表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カノンのカルデラ  作者: ジェノヴァnovel


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/13

第7話 カノンとソフィアへの憎しみ

フィアは屋上の扉の上にある

  時計台を見上げて告発するように

  叫んだ、「時計台に隠れている

  そこの3人出てきなさい」と 


   私はその3人が誰であるのか

  想像はできた。多分あの3人娘

  だろうと。


   時計台から一人の少女の声が

  聞こえてきた。やはり 

  アヤノ達だった。



アヤノ「・・・お前たちが話してた

    こと全部聞かせて貰った

    わよ。」


カノン「・・・あわわ・・・」


   

   私は不穏な状況となっていくのを

  感じて怖くなってソフィアの背中に

  隠れるようにへばりついた。


   両手をソフィアのおなかに

  巻き付けて ソフィアは堂々と

  時計台を見上げている。


   やがて時計台のドアが開いて

  3人の人影が現れて、時計台

  から私とソフィアを見下ろした


   真ん中に背が高いアヤノが

  立ち両サイドにリオとメイが

  立った。そしてアヤノは

  にやりと笑った。ソフィアは

  アヤノに向かって言った



ソフィア「あなたたち3人は時計台

     にずっといたのね。」


アヤノ「・・・ああ いけねえか?」


ソフィア「・・・どこにいようと

     あなたたちの自由だけど

     人の話をこそこそと盗み

     聞きするのは感心しない

     わね。」


アヤノ「・・・私たちは別に盗み聞き

    してたわけじゃない。

    昼休みはだいたいこの時計台

    で昼寝したり遊んだり

    してるからな。」


ソフィア「・・・そう・・・なら

     勝手にすればいいわ。」



   ソフィアは私の右手を握った



カノン「・・・ソフィアちゃん」


ソフィア「教室に戻りましょ。

     カノン・・・」 


カノン「・・・う うん・・」



   ソフィアは私の右手を引っ張る

  よう様に屋上の扉に向かって歩き

  出した不機嫌そうに、


   しかしアヤノが時計台から

  ジャンプしてかっこよく前空転

  して扉の前に着地してソフィアを

  睨みつけた。


   ソフィアもそんなアヤノの

  視線を跳ね返していた。


   これはいけない・・・ますます

  険悪な空気になってきた。



カノン「・・・アヤノちゃん・・・」



   私はソフィアとアヤノが今にも

  取っ組み合いしそうな喧嘩に

  なりそうな雰囲気を感じて

  怖くなりまたソフィアの背中に

  隠れた。



ソフィア「・・・アヤノ・・・そこに

     立ってると中に入れないの

     だけど。」


アヤノ「・・・だからなんだ?」


ソフィア「・・・どいてって

     言ってるの!!」


アヤノ「・・・何んだと?それが

    人にお願いする

    時の態度か?!ああん!!

