第6話 カルデラ大陸と天鵬山の起源
カノンサイド
カノン「・・・屋上から見渡せる
景色って最高に綺麗でしょ
ソフィアちゃん」
ソフィア「・・・そうね・・・
北側に見える都心の
ビル、西には森林公園
があり、東側には青い海
が見えるし。」
カノン「・・・南側の大自然の向こうに
見えるカルデラ大陸と、
中心部に見える高い山が天鷹山
だよね。これから雪化粧がされる
から空が写って青く輝くよ。」
私とソフィアはお昼休みに
屋上に二人だけで来てた。発端は
私がマインドリーディングで
ソフィアの心を覗こうとした時に
そのことをソフィアに気づかれて
むやみに人の心を覗くなと
怒られたのだ。
ソフィアって薄気味悪い娘が
他にも超能力が使えるみたいだし
また本当の人間の娘かどうかも
聞きたかったから
そして何よりも彼女がどうして
ここまで私自身と似てるのか、
それが一番気になった。それら
のことを話してくれるというので
わざわざ誰もいない屋上まで
二人で来たのだ。ソフィアは
屋上のブロックの囲いに手を
置いて南側に見えるカルデラ大陸
とその向こうに聳え立つ天鷹山
を眺めていた。
ソフィア「・・・天鷹山って本当に
綺麗ね。」
カノン「・・・うん・・・私の
2階のお部屋からもよく
眺めてるの。」
ソフィア「・・・あの山の高さって
もう知ってるよね。」
カノン「・・・うん、9500mもあるん
だよね。富士山よりも
高い山ってあったんだ。」
ソフィア「・・・日本で一番高い山の
富士山どころか世界で一番
高かったエベレスト山よりも
ほんの少しだけ高いのよ。
カノン「・・・じゃあ、あの天鵬山は
世界一高い山なの?」
ソフィア「そういうことになるのよね。
天鷹山は大昔に
大噴火して大きなカルデラ
ができたのよ。あのカルデラ大陸
の広さもカノンは知ってるの?」
カノン「・・・あのカルデラは、
未だにどこの国の自治領でも
ないから広さの測定はできて
いないのでしょ?」
ソフィア「・・・ええ、大きな海底火山
が起きて、天鵬山は2万mを
超える高さになって、
その後カルデラ破局噴火が起きて
今の9500mの高さまで小さくなった
のよ。」
カノン「・・・あれでも小さく」
なったのね。その後、」
あのカルデラは新しい
大陸となったんだ。
そして流れた溶岩が固まって
私たちの小さな
島国の都心の南側に
くっついちゃったって聞いたよ。
ソフィアちゃんはあのカルデラ
の広さは知ってるの?」
ソフィア「・・・それを計測するのが
今、私達ホロロバグループが
やってるメインのお仕事なの・・・
正確な大きさは分かってないけど
衛星写真からは
南極大陸と同じくらい
の広さでの丸っこいらしいの。」、
オーストラリア大陸よりも
すこし大きいくらいだし。」
カノン「そう・・・あのカルデラって
意外と大きいんだ。
ソフィアちゃんのお父さんって、
大きな会社の会長だと美咲に
聞いたんだけどあなたもお父さん
のお手伝いとか
やってるの?」
ソフィアの顔が険しくなった。
私は少し戸惑った。
カノン「・・・あら?・・私なにか
いけないことでも言ったの
かしら?」
ソフィアは目をつぶって
少し不機嫌そうに言った。
ソフィア「・・・お父様のクリストファー
は、カルデラの開拓事業の
指揮をとってる最中に
体調がわるくなってしまったの。
それで今は、カルデラ山脈のすぐ
外に建てた屋敷で療養中よ。」
カノン「・・・そうだったんだ・・・
ホロロバの会長さんが・・・
知らなかった。」
ソフィア「そう・・・あなたのような
一般人の娘がそのようなこと
知らなくてもいいわ。」
カノン「・・・そう?・・・余計な
こと聞いてごめんなさい。」
不機嫌そうにしてたソフィアは
急に優しくなる。
ソフィア「・・・いいのよ、あなたは悪気
がなかったのだし、
空気も読めないし、
頭も悪そうだからね・・・」
カノン「・・・ちょっと・・・今のは
聞き捨てならないよ!!
