげた物

    じゃあ、その首輪は・・」


アヤノ「・・そう、これはただの首輪では

    ない、超能力が使えない私でも

    こいつを首にはめて首輪の内側に

    ついてる小さなとげに自分の

    血を吸わせると

    少しの間だが、私もソフィアと

    同様に、少しだけ超能力が

    使えるようになるんだ。乱用すると

    自身の血が吸われすぎて貧血で倒れて

    しまうがな・・」


カノン「・・そ そう・・」



    カノンサイド


    ソフィアちゃんがそんなものを

   アヤノちゃんにあげてたなんて、

   アヤノちゃんは

   私も少しだけだけど、超能力が使えること

   知らないらしい、話す

   必要はないけど・・

   私はアヤノに質問した



カノン「・・じゃ じゃあアヤノちゃんは

    超能力を使ってソフィアちゃんを

    助けてあげるのね?」




    アヤノサイド


アヤノ「・・・・・・・・・・・・・」

  

    


       

   

    

 

   

   

    

    


     

    


    


     


      


    

     

    

    



        

   


    





 

   

   

    






 

    


   


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