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カノンのカルデラ  作者: ジェノヴァnovel


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3/15

第3話 農学部とミツキの仲間たち

  次の日の朝、僕は農学の授業とカノンの

 送迎の為朝の6時30分に起きて朝食や

 準備などをした。


  大学3年の1月にもなると単位を順調に

 クリアしていけば卒論の研究や就職先の準備

 などがメインになり学校でいる時間

 が大幅に減る。


  しかし僕は卒業の為に必要な,必須科目を

 いくつか落としているので暇な三学年という

 わけにはいかなかった。

    

  これでも自分なりに順調に単位をクリア

 できたのだと評価している。必須科目を

 半分以上も落としてる生徒なんかは、

 卒業見込みが認められずに就職活動を

 先送りにされて留年が決定する。


  だから大学生が本気で学業に取り組むのは

 3学年になってからのような気もする。僕は

 何とか卒業見込みをもらえるだけの学業と

 単位を取ってきたのでゼミナールと

 就活がない時は午前中が休みになる

 日が週に2回あった。


  その日は昼までのんびりできる。とりわけ

 カノンも特別休暇の日はまたゲームなどして

 朝からカノンと楽しいことをする日もある。


  今日は二人とも朝から学校に

 行かないといけない日であるので少し

 ゆううつな気分だ。午前8時8分にカノンが

 制服姿でうちの車庫に来た。

 

  カノンの学校は8時30分に始まる。



カノン 「おはよお兄ちゃん。昨日は

    よく眠れたよ。」


光樹  「おはよカノン。いつも時間

    どおりで偉いね」


カノン 「送ってもらうんだし、私が

    おくれたらだめじゃん」


光樹  「そうだけどね、じゃあ行こうか」



  僕はそう言って助手席のドアを開いて

 カノンを乗せた後自分も運転席に乗り込む。


  朝のラッシュ時は結構混雑するが僕は

 あらかじめカノンの高校まで行きやすい、

 すいてる道をあらかじめ決めているので

 始業時間までに余裕がある。



カノン 「私、今日の帰りはバスでお母さんの

    病院によってからうちに帰るの。

    お兄ちゃんは昼からも授業あるの?」


光樹  「そうだよ。昼から農園で実習

     があるから帰りは夕方になるね。」


カノン 「農学って楽しそうね。私保母さんに

    なりたいんだけど、お兄ちゃん

    みたいに農学も勉強してみたい

    気もするよ。」


光樹  「うーんどうかな?実際には

    実習なんか重労働で腰も痛くなるし、

    新種の研究もいっぱい勉強しないと

    いけないから思ってたよりも

    ずっと大変だよ。」

         

カノン 「ふーんそうなんだ。でさミツキ

    がやりたかった そのオリジナルの

    野菜や果物ってどう? できそう?」


ミツキ 「ゼミナールの研究のテーマだけどね

    オリジナルの植物を品種改良したり

    できるのは学校を卒業してもっと

    もっと研究を積まないといけない

    ようなレベルだよ。でもできそうな

    気がするし自信はあるつもりだよ。」


カノン 「そーだよお兄ちゃんが育てた

    なしの豊水の木だって大きく

    育ったし。この間見せて

    もらったあの花も綺麗に咲いてたし。

    できるよ。あれってお兄ちゃんの

    オリジナルでしょ?」


光樹  「あれはね 花の色だけ自分で

    自由に着けられるだけで、

    オリジナルの花っていうには

    ちょっとね・・・

    あ裏手にそろそろ着くよ。」



  表の門に車を着けてカノンを降ろすのは

 さすがに目立つからあまり目立たない

 学校の裏手にカノンを降ろすことに

 している。学校の裏手は小さな林に

 なってて路肩も広く目立ちにくい。


  学校の裏手に一人の女子生徒が僕の

 車をじっと見つめて立っていた。カノンの

 同級生の美咲だ。カノンがあらかじめ

 スマホで示し合わせてたらしい。


  僕が送迎する日に時々会う



カノン 「お兄ちゃん送ってくれて

    ありがとう。

    じゃあ行ってくるね。」


ミツキ 「うん行っておいで。」


美咲  「おはようございます、ミツキさん。」


ミツキ 「あッ おはよう美咲ちゃん。

    カノンよろしくね。」


美咲  「はい。」


カノン 「じゃあねミツキ。」


     