確かに私は頭は悪いかも
知れないけど・・・
そんな風に私のこと、馬鹿に
するなんて・・・あなたも
アヤノちゃんたちと一緒だよ・・・
もういい・・・グスン・・・」
傷ついた私は涙ぐんで、ソフィアに
背を向けて、教室に戻ろうとした
そして屋上のドアを開こうとしたが
なぜか開かなかった・・・
カノン「・・・あれ?どうしたのだろう
屋上のドアが開かないよ。
どうしようソフィアちゃん。」
ソフィア「・・・・・・・・・・」
屋上の扉の鍵は開いてたはずだ
誰かがカギを掛けたのかも知れない
私は不安そうにソフィア
を見た。
ソフィアは右手をドアに向けてた。
そして体からは、金色のオーラの
ようなものが見えた、キラキラと
カノン「・・・あああ、教室であなたが
アヤノちゃんに悪口言われた
時のように・・・
ソフィアちゃんの
体がまた金色に輝いてる。
ドアが開かないのはあなたが
やってるからなの?」
ソフィア「・・・そうよ・・・あなたには
まだ話さないといけないことが
あるからね。」
カノン「・・・じゃあ、頭が悪いなんて
意地悪言わないでよ!!
それ言われると、私すごく
傷つくんだよ。」
ソフィア「・・・いいからこっちに
きなさい!!」
ソフィアは右手をクイとした
カノン「・・・むぐぐぐ・・・
わあああ・・・」
私は何かの力に捕らわれた
ように身動きが取れなくなり
その後、体が宙に浮いて
ソフィアがいる方向に飛ばされた。
そんな私をソフィアが抱き留めた。
そして無表情で私を見る。
薄気味悪そうな顔で。
この超能力は確か・・・
ソフィア「・・・この力は
サイコキネシスよ。」
カノン「・・・サイコキネシス・・・
聞いたことあるけど。
テレビとかではマジシャンの
ような人が手力とかハンドパワー
とか言ってたけど。」
ソフィア「・・・テレビに出てくる
マジシャンや超能力者は
みんなインチキ芸人ばかりよ。
でも私は本物の超能力者
だからね。」
カノン「・・・うん・・・それは
分かっている。私だって
マインドリーディングできるし。
ドアを開かなくしたのも
あなたでしょ?」
ソフィア「・・・そうよ・・・あなたには
まだ話さないといけない
ことがあるからね。」
カノン「・・・分かったよ・・・
聞いてあげるよ。」
ソフィア「・・・ありがとう・・・」
ソフィアはにっこりとほほ笑んだ。
そして抱き留めてた私の肩を
持ちまたカルデラ山脈の方角に
向いた。
私もカルデラ山脈と
その向こうに聳え立つ綺麗な
円すい形の天鵬山を眺めた。
ソフィア「・・・カルデラから流れた
溶岩がこの小さな日本国の首都
の南側にくっついて本州の
一部となったのに、なぜ
日本国は広大な大陸まで大きく
なったカルデラ大陸を自治領と
しないのか、カノンは知ってる?」
カノン「・・・詳しいことは知らないけど
聞いた話では、カルデラの内側は
草原や湖が広がる美しい場所だけど、
ごくまれに恐ろしい暗黒の
雲が降りてきて
雷や竜巻を起こして災害を起こしたり
それに、多くの人や家が、暗黒の
雲に吸い込まれたりしてさらわれて
行方不明になるからでしょ。
直接本土につながってる
私たちの日本国も、アメリカや
ロシアのような力がある大きな国も
カルデラ大陸は欲しくないって
言ってたの聞いてるよ。」
ソフィア「・・・そのとおりよ・・・あの大陸は
呪われてる。恐ろしい暗黒の雲が
あるから。
カノンは
カルデラ山脈を超えて内側には
行ったことはあるの?」
カノン「・・・うん、一度だけ、ミツキと
一緒にね。車に乗せて貰って
ドライブも兼ねて、ミツキの趣味
であった植物採取のお手伝いで。」
ソフィア「・・・そう・・・それで
どうだった?カルデラのどの
あたりまで行ったの?」
