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カノンのカルデラ  作者: ジェノヴァnovel


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20/26

第20話 ソフィアの刺客たち

ソフィアサイド



    私とカノンはリムジンを降りて

   アヤノが搬送された三鷹総合病院

   のロビーに入った。


    時刻は午後2時30分というところ

   だった。大きな総合病院ということで

   落ち着く午後でも、ロビーには

   多くの人や、病院関係者が

   いた。


    私は受付係の事務の娘に

   アヤノのこと聞いてみた。



ソフィア「・・すみません、」


受付の娘「・・はい、何でしょう?」


ソフィア「・・私たちは大けがして

     搬送された立石アヤノの

     友達の者ですが

     彼女が今どうなってるのか

     分かりますか?」


受付の娘「・・少々お待ちください。」



     その娘はパソコンで

    アヤノの詳細について

    調べてくれた。



受付の娘「・・立石アヤノさんは

     現在、オペ中です。」


ソフィア「・・そ そう、それで

     そのオペ室はどこに

     行けばいいの?」


受付の娘「・・腹部外科ですので

     4階の廊下を突き当りに

     進んで下さい。」


ソフィア「・・腹部外科ね

     分かったわ、

     ありがとう。」



     私とカノンは顔を見合わせた

   腹部外科でオペ・・

    アヤノの傷ついた内臓

    はやはり、手術をしないと

    いけない程、


     私のサイコヒーリングでは

    やはり治ってなかったのだ。

    せれでも、生きてってくれて

    良かった。


     私は、アヤノはもう

    流れた血の量からも、

    助からなくて、死んでも

    おかしくないと考えてたから

    



カノン「・・アヤノちゃん、まだ

    オペ中なんだ、無事なら

    いいけど。」


ソフィア「・・アヤノが搬送されてから

     まだ一時間くらいしか経って

     ないからね。オペやって

     いないのだったら

     死亡してたってことになるわ。

     あのおなかの傷ではね。」


カノン「・・またそんな悲しいこと

    言うのだから。」


ソフィア「・・とにかく行くわよ・・」


カノン「・・う、うん・・」



    カノンはまた私の右手を

   握った。不安そうにうつむいて

   彼女は歩く。


    私とカノンはエレベータに

   乗り、4階のボタンを押した。


    そして4階でエレベータを

   降りた。



ソフィア「・・んん!?・・」


カノン「・・どうしたの?

    ソフィアちゃん」


    廊下にでると右側が窓に

   なっていて外の景色が良く見える、

   そして1500mくらい離れた所に

   30階くらいのタワーマンションが

  見えた、その建物以外は低くて

   そのタワーマンションだけは

   際立って目立った。



ソフィア「・・フッ素人ね。」


カノン「・・えっ 素人って

    私のこと?何がなの?」 


ソフィア「・・いや、ごめん

     なんでもないわ、

     さあ 突き当りのオペ室

     まで行くわよ。」


カノン「・・うん・・」



    私とカノンはまた

   手を繋いで突き当りの

   オペ室に向かって歩き出した


    左の廊下から医師と看護師が

   エレベータの方角に向いて歩いて

   来る。



ソフィア「・・・・・・・・」



    看護師は後ろから薬品や

   ガーゼなど、衣料品が乗せて 

   あるアルミ製のカートを

   押していた。


    医師は眼鏡をかけていた。


    そして背後のエレベーターが

   開き、高校生くらいの娘が

   杖をついて歩いてくる。


    私は薄気味悪く笑った



ソフィア「・・フフフ・・」


カノン「・・んん?何がおかしいの

    ソフィアちゃん・・」


ソフィア「・・フフ、何でもないのよ」


カノン「・・もう、さっきから

    ソフィアちゃんちょっと

    変だよ?」



    私はカノンに小声で言った



ソフィア「・・私から離れたら

     ダメよカノン・・」


カノン「・・えっ・・!?」


   

    私はカノンと手を繋いで

   そのまま歩いた。


  

    前方から歩いてくる

   医師と看護師、そして後方から

   杖をついて歩いてくる

   制服を着た女子高校生の

   娘の距離が同じになった。


    私たちを襲うなら

   今だろう


    私はカノンの手を離すと

   サイコオーラを体から

   吹き出した。ゆらゆらと

   髪の毛がゆれた。



医師「・・もらったあ」


カノン「・・えっ キャアアアア」


ソフィア「・・カノン、伏せなさい」



     カノンはとっさに伏せた

  

    その眼鏡をかけた医師は

   175㎝くらいの背が高めの

   人、ロングの白衣を着ていた

   しかし、年齢はどう見ても

   