    どこに立とうと私の

    自由だろ、えっこらああ!!」


ソフィア「・・・・・・・・!!」


カノン「・・・んんん・・・」



   ソフィアは薄気味悪く笑ってた。

  リオとメイが慌てて時計台のはしご

  を降りてきてアヤノの左右に立ち


   少し怯えたようにうつむいていた

  この二人はおそらくソフィアのことが

  怖いのだろう・・・


   しかしアヤノは違った。

  明らかにソフィアに喧嘩を売ってる

  態度だ。ソフィアが何も言わずに


   ただアヤノ達を睨んでいた。

  薄気味悪く笑っていたがだんだんと

  表情が険しくなった。


   私はソフィアの背中に

  しがみついて彼女の柔らかい

  おなかに食い込むくらい 


   しっかりと手を巻き付けて

  いた。怖かったから。ソフィアの

  体はしだいに温かくなった。



カノン「・・・あれ・・・なんか

    温かいような・・・」



    ソフィアの体からまた

  キラキラと金色のオーラが

  かすかに輝き始めた


    これはまずい・・・

  ソフィアちゃん

   相当に不快で怒ってるんだ。

   ソフィアが言った。



ソフィア「・・・私たちに何か言いたい

     ことがあるようね?・・・

     いいわ。聞いてあげるから

     言ってごらんなさい。アヤノ」


アヤノ「・・・ソフィア、私は黙って

    聞いてたが、お前は先ほどから

    カノンに私の悪口らしきことを

    べらべらと喋ってたよな。」


ソフィア「・・・・・・・・!!!」


    そうじゃない。私は隠れてた

   ソフィアの背中から顔を出して

   アヤノに言った。


カノン「・・・ソフィアちゃんは

    あなたの悪口なんか言って

    ないよ。アヤノちゃんは本当

    は誰よりも心が綺麗な娘だと

    褒めてたんだよ。アヤノちゃん

    とは幼馴染だったから。

    分かるんだって。」


アヤノ「・・・キャハハ・・・なわけ

    ねーだろ。私も聞いてたが

    そいつは私がいることを知ってて

    お前に皮肉をわざと

    言ってるだけだぜ。

    そーだろ、そこのくそ女。」


ソフィア「!!!!!!!!」


カノン「・・・あわわ・・・ダメだよ

    アヤノちゃん、

    そんな悪い言葉で言ったら。」



   ソフィアの顔はますます険しく

  なった。アヤノはソフィアの表情

  から、彼女が怒りだしてるのを

  感じて、それが面白いようだ


   ソフィアは何も言わずにアヤノを

  睨みつけてた。金色のオーラを

  少しずつ強く出しながら。



カノン「・・・あ・・・

    あつい・・・」



   私はソフィアの体がオーラで

  包まれて熱を感じたので、くっつ

  いてた背中から離れた。アヤノは

  なおもソフィアを煽る。



アヤノ「・・・それとお前は、私が

    ソフィアとカノンになぜ

    あんなにもつらく当たるのか

    話そうとしてたな、

     私も聞ききたいから話して

    貰おうか・・・」



    ソフィアから金色のオーラが

   消えてまた落ち着いた表情に

   なった。



カノン「・・・ソフィアちゃん。」 


ソフィア「・・・ええ、いいわ。

     いい機会だからカノンも

     よく聞きなさい。」


カノン「・・・うん・・・」


ソフィア「・・・アヤノのお父さんの

     立石さんは【たていし】

     ホロロバグループの下請け

     の大手の建設会社の

     社長さんだったの。今回は

     カルデラ大陸内に建設予定で


      あったソフィアパレスの

     城壁の測量の為に天鵬山の

     頂上に向かわせたのが

     私自身だった。」


カノン「・・・えええ!?、あんなに高い

    天鵬山の頂上までどうやって?」


ソフィア「・・・天鵬山は高度も高すぎて

     ヘリでは飛んでいけない。

     だから天鵬山の頂上に建設している

     ソフィアパレスとホテル

     ホロホークは

   

      物資輸送用のモノレールと

     らせん状にぐるぐると巻いた

     道路を時間を掛けて登って  

     行くしかないのよ。」


アヤノ「・・・ママのサトミも

    パパに同行したわ、当分の間、

    あえなくなるのが寂しい

    とか言ってね。」


ソフィア「・・・立石ご夫妻は

     ソフィアパレスに車で向かう

     途中に例の暗黒の雲に

     さらわれて現在行方不明

     になられたのよ。


      それがあなたが私を

     憎む理由でしょ?

     アヤノ・・・」



    ソフィアは少し申し訳

   なさそうな表情をして

   アヤノに言った。


    アヤノはぶるぶると体を震わせ

   ながら、涙を流して訴えるように

   ソフィアに言った。



アヤノ「・・・グスン、グスン・・・

    そうだとも、お前が、いや

    ホロロバのお前たちが

    パパとママを死なせたのよ。

    うえええ。」



メイ 「・・・アヤノさん。」


リオ 「・・・・・・・・・」



   リオとメイが心配そうに

  アヤノに手を差し伸べるが

  アヤノはリオとメイを突き放した。

  

   ホロロバの会長であるソフィア

  が恨まれるのは分かるのだけど

  なんで私まで、私はアヤノに

  聞いてみた。



カノン「・・・アヤノちゃん・・・

    可哀そう、知らなかった。

    そんなことがあったなんて、

    でも、

    なんで私にまで怒ってるの?