カノン「・・・そうねえ・・・
入口であるカルデラ山脈
には上る道路と長い
トンネルはできてたから
トンネルを抜けてそして
山脈を降りて、終点の
深い森に突き当たる
ところまで行ったよ・・・
本当は中心部にある天鵬山まで
行きたかったのだけど。まだ道が
できていなかったから。」
ソフィア「・・・その時は渦を
巻いた暗黒の雲は
降りてこなかったの?」
カノン「・・・うん・・・天気もよくて
空が青くてとても綺麗だったよ。
カルデラ内では綺麗なお花や
幼い樹がたくさん生えてたから
ミツキは嬉しそうに採取してたけど」
ソフィア「・・・そう・・・それはよかったね。
あのカルデラ大陸へ抜けるトンネルも
道路も私たちの会社の
ホロロバグループ
が作ったものだからね。」
カノン「・・・そ そうなの・・・私と
ミツキは勝手に通ったけど
いいのかな?」
ソフィア「・・・べつにいいよ。通行止め
にはしてなかったでしょ。
ただし、むやみのカルデラ内に
入って、暗黒の雲が降りてきて
さらわれることになっても
私はしらないけどね。今までにだって
カルデラ内にピクニックとかで
入った都心の人たちが何人か
暗黒の雲に吸い込まれて行方不明」
になってるからね。」
カノン「・・・そ、そんなことが・・・
でも、確かにニュースでは
そのような話聞いたことが
あるけど。だったらなんで
あなたの会社はそんな危ない
カルデラ内に行く道路なんか
作るのよ。行方不明になった
人たちがいるのはあなたたちの
責じゃないの?」
しかしソフィアはまた薄気味悪く
ニコニコと笑いながら言った。
ソフィア「・・・入口であるカルデラ山脈の
トンネルの前には大きな立て札
を立てて、暗黒の雲来襲があるから
気を付けるようにと
忠告はしてあったけどね。忠告を
聞かずにトンネルを抜ける人たちが
悪いのよ。」
カノン「・・・それはそうだけど、
冒険好きな若い人たちは
そんな忠告なんて
聞かないよ。だから通行止めに
するか、そもそも道路や
トンネルなんか
作らなければいいのに・・・
それともソフィアちゃんたちは
暗黒の雲にさらわれる
人たちを見るのが面白いの?」
私は、ソフィアを責めるように言った。
ソフィアは涼しい顔で言った。
ソフィア「・・・フフフ・・・
確かにそうかもね。
でも私達ホロロバグループは
あの暗黒の雲の正体とデーターが
欲しいから、もう少しだけ道路は
開通しておく必要があるのよ。」
カノン「・・・そんな勝手な・・・
もしかすると私やミツキも
運が悪ければ、あの雲に
さらわれてたかも知れないよ。
あなたたちの会社はそんな
危ないカルデラに道路を作って
何をしようとしてるの?」
ソフィア「・・・それは、私の父親である
クリストファーの夢を実現
させる為なの、病床に臥せった
彼に代わって、娘の私が
ホロロバの会長となって
率いてね。」
なんとソフィアちゃんは世界で
有数の大企業と呼ば手てるホ
ロロバグループ
の会長になったんだ・・・
カノン「・・・ソフィアちゃんが
ホロロバの会長さん
だったなんて・・・」
ソフィア「・・・そうよ、
この私をどなたと
心得てるの?」
カノン「・・・・・・・・・・」
ソフィア「私は恐れ多くも
世界でもランク5位に入る
ホロロバグループの会長に
あらされるのよ。
カノン・・・」
カノン「・・・は はい・・・」
ソフィア「・・・頭が高い・・・
控えなさい!!」
カノン「・・・ははああ。」
私は正座して額を屋上の
コンクリートにつけて
ソフィア様に平伏した。
おかしくて笑いながらだけど
ソフィアもニコニコしながら
言った
ソフィア「・・・なんてねウフフ。」
カノン「・・・アハハハ・・・」
ソフィアは手を差し伸べて