    16か17だ、つまり医師に

   変装した不審者だ。


    私は彼の年齢を見ただけで

   怪しい者だと判断できた。


    アメリカとかだったら

   早ければ18で医師免許が

   とれるが、この日本国

   では、いくら早くても

   24歳以下では医師には

   なれないのだ。


    その医師は私と

   カノンめがけて、指と

   指に挟んだメスを3本

   右手で投げた。


    そして左手にも、3本

   のメスを用意していた。


    後ろの杖を持ってよろよろと

   背後から歩いて来た

   女子生徒は杖を振り上げると

   スイッチを押した


    すると杖から40㎝くらいの

   刃物が飛び出して背後から

   私の背中を刺そうとした



杖の女の子「・・しねえええ・・

      この外人・・」


ソフィア「・・くう・・」



    そして医師の背後にいた

   看護師は私とカノンに向けて

   ある瓶の紐に火をつけて

   投げつけた。


    おそらくガソリンを薬品

   の瓶に詰めて作った火炎瓶

   だろう。3人に囲まれた

   同時攻撃だ。


    よく計画された襲撃

   方法だ、だが甘い、

   私は彼らの殺気と

   16歳くらいでもあるのに医師に変装

   してた不自然さでこうなる

   事態は予想して対抗策も

   考えてたところだ。


ソフィア「・・フフフ、まだまだ

     甘いわよ、この程度の

     攻撃では私は殺れない

     アヤノの技使わせて貰うわよ」


カノン「・・ひいいいいい・・」



    カノンは床にうつぶせになり

   頭を両手で抑えた。これでいい。

   カノンは守れる


ソフィア「・・やあああ、オーラ

     ライトニング。」



     私は12歳くらいの看護師に

    変装した女の子が投げた火炎瓶に

    金色の稲妻のような

    オーラライトニングを放って火炎瓶に

    当てて、瓶が割れて炎上して爆発させた。



12歳の看護師「・・キャアアアア・・」



     火炎瓶をなげた12歳くらいの

    白衣の天使に変装した娘は自身の炎が

    服に燃え移った。


     そして医師に変装した

    男の子が投げた3本のメスを

    私は左手の平を翳して

    全て指の間に挟んで

    受け止めた。



医師「・・な なに?」



   そして後ろから刃物が飛び出た

  杖で、私を刺そうとした女子高生

  に向けてサイコキネシスを発動した


ソフィア「・・やあああ、

    サイコキネシス!!」


   その娘は杖を離して杖がくるくると

  空中を回りその杖を私が受け止めた。


   そしてその娘はナイフを取り出して

  私を刺そうとしたが

   

   私はリードジャブで

  ナイフを叩き落して

  その娘のおなかに渾身の

  右ボディーストレートを

  打ち込んで

  ノックアウトさせた。



杖の娘「・・ぐうう、ゲボ・・」



   杖の娘は少し口から

  血を吐いた


   


