第24話 アヤノとの再会
ソフィアサイド
私は秘書のサラが、無事で
あったこと、そして私を狙った
狙撃手の男【襟元露紀18歳】
も確保できたようだ。
私はリムジンで待機していた
高野に指示を出して彼の
救助に向かわせた。
彼は右側の肋骨の骨折と肺の
損傷で、整形外科で緊急手術
が行われることになった
彼の聴取は回復してから
行うことにした。
4階のアヤノのオペ室に
サラが戻って来た。
私はまたカノンに膝枕をして
貰って彼女の膝の上で
気持ちよさそうに眠っていた。
カノンも眠っていて二人とも
いろいろあった一日の疲れから
よく眠っていた
サラサイド
サラ 「・・あ、あのお、ソフィア様に
カノン様・・」
私は二人でアヤノさん、
私が幼い頃から孤児院ラピスの
園長先生としてお世話になった
アヤノ先生のオペが行われてる部屋まで
無事、戻ることができた。
しかし、ソフィア様もカノン様も
こんな緊急事態な時によく
眠れるものだと少し呆れた。
サラ 「・・もう、ソフィア様ったら。
こんな時に・・」
もし、また刺客たちが襲って
くれば、私は銃を抜いて
撃ち終わった空薬莢を
叩いて落として
6発の弾を銃創に一つづつ
込めてセットした。
そして安全装置を掛けて
ホルダーにしまった。
私も長椅子に腰かけた。
カノン「・・んんんん、あらら、私も
また寝眠っちゃったわ。
んん?あなたはサラちゃん。」
私は慌てて立ち上がった
サラ 「・・こ これは失礼しました
カノン様・・気持ちよく
お眠りになってたので。」
カノン「・・無事に戻って
こられたんだ。良かったね。」
サラ 「・・え、ええ。ありがとう
ございます。」
カノン様はソフィア様の
背中を持って起こした
ソフィア「・・んんん、よく眠ったわ
なんか気分がいい。
あら、サラ・・あなた
戻ってたの?」
私は少し怒り顔でソフィア様を
叱った
サラ 「・・気分がいいじゃありませんよ
ソフィア様、」
ソフィア「・・えっ!?」
サラ 「・・お二人ともよく眠ったままで、
もしまた刺客の子達が現れたら
どうするのですか?」
ソフィア「・・んん、それもそうね
ごめんねサラ。」
サラ 「・・もう、気を付けて下さいね。」
ソフィア「・・はああい・・」
ソフィアサイド
サラの言うことも最もだ
その後、高野が呼び寄せた
ホロロバの本社から派遣された
警備部の部長、山波から
無線で連絡が入った。
山波強士【やまなみ つよし 23歳】
190㎝の大柄の男性、
柔道やキックボクシング
の経験者。まだ若いが、大胆かつ
繊細な行動力と賢さを評価して
私が警備部長に抜擢した。
【ピイイイイ ロロロロロ】
山波 「・・こちら警備部長の
山波、ただいま、約100名の
警備員が三鷹総合病院の
駐車場に到着して待機中です。
ソフィア会長、どうぞ。」
ソフィア「・・こちら4階のオペ室前の
ソフィア ご苦労様ね、山波君
では、次の指示を出すわ。
良く聞いて」
山波 「・・はい、」
ソフィア「・・外の警備は総合病院
全体に散らばって約半数の50人を
12時間の交代制で24時間
散らばって不審者から
病院を警備しなさい。」
山波 「・・分かりました。」
ソフィア「・・そして中はロビーに
10人、後の40人は
各病棟に10名ずつ
配置させなさい。」
山波 「・・了解しました。」
ソフィア「・・そして、あなたは
4階の私とサラがいる
立石アヤノのオペ室の
前まで来なさい。」
山波 「・・了解しました。」
ソフィア「・・ピッ・・」
私は無線機を切った。
やがて、4階のオペ室の
前に部長の山波と部長補佐の
宮下麗奈【みやした れいな16歳】
が到着した,
レイナもサラ同様で高校に
通いながら山波部長の補佐を
務めてた。服装は黒と紺野の
チェックのセーラ服を着ていた
山波 「・・これはソフィア会長、
指示通り、警備員100名を
各、ブロックに配置完了
しました。」
レイナ「・・・・」
ソフィア「・・ご苦労様・・」
その時、アヤノのオペ室の
手術中だという赤いランプが
消えた。
