第22話 たどり着いたアヤノのオペ室
ソフィアサイド
私とは4階の廊下で襲ってきた3人の
刺客たちは何とか撃退してうち二人は
ネックニードルという任務に失敗
した時に自身の首の骨に毒針を
さして自害する装置で絶命した。
そして、この天川ルミナだけは
命を助けてあげられた。
私はルミナは彼女に指示を
出した黒幕の正体も知らないことを
確認できた、
だが私とカノンに対する情報は
かなり教えて貰ったようだから
このまま逃がすよりも
彼女も二人と同様に殺した方が
安全だと考えたが、
彼女の母を想う気持ちと
カノンのような優しくて綺麗な
心を持った少女であることが
分かったので、逃がして
あげることにした
私はベッドで泣いてた
ルミナに声を掛けた
ソフィア「・・あなたのおなかは
まだ痛む?ルミナ。」
私はルミナのおへその辺りを
右手で抑えた。左手で
背中を持って
ルミナ「・・もう、大丈夫・・あなたが
不思議な力で癒してくれた
から。」
ソフィア「・・じゃあ、あなたはもう
家に帰りなさい。」
ルミナ「・・私に返る家なんてないの。
グスン。・・」
ソフィア「・・じゃあ、そのベッドで
いつまでも寝ていなさい!!
もう行くよカノン。」
私はカノンの右手を掴むと
強引に引っ張った。
ルミナ「・・・グスン・・・」
カノン「・・ちょっとソフィアちゃん」
カノンはルミナに言った
カノン「・・あなたは肝臓の病気に
なったお母さんがいたんだよね
もしかするとこの同じ三鷹総合
病院なの?私のお母さんも
肺炎で入院してるけど。」
ルミナ「・・そうなの?私のお母さんも。
私の母も3階の個室
で入院してるわ。」
カノン「・・でも帰る家がないって
じゃあ、あなたは今まで
どこに住んでたの?」
ルミナ「・・私と母は、ずっと
二人で、分かれた父が
買ってくれた家で住んでたけど
お金の都合で、売り払ったの。
その後、母の、住み込みの
社宅で一緒にいたけど
母が病気になってからは
母が入院している個室が
私達の今の家だから。
私が寝る時は、母の部屋に
置いてる簡易ベッドか
誰もいない
病室のベッドを
勝手に使わせて
貰ってるの。」
カノン「・・そう、大変ね。」
私はルミナがお金がなくて
可哀そうに思ったが、これ以上
彼女と関わるのはろくながことが
ないと判断してまた
カノンの右手を握った。
ソフィア「・・今度こそ行くよカノン。」
カノン「・・でも、ルミナちゃんを
置いていくのは
ちょっと可哀そうよ。」
ソフィア「・その娘は私たちの
敵だということを
忘れないで!!」
ルミナ「・・グスン、うええ・・」
ルミナは任務に失敗して途方に
くれて、ベッドでうずくまっている。
もう、本当に世話が焼ける娘だ。
なんで私が襲ってきた刺客の
ルミナの面倒をみないと
いけないのかと内心毒付きながらも
助けてあげることにした。資金面で
世話をしてあげて、厄介払いを
しようとした。それが一番
早いとおもえた。
ソフィア「・・ねえ、ルミナ。」
ルミナ「・・はい・・」
ソフィア「・・先ほど、あなたの心
見させてもらったけど
黒幕からは前金の250万円
はもう受け取ったのよね。」
ルミナ「・・うん、でも、私、任務に
失敗したから、ペナルティー
として、ネックニードルで
死なないといけないの。
ソフィア「・・これのこと?」
私は彼女から押収した
強力な自殺システムの円環型の
ネックニードルをみせた。
ルミナは悲しそうに
その装置を見た。
ルミナ「・・そうよ。その装置を
私に返してくれる?