  カノンは手を振って見送ってくれた。僕は

 いつもカノンの面倒を見てくれる美咲に

 本当に感謝している。


  カノンは人付き合いが下手な娘ではない。

 むしろ明るくて優しい面があり人から

 親たわれる方だ。ただ少し天然な所が

 あったりするし。


  傷つきやすい一面もある。美咲と

 親しくなる前は病気のことで、

 クラスメイトにいじめられたりした

 らしい。


  その時から引きこもるようになり学校にも

 行けなかった時期があったけど美咲と親しく

 なってからまた登校できるようになった。

      

  カノンの高校から農学部までは少し

 離れてるが、隣同士である僕とカノンの

 自宅からは同じ方向でその間にカノンの

 学校があるから送迎しても大して時間を

 ロスするわけではない。


  カノンの学校から約20分走った所に

 僕が通っている農学部がある。


  今日は朝から農学のゼミナールの

 実習である。


  始業時間は午前9時丁度である。

 3学年になると卒業見込みが

 認められた生徒は研究室に入る

 ことになっている。


  それぞれの研究してきたことを論文にして

 まとめていく。それが最終的に卒論という

 ことになる。ゼミナールは自身が学びたいと

 思ってるゼミを選択することができる。


  いろいろなゼミがある。農業組合研究

 とか、農林水産省への就活研究とか。

 その選んだゼミの先生が最終的に卒業から

 就職までの面倒をみてくれる。


  途中でのゼミの変更はよほどの理由が

 ない場合、基本的に認められないので、

 ちゃんと選ばないと後で困ることになる。


  人気のあるゼミナールはやはり

 農林水産省への就活研究である。

 大卒で国家公務員になるのは定員の

 競争率も高くて難しいのだがうちの

 農学部は農林水産省の方と

 知り合いの教授も何人かいて

 コネも効くらしい。


  1つのゼミの定員はだいたい

 20人だが人気のあるゼミは

 30人くらい、いる所もある。

     

  僕が選んだゼミナールは、

 品種改良研究ゼミという名の

 ゼミナールである。


  僕は短期間で栽培できる野菜や果物

 を作って食糧難などで困ってる人の役に

 立ちたいと思ってたからそれに近い研究

 ができそうなゼミナールを選んだ

 つもりだった。


  3学年では一日3時間のゼミが週に

 2回ありそれ以外は卒業までに必要な

 単位を取るための講義を受ける。


  3学年からは必須科目はゼミナールと

 農業実習だけになり3学年までに、座学系の

 単位をすべてクリアできた生徒は6日の

 うちの約半分の3日も休みを取ることが

 できることになる。


  逆に単位の負債を多く抱え込むと、

 日曜以外の6日を全部出席しても

 落としてる。


  科目の講義を受ける余裕がないから

 留年してしまうのである。


  僕と同じゼミナールを選んだ同期の

 生徒の中で親しくなった友達が2人いる。

 僕はそれほど社交的ではないので何人かの

 気が合う友人ができたら当分はその人たち

 意外とはなるべく


  離れて付き合うようにしている。今回の

 ゼミナールもそんな感じである。一人は

 赤城大輔で172㎝くらいの男子生徒。

 ゲーム好きでお人良しな性格である。


  ゲーム好きという点で僕と気が合う。

 もう一人は上村ルミで167㎝くらいの

 女子生徒でゼミナールが始まる前から

 僕と親しくしてくれた生徒である。


  彼女は絵を画くことが好きらしい。

 パソコンを使ってデジタルの萌え絵

 なんかも上手だ。勉強もできて無邪気で

 子供っぽいカノンとは対照的で

 大人っぽい喋り方をする。


  髪型はツインテールにしている

 ことが多い。結んでる髪の毛を解くと

 カノンと同じくらいの長さだ・・・

 ルミもおへそを基準にして少しずつ


  髪の毛を自身で切っているようだ・・・

 手入れに手間が掛かるロングヘア―

 の女性はおへそを基準として自身で

 カットしている人も多いらしい


  そうすることで、伸びすぎたり

 切りすぎたりしなくて、慣れた長さ

 の髪の毛を維持できるからだ・・・ 

    

