第17話 カノンが受け取った能力
ソフィアサイド
私とアヤノの長い戦いは
やっと終わった。結果的に
アヤノは、腹部に大きな
損傷を受けて意識を失い。
負けたようだが、
アヤノはその気になれば
私を倒すチャンスは何回も
あったのだ、
それをあえて、生々堂々と
私が意識を取り戻して立ち上がる
まで攻撃はしなかった。
私はアヤノとの勝負では
素直に負けを認めた。
だが、アヤノが私に要求
しているカルデラ大陸の開拓と、
ソフィアパレスの建設は
中止するわけにはいかなかったが
カノンが仰向けになって口から
血をながしてるアヤノを見て
心配そうに私に言った
カノン「・・アヤノちゃん、先ほどの
ソフィアちゃんのように
おなかを大けがしてると
思うから。ソフィアちゃん
早く見てあげて。」
ソフィア「・・・わかったわ・・」
私はしゃがみ、アヤノの
ぼろぼろになってた制服を
上げて、おなかを露出させた。
アヤノのおなかは、あざだらけ
だった。いや、体中がそうだろう。
私は、残ってるすべてのオーラを
使ってアヤノを完全回復して
あげようとした。
私は、アヤノの体を起こして
アヤノの制服と、ブラウスを
脱がせた。そしてスカートも
脱がして ブラとブルマだけの
今の私と同じような下着
だけの服装にさせて、アヤノの
体中のあざに触れて、傷の
損傷具合を調べてみた。
ソフィア「・・これは、酷いわね・・」
カノン「・・アヤノちゃんの体
あざだらけだよ、可哀そう・・」
私は、アヤノのおへそ辺りを
手の平で抑えた。
するとアヤノは口から血を
吐いた。
最後に私が止めをさしたあの
右、ボディー、ストレートに
よる、腸の破裂したのは
間違いない、まずここから
治してしてあげないと。
私が自分の治癒した時と
同じ方法で、直せるだろう。
ソフィア「・・カノン、よく見て
おきなさいね。内臓が
破裂した時は・・」
カノン「・・そうか、ソフィアちゃんは
おへそをこじ開けてアヤノちゃんの
おなかの中に手を
入れられるのだったね。」
ソフィア「・・うまくいくかどうか
分からないけど、やらないと
アヤノは出血死してしまうわ。」
カノン「・・・アヤノちゃん・・」
私は右手の人差し指の爪を
メスのように伸ばして
アヤノのおへそに慎重に突き刺した。
アヤノのおへそは、丸くて大きな
浅へそだった。鍛えてた筋肉で
このように、少し薄い皮で癒着してる
部分がでべそのように飛び出して
いるのだろう。
こじ開けるにはやりやすい形だ。
私はアヤノのおへそをこじ開けて
指をおなかの中にいれて、
その後、ずぶずぶと手首まで
腹部に手をいれた。
ソフィア「・・よし、見つけた、この破れた
腸の部分に、サイコヒーリングを
掛ければ、ハア ハア、いくわ
サイコ、ヒーリング、オーラ
ロリース・・」
カノン「・・わあ、眩しい・・」
アヤノの体は金色のオーラで
包まれて、徐々に回復していった
ソフィア「・・んん、アヤノは腸だけじゃなく、
はあ、はあ、胃や肝臓も
そして肋骨や骨盤も
骨折しているようね
よくこんな体で、倒れなかった
ものね。」
カノン「・・治してしてあげられるの
ソフィアちゃん。」
ソフィア「・・ハア ハア、分からない・・
私のオーラの力がどこまで
持つのか、でも、大好きだった
アヤノだから、必ず
助けてあげるわ。」
私は、さらに手をアヤノの
体の奥へ深く手を入れた。
アヤノ「・・ぐぶ、ブハ・・」
気を失ってるアヤノはさらに
口から血を吐いた。
ソフィア「・・頑張るのよ、アヤノ・・
全部治してあげるから・・」
私は、アヤノの損傷してた
肝臓や、胃、そして骨折
してた、肋骨や骨盤も
完全とまではいかないが
最後のオーラの力を
ふり絞って 治癒して
あげた。