ソフィア「・・あっ !?・・」
カノン「・・アヤノちゃんのオペ
終わったみたいね。」
サラ 「・・その様ですね。」
私とカノンは立ち上がった
オペ室のドアが開いて
アヤノが寝ているベッドを
複数人の医療スタッフが
押して、集中治療室に向かってる
ようだ。
担当医師の大山が私がいることに
気付き、私に頭を下げた。
大山 「・・これは、ホロロバの
ソフィア様」
私とカノンはアヤノのベッドを
追いかけながら大山先生に
気になってた質問をした
ソフィア「・・それで、アヤノの
オペは成功したの?」
カノン「・・先生?」
大山は笑顔で話して
くれた
大山 「・・はい、アヤノさんは腹部の
各内臓を損傷していましたが
不思議なくらい、回復していて
オペは成功しました。
命に別状もありません」
ソフィア「・・そう、よかった。」
私は眠ってるアヤノの
顔を見つめた
ソフィア「・・アヤノ、早く
元気になってね。」
その後、アヤノは集中治療室
に運ばれた。私もカノンも
この先には入れない。
私とカノンは大山先生に
案内されて、診察室に来た
そしてアヤノの詳しい
状態をレントゲンやCTの
を見せて貰って説明を
受けた。
山波とレイナ、サラは
病室の前で待機させた。
大山 「・・ソフィア様、アヤノさんは
腹部を中心に胃と肝臓が少し
損傷していて特におへその辺りにある
小腸の破裂は深刻だったのですが
、なんというか不思議な光の
ような、いや神の奇跡のような
もので、奇跡的に傷口が閉じて
回復したのです。」
ソフィア「・・・・・・・・・・」
それはおそらく私が施した
サイコヒーリング、
オーラロリースの光のこと
だろう。
ソフィア「・・まあ、とにかく回復して
アヤノが助かったのなら
何でもいいわ。それと
右の肋骨と骨盤は骨折
していなかったの?」
大山 「・・はい、肋骨と骨盤には
ヒビが入っていましたが
くっついて完治していました
これも不思議に思っています。
アヤノさんの以前のカルテからは
その個所の骨折は、初めての
ようですし。」
ソフィア「・・そう、それでアヤノは
おなかの内臓とかに後遺症とか
残したりしないの?」
大山は少しうつむいた
ソフィア「・・どうしたのよ?大山先生。」
カノン「・・先生・・」
大山は自身なさそうに
私に答えた
大山 「・・は はい、実は
アヤノさんは骨盤を骨折した
際に子宮に骨が刺さってしまった
ようで、処置はして、出血も
収まりましたが、そのお。」
ソフィア「・・はっきりと言いなさい!!
先生、要するにアヤノの
子宮はもう使い物にならなく
なったということね ?・・」
大山 「・・え、ええ、まあ。」
カノン「・・ちょっとソフィアちゃん」
カノンは怒って私のお尻を
ぺチっと叩いた
【ペッチ】
ソフィア「・・あっ痛い!!・・」
カノン「・・なんて酷いこと言うのよ!!
そんなこと言うとアヤノちゃんが
可哀そうだよ。」
ソフィア「・・ごめんって、カノン。」
大山 「・・ええ、まあ
そういうことで。」
私は大山先生の胸ぐらを
両手で掴んだ
【ググググググ】
大山 「・・あああ、何を !?」
ソフィア「・・アヤノが、そのお・・
こんな体になったことを
本人に言ったら絶対に
ダメよ。アヤノは、
治るのだから
私だったら絶対に
治せるから。」
私はカノンも睨んで
言った
ソフィア「・・カノン!!あなたもそうよ。
このことアヤノには絶対に
言わないで!!」
カノン「・・う、うん、分かったわ
私 絶対に言わないよ。」
ソフィア「・・じゃあ先生、私から
一つお願いがあるのだけど
いいかしら?」
大山 「・・何でしょうか?ソフィア様。」
ソフィア「・・この病院の最上階の
7階には、スイートの個室の
特別ルームがあったわよね。」
大山 「・・は はい ございますが。」
ソフィア「・・今は開いてるかしら?」
大山 「・・は、はい、確か
スイートルームは
現在空いておりますが。」
ソフィア「・・じゃあ、アヤノの
集中治療が終わればそこに
搬送させてあげて。分かった?