  僕と大輔の勉強面でもよく面倒を

 みてくれる。僕ら3人とも21歳の

 仲良し3人組ってとこだった。

   


ルミ 「おはよう光樹。大輔まだ

   きてないのね。

   最近始めたロールプレイングゲームに

   はまったって言ってたから今日の遅刻

   は多分それね。ウフフw」


ミツキ 「おはよルミ。多分それだよ。

    メールで夜明け近くまでやって

    しまったって。」


ルミ 「ゼミナールは必修だからちゃんと

    来ないといけないんだけどね。

   ミツキは論文とか進んでる?」


ミツキ 「いや 去年の最初の頃はゼミの

    記録とかちゃんと取ってたけど最近は

    少し遅れ気味だよ。またルミにノート

    見せてもらうことに

    なりそうだよ。」


ルミ 「もー! 私に頼ってばっかね

    二人とも。あなたたちの為だと

    思ってそろそろノート見せるの

   やめよっかなー」


ミツキ「おいおい固いこと言うなよ。君の

    ノートなしではもう成り立たないし」


ルミ 「何それ?ウフフッ まーいいけどさ 

   じゃあ代わりに何くれるんだい?」


ミツキ 「そうだったね。ノート3回分たまる

    とサービス返しだったな。

    ええーと付けにしといてよ」


ルミ 「もう二人とも付けが随分たまって

   きてるんですけど!?」


ミツキ 「じゃあ今日の昼食おごるよ。」


ルミ  「まいどーおおきに。いまちょっと

     お金ためてんだ。ちょうど

    良かったよ」



  ルミは2学年の時に初めて話した。

 農業研修の合宿の折にルミが学校の

 裏山の上から見える絶景の絵を

 画いているのを僕と大輔が覗き込み

 非社交家の僕らにしてはめずらしく

 女の子に声をかけて褒めて

 あげたのがきっかけで。


  ルミはスタイルもよく美人で

 あったのもあり少なからず僕らは

 ルミに興味を持った。最も


  僕にはカノンがいるから大輔と

 ルミの取り合いのような小競り合い

 にはならない。


  男女関係で問題があるとすれば

 ルミは若干ではあるが僕に少し想いを

 寄せていることを僕は感じている。


  そんなルミの気持に気使って

 カノンのことはルミには話してない。

 僕がカノンを心から愛してるって事実をね。

 しかし大輔にはちらっと

 話したというか話してしまった。


  大輔も僕にとっては大切な

 男友達である。よく気が合うし一緒に

 いて本当に楽しい。大輔は今は

 気持ちを静めて落ち着いてるが去年の

 夏ごろルミの僕に対する想いに気づいて

 こんなやり取りをした時があった


大輔 「なあミツキ。ルミは多分俺より

   お前に気があると思うけど。お前は

   ルミのこと、 どう思ってる?」


光樹 「そうだな。勉強面でいろいろと助けて

    くれるし。僕たちにとってルミは校内の

    唯一の女友達だし。

   好きにきまってるだろ。」


大輔 「そっか お前、おれより

   イケメンだしさ だったらこの際に

   コクったらどうだよ。ルミだって

   それを望んでるかも知れないよ。

   俺に気遣わなくていいからさ。」

   そうなったら俺は少し離れるからさ。」


ミツキ 「大輔、君には今まで通り僕と一緒に

     いてもらいたい。じゃあ君にだけ話す

     けど、これルミにも誰にも

    言わないでおくれよ。」


大輔 「えッ何々?お前誰かと

    付き合ってんの? 