    私は関係ないのじゃ?・・・」



   私がそういうとアヤノは憎しみに

  満ちた表情で私を睨みつけた。



アヤノ「・・・おい、カノン。」


カノン「・・・は、はい・・・」


アヤノ「 お前は知らないようだから

    教えてやるがお前の父親の

    朝倉敦【あさくら あつし】

    はソフィアの父親の前会長

    だったクリストファーに

    絶対服従を誓って、ホロロバ  

    系列に加わったんだ。

    下請け会社としてな。

    もとは大手ファンド会社の

    社長だ。」


カノン「・・・ファンド会社って?」



   その質問にはソフィアが

  答えてくれた。 



ソフィア「 ファンド会社とは証券

     取引をしてその利益で

     成り立つ会社よ。

      そして他の会社の

     株式の過半数を保有すると

     その会社の経営権を得ること

     ができるの。

      そうやって会社を増やして

     業績がよくなったら。

      またその会社を売ったり

     して、それを繰り返して

     本社を大きな会社へと

     発展させるのよ。」


カノン「・・・そのことは

    お母さんからはちらっと

    聞いてたけど。アヤノちゃんの

    お父さんの会社となにかあったの?

    そのことで、アヤノちゃんは

    私にも怒ってるのかな?

    ねえ、アヤノちゃん?」


   

   アヤノは私を睨みつけて

  言った。



アヤノ「・・・そういうことだカノン。

    お前のおやじの朝倉は、

    ホロロバ系列の大手ファンド

    会社として私のパパの会社

    であった立石建設の株式を

    過半数かき集めてきて

     命令に従わなければ会社を

    買収して全従業員を

    解雇させると脅してきたんだ。」


カノン「・・・ええっ私のお父さんが

    アヤノちゃんのお父さんに

    そんな程いことしたの?

    私は6歳以降、お父さんとは

    一度も会ってなかったから。

    知らなかったけど、

     それで、父の朝倉はあなたの

    お父さんにどんな命令

    をだしたの?」


アヤノ「・・・・・・・・・・」



   アヤノは憎しみを込めた

  表情でソフィアを睨みつけて

  言った。



アヤノ「・・・その質問には

    お前が答えてやれ

    ソフィア。真犯人の

    お前が」



   ソフィアちゃんが犯人

  だなんて

   ソフィアは無表情で私に

  答えてくれた。



ソフィア「・・・朝倉さんが立石さんに

     出した命令とは、すなわち

     ホロロバの会長であった私の

     要求に従うことよ。」


カノン「・・・その要求とは

    何なの?」


ソフィア「・・・それは天鵬山の頂上に

     巨大なホテル、ホロホーク

     と、さらに巨大な城塞都市、

     ソフィアパレスの建設基盤

     を作ることよ。

      9500mもの高さにある天鵬山

     の頂上にそのような巨大な

     建造物をつくる技術が

     あるのは凄腕の立石さんしか

     いなかったからね。」


カノン「・・・それでソフィアちゃんは

    立石さんをカルデラに行かせた

    ってわけね。」


ソフィア「・・・ええ、立石さんは妻の

     サトミさんと立石建設の

     従業員約2000人と系列会社の

     約30000人を率いてカルデラに

      向かい、天鵬山のふもとの

     樹海の上に走るハイウエイと


      天鵬山に登っていく為の

     モノレールと螺旋上の道路

     を建設してくれたわ。


      そしてその後、

     ホテルホロホークと

     城塞都市、ソフィアパレス

     の建設にかかってくれたの。


      ホロホークは90%完成し

     ソフィアパレスも60%完成して

     暗黒の雲から守る防弾ガラスの

     カプセルのドームも、

     天鵬山の頂上全体に完成したわ。」

     でも、」


カノン「・・・でも、カルデラ全体には

    広すぎてカプセルは作れないから

    アヤノちゃんの

     お父さんとお母さんは?」


ソフィア「・・・そう・・・立石さんと

     サトミさんと、何人かの

     従業員の方は、天鵬山に

     向かう、樹海の上を

     走るハイウエイを車で走ってる

     途中に、例の恐ろしい巨大な

   