大山先生。」
大山は少し困った顔をして
言った
大山 「・・し、しかし、あの
スイートルームは
国会議員などが
偽装入院とかに使う為に
当病院の院長先生からは常に空室に
しておくようにと仰せつかって
おりまして、そのお。」
ソフィア「・・・・・・・・」
私は怒った顔でショルダーバック
からまた三鷹中央銀行の小切手を
取り出して、3億円の数字を書いて
印字した用紙を大山に手渡した。
大山 「・・こ これは ? 」
ソフィア「・・この3億円でアヤノの
スイートを手配してあげて、
おつりは全部、
あなたにあげるわ。」
大山は震える両手でその
3億円の小切手を
受け取ると慌てて白衣の懐に
しまった。そしてニコニコ
して言った。
大山 「・・は はい、了解しました。
で、では必ずアヤノさんを
あのお部屋にお通ししますので。」
ソフィア「・・フっ それで先生、
アヤノはいつ頃、集中治療室
から出られるのかしら?」
大山 「・・詳しい時間帯は分かりませんが
全身麻酔が切れて目が覚めますと
ご希望にありました7階の
スイートルームにご搬送させて
いただきます。恐らく午前3時頃には
移動できてると思いまして、はい。」
ソフィア「・・分かったわ。」
私は大山先生に抱き着いた
大山 「・・ソ ソフィア様・・」
ソフィア「・・先生、アヤノのこと、
宜しくね、グスン。」
私は目に涙を浮かべて
診察室を退室した。
カノンが慌てて私を
追いかけた。
カノン「・・あっ ちょっと待ってよ
ソフィアちゃん。」
私は3階にいる、元刺客だった
娘、天川ルミナの母親が
肝臓移植とかで入院している
個室に向かった。そこが
今のルミナと母親の家らしい。
カノンと、秘書のサラ
そして警備部長の山波と
レイナが私の後についてくる。
私は病室の前に止った。
私はサラとレイナに指示を
出した。
ソフィア「・・今から、私のお友達と
なった天川ルミナに会うから
サラとレイナは私について来て。」
サラ 「・・はい・・」
レイナ「・・了解しました。」
カノンが不満そうに言った
カノン「・・ええ、私は?」
山波 「・・・・・・・・」
ソフィア「・・大勢で病室にゾロゾロと
入るものではないわ。
サラとレイナは彼女の
ボディーガードの
ことで、彼女に
紹介するだけよ。
カノンはそこにいなさい
分った!?・・」
カノン「・・うん、分かったわ。」
私はルミナがいる個室の
ドアをノックした
【コンコン】
するとドアが開いてルミナが
恐る恐る出てきた、手には
例の杖が握られていた
彼女は私を見ると、笑みを浮かべた
ルミナ「・・ソフィアさんだったのね
会いに来てくれて、嬉しいわ。」
ソフィア「・・うん、あなたも
もう元気そうね。」
ルミナ「・・うん、じゃあせっかく
来てくれたから私の
お母さんに会ってくれる?」
ソフィア「・・ええ、お願い。」
ルミナは私の手を握ると
母親の天川瑠衣【あまかわ るい】45歳
に私を会わせた
ルミナ「・・お母さん、この方が
お母さんのこと、助けて
くれた、ソフィア・アーデル・
ヘルゼンさんだよ。」
ルミナの母親のルイはルミナに体を
起こしてもらった、そして私に深々と
頭を下げた。
ルイ 「・・あなたが、ホロロバの会長の
ソフィア様ですか?