    なわけないよな?」


ミツキ「・・・・・・・・・・・・・・・」

    


   僕は6つ年下のカノンのことを全部、

  大輔に打ち明けた。この判断は

  多分間違いだと知ってたけど。カノンの

  ことはこの農学部内で知ってる者は

  誰もいない。


   僕が黙ってたらルミに知れて彼女を

  傷つけることはあり得ない。だから最後

  までカノンのことはだれにも黙ってる

  つもりだったけど、


   大輔はいいやつで面白くて女の子に

  とってもいい彼氏になれそうだけど、

  彼の欠点はゲームオタクだってことだ。


   なぜか分からないがゲーム好きな

  女の子は滅多にいない。ゲーム好きな

  男はたいがい嫌われることが多い。


   大輔が高校生の時に付き合ってた

  女の子の話を聞いたことがあったが、

  ある日ゲームセンターに彼女を

  連れて行って格闘ゲームの腕を

  自慢したらしい。


   他の客と対戦式で大輔は強くて

  ほとんどの対戦相手を倒したのは

  いいのだが、その1ゲームが3時間

  近くも終わらなかった。


   対戦者が多くて勝者は勝ち続ける限り

  半永久的にゲームを続けられる。

  大輔はその都度得意になって 

  「飛び込み大キック、

  大アッパーキャンセル 」

  超必殺技のドレミファコンボ 

  が決まったよ。すごいだろ!!」


   と説明しても女の子にとっては

  何のことかさっぱり分からないし。

  3時間もそんな他会いのない説明を

  されるのは苦痛で女の子の

  大切な青春の時間をそんなことに

  奪うのは大罪に値する。


   これはクレーンゲームなどで

  可愛らしいぬいぐるみのような景品を

  取って彼女にプレゼントするのとでは

  同じゲームでも正反対のことである。

   

   しかし大輔のいわゆるビデオゲームに

  対するポリシーは変わらず、その

  ビデオゲームの素晴らしさを女の子にも

  わかってもらいたいという強い意志が

  変わることはない。


   結論を出すとどんなイケメンで

  あってもゲーム機違いと恋愛の

  両立は難しいということだ。


   結局大輔も彼女に「あたし大輔の

  ようなゲーム機違いにはこれ以上

  ついていけない」と言われて別れを

  告げられた。


   大輔は真っすぐで正直な面があり

  嘘でも「じゃあ俺 君の為にゲーム

  やめるよ」と、いうことができずに

  悲しい恋はそこで幕を閉じる

  こととなった。


   ゲームのことを分かってもらえずに

  大輔はものすごく傷つくのであったww 

  僕も人のゲーム機違いを指摘できる

  立場ではないほどゲームは

  好きだった。


   大輔とルミ以外農学部内で

  親しい友人がいない僕にとって

  大輔は唯一の男友達でもある。


   大輔がルミに想いを寄せている

  ことは前から知ってたので。僕には

  カノンという本当に大切な娘がいる

  ことを話して。ルミは君に譲るという

  意思を大輔に示すために

  カノンのことを打ち明けた。


   そのかいがあったのか僕と大輔

  とは変わることなく今まで通り楽しく

  過ごせてる。


   今日のゼミでは青色の

  チューリップの球根

  の作り方やメカニズムについての

  座学だった。


   担当ゼミの教師は40第前半の

  若い准教授の山川史郎で品種改良の

  豊富な知識を持っている。


   すこしお茶らけていて親しみやすい

  教師だ。ゼミの1時間目が終わった後の

  休憩時間に例の大輔が登校してきた。



大輔  「おはよう、ミツキ、ルミ 

    昨日のロープレやり過ぎたけど

    ゼミの後半には間に合って

    よかったよ。」


ルミ  「おはよ大輔。ゼミナールはちゃんと

     出ないとダメでしょ!!