彼女に平伏している私を
優しく立たせた。
カノン「・・・じゃあ その
あなたのお父さん
の夢って何なの?」
ソフィア「・・・それは、あの
カルデラ大陸ごと
買い上げて、街を作って、
新しい独立国家を
立ち上げることなの。
一部つながってる本州に国境を
作ってね。我が国が完成した暁には
クリストファーは国王となり
私は王女となるのよ。」
カノン「・・・そ そうだったの・・・
ソフィアちゃんがお姫様にね。
素敵ね・・・それに
確かにちっこい島国の日本よりも
広くていいかも知れないけど。」
ソフィア「・・・そうよ、わが社の
調査によるとあの大陸には
鉄などの一般金属は
もちろん、金や銀、
その他のレアアース
なども豊富に含んでいて、原油も
たくさんあるらしいから、
わが社は資源大国にもなれるのよ。
気候も熱くも寒くもない
太平洋側だし。
現在、あのカルデラ大陸はどこの
国の自治領にもなっていないから
これは大チャンスなのよ。」
カノン「・・・でも あの暗黒の雲は
どうするの?あれが邪魔してる
から日本国も、アメリカやロシアも
あんなカルデラ大陸なんて
いらないって。
一番強い国であるアメリカでも
できないことをあなたたち、
ホロロバの一企業だけで、
できるの?
ソフィアちゃん。」
ソフィア「これはクリストファーから
私に与えられた直命だから
結果がどうであれ、私は
やるしかないのよ・・・」
カノン「・・・そう・・・それでカルデラ内に
まずトンネルと道路を作ったのね。
それで、その後はどうするのよ。」
ソフィア「・・・フフフ、私たちは手始めに
拠点となる場所にホテルを二つ
作ったの、まずは トンネルを抜けて
カルデラ山脈を少し降りた所に
一休みする為のホロホロとなずけた
大型ホテルをね。」
カノン「・・・大型ホテル・・・でもカルデラ内
だったらまたあの暗黒の
雲が降りてきて、
災害を引き起こすのではないの?」
ソフィア「・・・その心配はないわ・・・
カルデラ全体には予算の関係で
無理だけど、限定された地域だけは
透明色の特殊防弾ガラスのドーム状の
カプセルでホテルごと覆えば、
暗黒の雲の影響はうけないわ。
そのカルデラの入口付近にあるホテル
ホロホロはもう完成したわ。」
カノン「・・・そう・・・それでその
ホテルホロホロはもうオープン
してるの?」
ソフィア「・・・ええ、最初は珍しくて
お金持ちのお客さんを中心に
たくさん来られたけど、
ホロホロから天鵬山に向かって
ピクニックに行くお客様が
暗黒の雲にさらわれてるのが
噂になって、ホロホロの
売り上げはいまいちかな」
カノン「・・・当たり前だよ・・・
あんな恐ろしいカルデラの
内側にあるホテルなんて・・・
あなたの会社はよく訴えられない
よね。」
ソフィア「・・・日本政府も今や我が
ホロロバグループには
逆らえないからね
資金力こそ正義なの。」
カノン「・・・呆れた・・・それで
ホロロバさんはカルデラに
街と国を作るって言ったけど
本当にそんなことできるの?
具体的にどこまで作るの?」
ソフィア「・・・私の計画では、すでに
完成しているトンネルを抜けた
場所にあるホテルホロホロと
天鵬山のふもとの
湖付近に建設中の
ホテル、ホロレイク、
そして天鵬山の頂上に
建設している
ホテルホロホーク・・・
そしてホロロバグループの
権力の象徴でもある
ソフィアパレスというお城を
天鵬山の頂上に作るのよ。」
カノン「・・・・・・・・・・・・」
私はソフィアちゃんがどこまで
本気で言ってるのか分からないけど
もうこの話は終わりにしたかった。
私が聞きたかったことは、
そのようなホロロバの夢物語
ではなく、ソフィアが何者なのか?