娘からは、私たちのこと、助けて
頂いたことは聞いています。
ううう、本当に ありがとう
ございました。うう。」
ソフィア「・・お母さん、私も
ルミナちゃんには大切な
ことを教わりました。
本当に母親想いの良い娘さん
を持っていますね。」
ルイ 「・・は はい、グスン
ありがとうございます。」
ソフィア「・・ルミナちゃんには
今、事情があって、ある
組織から命を狙われて
ますので、私の部下の
この二人に、警護させる
ことになりましたので
宜しくお願いしますね。」
ルイ 「・・は はあ?」
私は、サラとレイナに言った
ソフィア「・・さあ、二人とも
ルミナとお母さんにご挨拶
しなさい。」
サラ 「・・は はい、私はソフィア様の
第2秘書の 直埼沙羅です。
宜しくお願いします。」
レイナ「・・私は、宮下レイナ、
警備部長補佐です
そういうわけで、
この階を警護させて
頂きます。」
私はルイに名刺を渡した。
ソフィア「・・この病院内だったら
私の部下たちが厳重に
警備してますがもし
ルミナちゃんが病院から
外出する際にはこの
電話番号にお手数ですが
連絡をいただけませんか?
この娘達のどちらかを
ボディ―ガードさせますので。」
ルイは名刺を受け取ると
ありがたそうに言った
ルイ 「・・わ、分かりました。
ソフィア様
何から何まで、本当に
ありがとうございます。」
ソフィア「・・では、お母さん、
ルミナちゃん、失礼します。」
私とサラとレイナは
ルイの個室を退出した
しかしルミナが私を
追いかけてきた。
ルミナ「・・ソフィアさん・・」
ソフィア「・・どうしたの?ルミナ」
ルミナは右手に握られていた
例の杖のボタンを押して
刃物を出して見せた。
【カシャン】
そして制服のスカートを上げて
太ももに仕組まれている
刃物も見せた
サラが慌てて銃を取り出して
ルミナに向けた
【カチャッ】
しかし、私は手で制して
サラを諫めた
ソフィア「・・銃をしましなさい、
サラ。」
サラ 「・・し、しかし・・この娘は・・」
ソフィア「・・大丈夫よ、ルミナは
私の大切なお友達よ。」
ルミナは私に言った
ルミナ「・・ソフィアさんにお願いが
あるの。」
ソフィア「・・うん、何でも
言ってごらん。」
ルミナ「・・私は、あなたが
私達を助けてくれた
恩返しをしたいの。」
ソフィア「・・ええ?恩返し。」
ルミナ「・・うん・・」
サラは制服を上げて
白いおなかを露出させて
懐に装備されてる拳銃と
ホルダーを見せた。
ソフィア「・・まあ、あなた、拳銃まで
持ってたの?」
ルミナ「・・ええ、母の病室に
バズーカー砲も用意
してるの。」
ソフィア「・・あのね、あなたいくつ
武器を持てるのよ?。」
ルミナは真剣な目をして
私に言った
ルミナ「・・私も戦えるわ。だからもし
あなたが私を必要とすれば
私を、ソフィアさんの
ボディーガード
にして欲しいの。」
ソフィア「・・私のボディーガード?・・」
ルミナ「・・私にあなたへの恩返しを
させて欲しいの。」
私は真剣な眼差しのルミナの
目をじっと見つめた
ソフィア「・・分かったわ。このサラも
まだ14歳で未熟だし、レイナだって
、いつ刺客に56されるか分からない
から、あなたのお母さんが
元気になって落ち着いたら
さっきお母さんに渡した
名刺の番号に電話をくれたら
いいわ。」
ルミナ「・・うん、ありがとう
ソフィアさん、ぐすん。」
ソフィア「・・じゃ、もう行くわ。」
ルミナ「・・ソフィアさん。」
私はルミナに背を向けた
そして長い廊下を歩いて
エレベーターに向かった
私たちは4階のエレベータに
乗り病院のロビーに降りた。
エレベータの前には私が
呼び寄せた警備員たちが
8名、エレベータに2列に
並んで 私に頭を下げた
ソフィア「・・・・・・」
カノン「・・うわあああ、黒服の
サングラスの人たち、
いっぱい、いるね。」
サラ 「・・心配いりません、皆
ホロロバの警備部の
方たちですから。」
私とカノン、そしてサラと
レイナ、警備部長の山波は
ロビーのソファに腰かけた。
私はこれからの警備について
彼らと打ち合わせをした。