    必修科目なんだから

    出席率の三分の一は

    クリアしないと留年

   しちゃうわよ。あなただけ・・・」


大輔  「大丈夫だって。その点は計算してる

    から問題ないよ。」


ミツキ 「3人そろって4学年になって

    卒業するって約束だからな。」


大輔  「はいはい。」



  僕たち3人は他愛のないいつもの会話を

 した後2時間目のゼミの講義が始まった。


  僕たちはいつも後ろの右隅辺りに席を

 陣取っている。


  大学の座学の席は基本的にどこでも自由

 なのだが、時が経つと自然に同じ場所の

 席に仲のいいグループで固まって座る

 ようにしてる。

   

  ゼミの講義が終わり近くになった。

 昼前である。教師の山川が来週のゼミの

 予定を話した

    

  その内容はクラフトのようなもので

 農学部の裏手の山に入って自然の松の

 幼樹を見つけて

    

  植木鉢に植え変えて、綺麗に千手して 

 いわゆる盆栽を作るのが来週のゼミ内容だ。



山川 「来週の月曜日は大学の思い出作りも

   兼ねて自分たちが見つけた

   自然の松の幼樹を千手して綺麗な

   盆栽を作ります。」


  ゼミの生徒たちの反応は良かった

 みたいだ。一部を除いてみんな顔を

 輝かせているようだ。


  品種改良のゼミナールとしては

 意外だったが盆栽作りなんてやった

 ことがないから僕も楽しみになった。


  綺麗な盆栽ができたらカノンにも見せて

 あげようと思った。山川が言うには前半の

 1時間30分裏手の山に入って松の幼樹を

 見つけて後半の1時間30分で植え替えて

 千手する予定だ。


  松の幼樹はたくさん生えているから

 見つけるのはそんなに苦労しないらしい。


  要点はできるだけくねくねと曲がった

 形の松が綺麗らしいのでちゃんと探さないと

 いけないらしい。もし適当な松の木が

 みつからなければ2時間目のゼミの時間も

 投入してもいいらしい。


  いわゆる自由に動きまわれる楽しい

 ゼミナールになりそうだ。盆栽が時間内に

 できなければ宿題になるとのこと。


  綺麗な盆栽は点付けの対象となり

 成績に評価される。その日の午後は

 僕は2学年の時に落とした必修科目を

 2つ受けることになってるから

   

  お昼休憩が1時間あって午後1時から

 間の10分休憩を含めて終わるのが

 午後4時10分だ。


  この月曜日は朝から夕方までフルタイムの

 4講義すべて詰まってるから割と疲れる

 1日だ。ルミは頭も良く単位は一つも

 落としてないからゼミが終わると帰宅する。


  大輔は違う科目を受けるので月曜の

 午後からは僕たち仲良し3人組は

 別行動になる。


  学校が終って車で岐路に着いた。

 カノンの高校は先に終わったから自宅の

 部屋にいるのだろう。


  カノンが静佳さんの病院に行くのは

 日曜日の午後と臨時以外は日取りが

 決まっている。


  カノンが学校に行く日は月、水、金曜

 である。金曜日は月に2回ほどだ

 だから今日の月曜はカノンの心臓の

 こともあり帰宅後は部屋で休んでる

 ことになっている。


  月曜日は仲良し三人組も放課後は

 それぞれの自宅に帰る。


  週に2回あるゼミの

 木曜日は3人とも午後から抗議がないので、

 一緒にレストランでも行って昼食を取った

 あと大輔の為にゲーセンに行く日もあれば、


  瑠奈の為に映画見に行ったり

 ファッションショップに行く日もある。

 木曜日は一番楽しい日でもある。


  月曜日は講義で疲れたからすぐに

 帰宅することが多い。コンビニやスーパー

 によって軽食やお菓子、飲み物、雑誌などを

 買って帰宅する。


  僕が車で帰宅したのをカノンが見て

 カノンが家に遊びに来る時が多い。

 僕がカノンの家に行くことは

 あまりない。


  今は静香さんが入院してて15歳の

 カノン一人だから僕がカノンの家に

 行くのは世間体もあってあまり

 よろしくない。


  両親からもできるだけ呼んであげるように

 と仰せつかっている。カノンや静香さんは

 いつでもどうぞと言ってくれてるが、


  静香さんが入院する前は僕がカノンの

 家に遊びに行くこともよくあった。


  車で帰宅途中にスマホの呼び鈴が鳴った。

 僕は路肩に停車して電話に出た。





 

   

      

          


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