ソフィアさん」
ソフィア「・・私からそれを返してもらった
後、ルミナはどうする気?」
ルミナ「・・・・・・・・・・・・」
ルミナは制服の内ポケット
から、封筒とサインペンを
取り出して、その書類に
サインしたそして私に見せた。
私はその書類を受け取り
内容を見た。
ソフィア「・・・・・・・・・・・」
ルミナ「・・その書類は私に掛けられてる
生命保険金、1000万円降りるの。
自殺でも、それと遺言書も
書いてある。もし私が
任務で失敗すれば、ネックニードル
で、自殺した後に、その生命
保険金で、母の病気を治して
欲しいと。」
ソフィア「・・それで?」
カノン「・・・・」
ルミナ「・・うん、その保険金の
受取人はあなたの名前を
記入させてもらったわ。」
ソフィア「・・・・・・・・・・」
私は受取人の欄の名前を
見た 確かに、
Sophia・Aderu ・Herzen
ソフィア、アーデル、ヘルゼン
と書かれていた。
ソフィア「・・それで?」
ルミナは涙を流しながら
私に言った
ルミナ「・・あなたは本当は心が
優しい人だと思ったから。
あなたに母のこと頼みたいの、
私が死んだ後その保険金の
1000万円を使って、母の
肝臓移植の手続きをして
欲しいのよ。
費用は700万円あれば
足りるから、残りの300万円
は手数料としてあなたが
受け取ればいいわ。」
私は、書類を持ってた両手が
震えだした。そして彼女に言った
ソフィア「・・分かったわ。」
カノン「・・ちょっとソフィアちゃん。」
ルミナ「・・ありがとう、ソフィアさん。」
私はベッドで、両足を
置いて、体を起こしてる彼女の
太ももの辺りに例の自殺システムの
ネックニードルを置いてあげた。
彼女はネックニードルを
自分の襟首にセットした。
そしてリモコンのボタンを
押そうとした。
カノン「・・ああ、ダメ、
ルミナちゃん。」
カノンは彼女に駆け寄ろうと
したが私がカノンを抱き留めて
制止する。
カノン「・・ソフィアちゃん・・」
ソフィア「・・・・・・・・・・」
ルミナは涙を流しながら
私に言った。
ルミナ「・・母を、お願いね
ソフィアさんグスン・・」
ルミナは震える手で
スイッチを押そうとした
瞬間に私は右手で強烈な
ビンタで彼女の左頬を
殴って、ベッドから
ぶっ飛ばした。
【ぱあああああん
どしん、ガラガラーン】
ルミナ「・・あああああ・・」
ぶっ飛ばされたルミナは
ベッドから落ちで床に
転がった。ネックニードルも
外れて床っから転がった
カノン「・・ちょっとソフィアちゃん。」
ソフィア「・・・・・・・・・」
私は険しい表情で彼女を
見ていた。
ルミナは驚いた表情で
泣きながら私を見上げる。
ルミナ「・・ソフィアさん・・グスン
ええええん。」
私は彼女の右手を握ると
強引に立ち上がらせて
またベッドに座らせた。
そして彼女の両肩を強く
握って強く言った。
ソフィア「・・あなたは、お母さんの
気持ちを考えたことが
あるの?」
ルミナ「・・ソフィアさん・・うええ。」
ルミナは泣きながらうつむいた。
ルミナは言った。
ルミナ「・・でも、どのみち私は
任務を果たせなかったから
ペナルティとして、組織に
殺されるわ。だったら
せめてお母さんを助けて
あげたいの、なぜ、私の
気持ちが分かってくれないの?
ソフィアさん。」
ソフィア「・・・ええ、分からないわ。
あなたのお母さんを最も
悲しませる、あなたの
気持なんか。」
ルミナ「・・あなたにだってお母さんは
いるでしょ?ソフィアさん。」
ソフィア「・・グスン、私には・・
お母さんはいないわ。」
ルミナ「・・あなたに、お母さんが?。」
ソフィア「・・作られた人形には
・・いや何でもないの・・」
ルミナ「・・えっ、作られた人形!?