      暗黒の雲が渦を巻いて降りてきて

     立石さんたちの車ごと吸い込んで

     さらって、空高く昇っていって

     しまったの。


     それ以降、立石ご夫妻は行方不明と

     なられた、もう2年、いや3年に

     なるわね。」


アヤノ「・・クッ・・・グスン・」


メイ「・・アヤノさん・・」


リオ「・・・・・・・・・」



   アヤノは右手で目をこすって

  泣いていた。


   私はアヤノが自分を今まで

  なぜあんなにも虐めてつらく

  あたるのか 初めて知った。


   私のお父さんが、アヤノの

  ご両親を・・しかし、まだ

  亡くなったと決まった

  わけじゃ・・ない


   私は、

  アヤノに言った



カノン「・・アヤノちゃん・・

    ごめんなさい、本当に

    私、知らなかったんだ

    今まで、あなたが私に

    つらく当たってたこと・・」



    アヤノは意外と申し訳なさそうな

   表情で言った。



アヤノ「・・カノン・・私の両親に

    起きたことは、お前は

    関係ないとまでは言わないが

    罪はない・・今まで、お前のこと

    いじめたり、殴ったりして

    すまなかったな。」


カノン「・・アヤノちゃん・・じゃあ

    もう私のこと、許してくれるの?

    もういじめたりしないの?」


アヤノ「・・ああ、そうしてやる、

    こいつらにももうさせない。」



カノン「・・・・・・・・」



    アヤノは両脇にいたリオと

   命の首根っこを掴んで

   言った。



リオ「・・ま まあ そういうことだから

   な、カノン・・」


メイ「・・今まであなたのこと虐めて

   ごめんなさいねカノン、私は 

   あなたのこと好きだったから

   お友達になりたかったんだよ。」


カノン「・・・・・・・・・」



    私は、バカにしてるメイやリオ

   とはお友達になりたいとは

   思わなかったが、それは

   顔にも言葉にもださない


    だけど、以前から優しさを

   感じてたアヤノちゃんとは

   お友達になりたいとは

   思っていた。


   私はアヤノちゃんのご両親が

  まだ亡くなったとは決まっていない

  と思いかすかな希望を持って

  アヤノに言った。



カノン「・・ねえアヤノちゃん・・」


アヤノ「・・・・・・・・」


カノン「・・あなたのご両親は

    現在、行方不明で 

    まだ亡くなったと決まった

    わけじゃ・・」


アヤノ「・・・・・・・・」



    その質問にはソフィア

   が答えてくれた



ソフィア「・・そのような楽観的

     希望を持つのはやめなさい

     カノン・・」


カノン「・・えっ・」


ソフィア「・・もう3年も経つのよ、

     立石ご夫妻がいなくなって

     都心のどこかならともかく

     それも未知のカルデラ大陸

     でね。」


アヤノ「・・・・・・・・」



    アヤノは険しい表情で

   ソフィアを睨んでいた



ソフィア「・・もうすでに亡くなってるわ、   

     お二人ともね・・

     ご遺体が出てきた報告が

     ないから、カルデラ大陸の

     どこかで、もうガイコツに

     なられてるわよ、きっと。」



     ソフィアは薄気味悪く笑って

    言った。


     ソフィアちゃん、酷いことを・・

    やはりこの娘はアヤノが言うように

    悪党かもしれない・・


     こんな娘とはもうお友達になんか

    なりたくない。



カノン「・・ソフィアちゃん、ダメ!!

    そんな酷いこといったら・・」



    私は本気でソフィアを叱った

   


ソフィア「・・私は、本当のことを言った

     だけよ、現実を受け入れることって

     大事なことだからね、ねえ

     そうでしょ?アヤノ・・」


    

     アヤノはソフィアに答えた



アヤノ「・・そうだな、今更、カノンのような

    希望は私も持っていない、

    ソフィア、カノンにはパパとママの

    ことで、罪はないが、お前は、朝倉に

    直接指示を出した張本人だ

    両親が亡くなったと認めるのなら

    お前が殺したってことも

    認めたってことだよな・・」


ソフィア「・・だったら、なんだっていうの?」


アヤノ「・・いい機会だ、ここは屋上だしな

    お前を、56してやる、ここで」


ソフィア「・・へええ、どうやって?」


アヤノ「・・私もお前にただで56させろとまで

    言わない、どちらかがタヒぬまで

    拳と拳で、私と勝負して貰う・・

    お前には受ける義務があるはずだ」


ソフィア「・・ええ、いいわ・・」


   

     アヤノは私の体を右に押しのける

    ように5歩くらいアヤノに歩み寄った


     アヤノも5歩くらいソフィアに

    歩み寄った。




    

       

     

    


     


     

    



   

    

      







    

  

      


      

   

     




















      


      




     


    













 





 













  








 


 
























     













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