   次の瞬間,後方にいた医師が

  左手のメスを投げた。


   私は右回転蹴りで3本のメスを

  叩き落した。そしてオーラライトニング

  で医師を撃破した。



ソフィア「・・はあああ、

     オーラライトニング」


医師 「・・うああああ、」

    【バリバリバリ・・】


    彼は黒焦げになり

   うつ伏せに倒れた

   丸い眼鏡も粉々に

   割れた。



ソフィア「・・ふう、危ない所だった。

     これで、3人とも全滅ね」


カノン「・・ウェええええ 

    ソフィアちゃん。

    怖かったよおお。」


   カノンが私に歩み寄り

  抱き着いた 


ソフィア「・・フッフッフ、もう

     大丈夫よ、カノン。」



    私はカノンの両肩を持ち

   ゆっくりと体を離して

   頭を撫でてあげた。


   【ふふふ、やっぱり可愛いわ

   カノンって娘は】



カノン「・・この子達は、なんで

    私たちを襲ったの?」


ソフィア「・・正確にいうと私達

     ではなく私を襲ったのよ。」


カノン「・・ソフィアちゃんって

    ホロロバの会長だから

    狙われたの?」


ソフィア「・・それは今から

     こいつらに聞いてみれば

     分かるわ。」



    3人とも私はかろうじて

   生かしたつもりだ。



    火炎瓶を投げた12歳くらいの

   娘は自身の火炎瓶の自爆で

   衣服を焼かれ火傷を負ったが

   何とか自身で炎を消した。

   しかし、煙を吸ったのと火傷の

   痛みで気絶した。


    後方の杖の娘も強い

   右ボディーストレートで

   ダウンさせた。血を吐いたが

   内臓が少し破裂したかもしれない。

   少しは手加減をしたのだが。

   私は基本的にホロロバの会長である

   私の命を狙って襲ってきた

   刺客たちには容赦はしない。

   命だけは助けてあげるが

   それだけの報いは与える。

   アヤノを痛めつけた時のように


    そしてメスを投げつけた医師の

   男の子にはオーラライトニングを

   浴びせてノックアウトさせた。


    私は変装した医師の男の子に

   歩み寄り胸ぐらを両手で掴むと

   彼にこれらの行為の

   理由を言わせた



ソフィア「・・さあ、言いなさい

     なぜあなた達は私たちを

     狙ったの?」


医師の男の子「・・ぐうう、フフフ、

       甘いな、ソフィア・・

       まだだぜ。」


ソフィア「・・えっ、しまったわ。」


カノン「・・ど どうしたの?

    ソフィアちゃん。」


ソフィア「・・カノン、また伏せなさい

     そして窓から離れるのよ。」


カノン「・・えっ 分かった。」



    次の瞬間窓ガラスが割れて

   壁に数か所穴が開いた。


    狙撃されたんだ。

   私はとっさに、窓の下に隠れた。


    しかし、その狙撃手はミスを

   犯した。それは、スコープの

   キャップを外したまま、

   私とカノンをあのタワーマンションの

   屋上から狙っていたのだ。


    本当のプロだったらスコープは

   相手を撃つ瞬間まではキャップを

   つけたままにするものだ。


    そうしないとスコープの

   反射で場所を特定されてしまうから

   私は立ち上がり、

   そのタワーマンションの

   屋上を見上げた。


    その狙撃手の姿は身を隠して見えないが

   ライフル銃をセットしている位置は

   スコープの反射で確認できた


    おそらくまたライフル銃の

   セットしてる

   位置に戻るはずだ、まだ私を

   仕留めていないから


    その射撃手がまた姿を現し

   私に向けてまた発砲した、だがこの距離

   なら弾丸はかわせる。撃って来た

   場所も特定できてるし、銃弾の

   金色の閃光も見える。


    私は右にフットワークで

   弾丸をかわすと割れた窓から

   右手を空に翳して

   その反射しているスコープを

   狙ってオーラライトニングを

   最大出力で放った



ソフィア「・・やあああああ、

     オーラライトニング」



    私の放ったオーラライトニングは

   30階建てのタワーマンションの

   屋上の狙撃手に見事命中した


    しかし、1500mも離れた

   距離だったから、威力が弱まり

   その射撃手を完全に仕留めることは

   出来なかったようだ

   射撃手の男はよろよろと立ち上がり

   逃げた。



ソフィア「・・くっ 逃がしたようね。

     しくじったわ。」 


カノン「・・ああ、ソフィアちゃん」



    カノンはまた私に抱き着いた

   私はカノンに言った


   

ソフィア「・・おそらく、今回襲ってきた

     刺客たちは全員叩きのめしたから

     もう大丈夫よ・・」


カノン「・・んん、私怖かった。」


ソフィア「・・フフフ・・」


     私は抱き着いたカノンの

    頭を撫でながら、ショルダーバック

    に入れてた無線機を取り出し

    耳にイヤホンをつけて

    リムジンに待機しているサラに

    連絡した。



ソフィア「・・こちら、ソフィア、サラ

     どうぞ・・」


     【・・・ピイイイイ、ロロロ・・】


サラ「・・こちら、リムジンで待機中の

    サラです、ソフィア様、どうぞ」


ソフィア「・・あなたが予期してた通り

     4人の刺客だ現れたわ。」


サラ「・・そうですか、それで、ソフィア様と

   カノン様は、ご無事なのですか?」


ソフィア「・・ええ、4階の廊下で襲ってきた

     3人は、叩きのめしたけど

     東側のタワーマンションから

     狙撃してきた20代の男は

     オーラライトニングで迎撃したけど

     逃げたから、サラはその男を

     捕まえて欲しいの。おそらく

     そいつが、4階にいた刺客の

     少年たち3人に指示をだした

     黒幕だとおもうから。絶対に捕まえて。」


サラ「・・病院の、東側のタワーマンション

   ですね。了解しました。」


ソフィア「・・それと、運転手の高野くんには

     他に怪しい者が病院内に

     入ってくれば、連絡を入れるように

     伝えて、じゃあ頼んだわよ。

     こんなことになるのだったら

     最初っからあなたを連れてくる

     べきだったわ。とにかくお願いね。」


サラ「・・了解しました。」


   サラとの無線での交信は終わった。

  私は抱きしめてたカノンを離すと


   医師に変装した16,17歳くらいの

  少年に再び歩み寄った。


   彼を聴取して自供させるために。

   

   

     




   

      

  

      

    

   


    

   

    

  

     

   

    

     

   

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