あなたは不思議な力を
使えるし、あなたはまさか」
ルミナは私の制服を上げて
おなかを見た。そして
私のおなかに触れた。
ルミナ「・・温かいすべすべのお肌ね
それに、おへそがちゃんと
あるじゃない。
ソフィアさんは作られた
人形なんかじゃない、
あなたにも生んでくれた
お母さんがいるのよ。
どこかにね。」
ソフィア「・・・グスン・・・
ママ・・・」
私に母がいない理由は
話せなかった。ただ悲しかった
私は涙を流した。
カノン「・・ソフィアちゃん・・」
ソフィア「・・私のことはいいのよ。
ルミナは最後まで生きるのよ、
お母さんのためにね。」
ルミナ「・・・グスン・・分かったわ。」
私は彼女から受け取った
生命保険の証券」をバラバラに破って
ばらまいた
ルミナ「・・あああ・・何するのよ?」
私はショルダーバックから
三鷹中央銀行の信用小切手
の用紙を取り出した。
ルミナ「・・んん?・・」
カノン「・・信用小切手だ・・」
ソフィア「・・・・・・・・」
そして私はその信用小切手に
ある数字を書いて、裏の
印字された用紙をルミナに
渡した。ルミナは驚いた
ように小切手を見た。
ルミナ「・・これって、1がひとつと
0が8つあるから・・
もしかすると一億円・・
も、もしかすると、これを
私に・・」
ソフィア「・・そうよ、あなたにあげるわ。
それだけあれば、お母さんの
肝臓移植の費用は充分足りるでしょ。
お母さんが元気になったら
残りのお金でどこか、
住むための家を買うといいわ。」
ルミナ「・・ソ ソフィアさん・・
グスン・・ありがとう・・
でも、何で?あなたを殺そうと
した私を・・」
ソフィア「・・・・・・・・・」
私自身にも何で、ルミナにそこまで
してあげたのか、分からないが
率直に答えた。
ソフィア「・・それは、あなたが、
可愛いからよ。それだけよ。」
ルミナ「・・グスン、うええ。
ありがとう、ソフィアさん。」
ソフィア「・・その代わり、私のこれから
言うことをちゃんと聞くのよ、
いい?。」
ルミナ「・・うん、分かった。あなたは
お母さんの命を救ってくれた
人だから、何でも聞くよ。」
ソフィア「・・私は部下の者たちを手配
してこの病院を警護させるわ。
100人態勢でね、あなたが
関わった、恐ろしい組織からね。」
ルミナは安心したように
私を見上げた。
ルミナ「・・うん・・」
ソフィア「・・だから、あなたはなるべく
この病院から出たらダメよ。
学校もしばらくの間
休みなさい、私がホロロバの
会長として、校長に話しておいて
あげるから。」
ルミナ「・・うん、分かったわ。」
ソフィア「・・それと、どうしても
病院を抜けたい時があれば
私の秘書のサラって14歳の娘を
あなたのボディーガードに
つけてあげるから、必ず彼女と
一緒に外出するのよ。わかった?」
ルミナ「・・はい、分かりました。」
私は先ほど、強烈なビンタで
殴ったルミナの赤く腫れてる
左の方を触れた。
ルミナ「・・・・・・・・・」
ソフィア「・・ごめんなさい、先ほどは
あなたのこと殴ったりして。」
ルミナ「・・いいえ、ソフィアさんは
私の命を助けてくれたのよ。」
ソフィア「・・じゃあ、あなたは
お母さんの所へ
行ってあげて。」
ルミナ「・・うん、わかった。」
ルミナは少し元気に
なって立ち上がった
そして私をぎゅっと
抱きしめた
ルミナ「・・ありがとう、ソフィアさん
この恩は忘れない。」
ソフィア「・・・・・・・・」
私もそっと彼女をそっと
抱きしめてあげた
ルミナは母親が入院している
3階の病棟の個室に向かった。
私はカノンに言った。
ソフィア「・・これで、やっとアヤノの
オペ室に行けるね。
カノン「・・うん、やっとアヤノちゃんに
あえるんだ。」
ソフィア「・・じゃあ、行くよ。」
私とカノンはまた手を繋ぎ
突き当りの腹部外科で
おなかのオペをしている
手術室に向かった
そしてオペ室の赤いランプが
ついてる部屋の長椅子に
腰かけた。
ソフィア「・・アヤノのオペは
まだ、かかりそうね。」
カノン「・・アヤノちゃん、治れば
いいけど。」
私は無線機を取り出して
一階のリムジンで待機している
高野に連絡を取った
ソフィア「・・こちら4階のソフィア
高野君どうぞ。」
【ピイイイイイイ、ロロロロ】
高野「・・こちら、リムジンの高野
会長、どうぞ・・」
ソフィア「・・この三鷹総合病院をこれから
100人態勢で警護することに
したから、あなたは、本社の
警備部の部長に命じなさい。」
高野「・・これは、何事ですか?」
ソフィア「・・刺客が4人現れたのよ
立石建設の立石アヤノも
狙われえる可能性もあるから
友達のためにね。万全の彼女なら
強いから必要はないけど、
オペ中だから、そういうことだから
頼むわよ。高野君。」
高野「・・了解しました。では
手配しておきます。」
ソフィア「・・・・・・・・・」
【ピッ】
私は無線機を切った。
私は、タワーマンションに
射撃手の捕獲にに向かわせた
直埼沙羅からの連絡
とアヤノをカノンと一緒に
待った。不安な気持ちで。