そしてなぜ私とソフィアが
そっくりなのか?この2つだった
ソフィアがどれくらい超能力
が使えるのかも知りたかったが
知るのが怖くなった。
ソフィアは私が考えてることは
私に直接触れなくても解るようだ、
ソフィアは私に言った。
ソフィア「・・・私の夢物語はこのくらい
にするけど、そうだったね、
あなたの質問に答えてあげるわ。」
カノン「・・・じゃあ 聞くけど
、まず あなたは
何者なの?どうして私と
そっくりなの、私達って
もしかすると姉妹なの?」
ソフィアは私をじいと見つめて
落ち着いて答えてくれた
ソフィア「・・・それは、今は話せない」
カノン「・・・どうしてよ?・・
私は知りたい・・・わたしは
ソフィアちゃんがアヤノちゃん達に
言われたような悪い人じゃないと
思うから・・・あなたのこと
好きだから・・・姉妹であったら
嬉しいと思うの。」
ソフィア「・・・カノン・・・じゃあ
ソフィアパレスが完成すれば
あなたを招待するわ・・・
その時にすべて話してあげるから
約束するよ・・・だから今は・・・」
カノン「・・・ソフィアちゃん・・・」
ソフィアは悲しそうな表情に
なった・・・何か理由があるのね
私は待ってあげることにした
カノン「・・・分かったわ・・・じゃあ
ソフィアパレスが完成すれば
招待してくれるのね・・・
その時に・・・
話してくれるんだね。」
ソフィア「・・ええ 約束するわ・・・」
カノン「・・・頑張ってね
ソフィアちゃん
じゃあそろそろ教室に
戻ろうか?」
ソフィア「・・・ああ・・・最後に
アヤノが何であなた・・
いやカノンと私につらく
あたるのか話しといて
あげるよ。」
カノン「・・・アヤノってただの
意地悪なだけじゃないの?」
ソフィア「・・・意外かも知れないけど
アヤノは誰よりも綺麗な心
を持ってたのよ。彼女の
心、覗いたことが
あったから・・・」
カノン「・・・ええ?・・・
そんな馬鹿な・・・なんで
あんな乱暴で意地悪な
アヤノちゃんが・・・」
ソフィア「・・・私が転校してくる前に
アヤノがあなたのことを
あんなにもいじめてたのは
なぜだと思う?」
カノン「 それは私が心臓病であることを
いいことに、単位を免除に
してもらったり学校を
休ませてもらったりしてる
からでしょ・・・
でも、心の優しい人だったら
いたわってくれるはずだよ・・
出会った頃の美咲のように
グスン・・・」
私は出会った頃の優しかった
美咲のことを思い出して、懐かしくも
切なくもなって涙ぐんだ。今の
美咲は 私を突き放そうとしてたから
それが寂しかった・・・
ソフィア「アヤノはそんなことでは
人に当たったりはしないよ。」
カノン「・・・そういえばアヤノちゃん
私がリオにおなかを殴られそうに
なった時に、かばってくれたんだ
優しそうな目で私を見てくれて
じゃあ なんでアヤノちゃんは
私やソフィアちゃんに
つらくあたるの?」
ソフィア「・・・それは・・・
はっ!?・・・」
ソフィアは私をかばうように
両手を広げて私の前に立ちはだかった
カノン「・・・なになに?・・・
どうしたのソフィア
ちゃん!?・・・」
ソフィアはその私の質問には
答えずに屋上の入口の上を見上げた
そう 入口の上は学校の時計台が
あるのだ・・・その場所に
誰かいるらしい・・・
ソフィアは時計台に向かって
告発するように叫んだ。
ソフィア「・・・そこの時計台に隠れてる
3人、出てきなさい・・・」