アヤノ「・・んんんん、ソフィア・・ちゃん
私、痛い・・だけど、なんだか
気持ちいい、温かい・・グスン」
ソフィア「・・気が付いたのねアヤノ」
アヤノ「・・はあ、はあ うん、
まさか、あなたを殺そうと
した・・はあ はあ、私を
助けてくれるなんてね。グスン
ありがとう、ソフィア、ちゃん。」
ソフィア「・・アヤノちゃん・・これで
私を許してもらえるかしら?」
アヤノ「・・・・・・」
アヤノは最後の質問には
答えずに、また眠ったようだ。
ソフィア「・・もう少し、もう少しだけ
持ってちょうだい、私の
体と、オーラ・・」
しかし私はアヤノの治癒の処置の
途中で力尽きてしまい。
アヤノの横で私も倒れてしまった。
カノン「・・ソフィアちゃん、大丈夫?」
カノンが私に駆け寄った。
私はカノンの手を握り、声を
ふり絞って言った。
ソフィア「・・私が脱いだ制服の胸ポケット
に、魔法のマジック、
マジカルマジックが入ってるから
それを取って来て、カノン?」
カノン「・・えっ? マジック、マジック?
いや、マジカル、マジカル?」
私はカノンの、のろまさに苛々して
つい怒鳴りつけてしまった。
ソフィア「・・もおおお、呼び方なんて
どうでもいいのよ!!
カノンの、ノロマ!!・・」
カノン「・・ちょっと、今のは酷いよ。」
ソフィア「・・いいから、私の胸ポケット
に入ってあるマジックペンを
早く、持ってこいつってんだよ!!
コラアアア。」
カノン「・・ソフィアちゃん、グスン
アヤノちゃんみたいな不良に
なったみたい?」
私は手を伸ばしカノンの胸ぐらを
掴んで、睨みつけた。
ソフィア「!!!!!!!!!」
カノン「・・んん、わかった、ごめん。」
カノンは急いで私が脱いだ
制服の胸ポケットから、一本の
マジックペンを抜き取って
横になってる私に手渡した。
カノン「・・ソフィアちゃんが言ってた
マジックペンってこれのこと?」
ソフィア「・・そうよ。カノン
じっとしてるのよ。」
カノン「・・うん、分かった。」
私はそのマジカルマジックペンを
カノンからひったくるように
受け取ると 私は起き上がって
屋上にすわった。カノンも
私の横に座る。
私はカノンの左手首を掴むと
カノンの手の甲にそのマジックで
6母星の絵図と古代の文字を
書いた。
カノンは黙ってそれを見ていた。
ソフィア「・・これで、よしと・・」
カノン「・・・・・・・」
私はカノンにある超能力を
契約して伝授しようとした。
ソフィア「・・私の体は、もうオーラが
つきて、これ以上アヤノの
治療ができないから、
後はあなたがやるのよ・・」
カノンサイド
私はソフィアちゃんから飛んでも
ないことを言われたようだ、
だけど、これはアヤノちゃんを
助けるためだと思うから
素直に従った。
カノン「・・うん、やってみる。」
ソフィア「・・じゃあ、左手を
出して。」
カノン「・・うん・・」
私は言われる通りにした
ソフィアは私の左手を
持つと、能力を伝授するための
契約の呪文のようなものを
唱えた。
ソフィア「・・我ソフィア・アーデル・
ヘルゼン は
古より伝わる、魔力を この
相沢カノンに契約をする。」
カノン「・・魔、魔力って?・・」
ソフィア「・・トオ、セイン、アル、
コントラクト、
オーラ、トオ、カノン、」
ソフィアちゃんが能力を
私に伝授するための呪文を
唱えたようだ。
私の左手の甲に書かれた
魔法円と古代の文字が
青く輝き始めた。
カノン「・・わあああ、なんか温かい」
そして6母星の絵図と
古の文字の光が消えた。
ソフィア「・・ふう、これでカノンは
マインドリーディングの他に
超能力の基本でもある
サイコ・オーラが使えるように
なったわ。」
カノン「・・えっ?本当・・」
ソフィア「・・そして、もう一つ、
今、アヤノを助ける為に
最も必要な能力もね。」
そうだった、私がこの場で
ソフィアちゃんから能力を伝授
して貰ったのはアヤノちゃんの
治療をするためだったんだ。
そう それは。」
カノン「・・その、能力は、サイコ・ヒーリング
だよね。」
ソフィア「・・そうよ、アヤノを
このまま放置して
おくと、確実に死んでしまうわ。
後は、あなたがやってあげるしか
ないわ。」
カノン「・・でもお、私なんかには
できっこないよ。」
ソフィア「・・大丈夫よ、体内の、難しい
処置は私が終わらせたから
あなたは、まず、まだ
アヤノのおなかに開いてる
おへそをまた癒着して閉じて
あげるのよ、このままでは
アヤノのおなかはまだ大きな穴が
空いたままだから。」
そうだった、閉じてあげなければ
私はアヤノに駆け寄り、まず
ハンドタオルでアヤノのおなかの
血をぬぐってあげた。
そして、開いてたおなかを
閉じた。そして最後におなかの
栓でもあったおへそをもとのように
指でつまんで、丁寧に癒着してあげた。
カノン「・・ふうふう、これでいいかな?
ソフィアちゃん。」
しかしソフィアは首を横に
振る。
ソフィア「・・まだよ、おへそから血が
止まっていないでしょ・・
サイコヒーリングをして
癒着している部分をちゃんと
くっつけてあげないと
アヤノは出血死するわよ。」
カノン「・・で でも、サイコヒーリングって
どうやればいいの?」
ソフィア「・・アヤノを想って心で念じて、
サイコヒーリング、オーラ、ロリース
って唱えるだけで
いいはずよ。」
そんな単純なことで出来るのかな?
本当に?
ソフィア「・・心に迷いがあるとうまく
できないわ集中して、アヤノを
本当に助けてあげたいって
心で、強く想えば・・
カノン、あなたは誰よりも
心が綺麗で、優しい心を持った
娘だから、できるはずよ。
さあ、やりなさい・・」
カノン「・・分かったわ・・」
私は、アヤノを助けて
あげたい気持ちで
アヤノのおなかに手を置いた。
しかし、過去にアヤノに
いじめられたことや、殴られた
こと、リオやメイに命令して
いろんな意地悪もされたことを
思い出した。
だから、アヤノに対する想いは
複雑なものにしかならない。
ソフィアが私に言った。
ソフィア「・・どうしたの?カノン・・
心が憎しみで乱れてるわよ。・・・
それでは、サイコヒーリングは
発動できないわ。あなたが
アヤノに意地悪されてきた
気持ちは分かるけど、」
カノン「・・・・・・・・・・」
アヤノちゃん、私はソフィアと
アヤノの死闘に立ち会うことで、
何度も倒れたアヤノの中に
本当に綺麗で優しい彼女の優しい心を
見たのだ。そして本当にお友達に
なりたいと思った。
だけど、過去のことを全て忘れられる
わけではないのだ。だから本当は
アヤノが心を開いて私に優しくして
くれることが辛かった。
でも、もういいんだ、今助けて
あげるからね。
カノン「・・フアアアアアア・・」
私の体からユラユラと
青色のオーラが輝き始めた
私の髪の毛もユラユラと
揺れだした。
ソフィア「・・・その調子よ、カノン・・
意識と想いが集中できている。」
私は想いを込めて
アヤノのおなかに手を置き
サイコヒーリングを唱えた
カノン「・・・アヤノちゃん、元気になってね
サイコ、ヒーリング、
オーラ、ロリース」
私の体から青色のオーラが
さらに輝きそして私の右手に集中した。
私は持てるすべての
ヒーリングのオーラを
アヤノの体に送った
そして私のオーラは消えた。
カノン「・・んんんん・・」
私はまだアヤノの白いおなかに
右手を置いたままだ。
うまくいったのだろうか。
ソフィアが歩み寄り私の
右手首を掴むと、そっと
アヤノのおなかから手の平を
離させた。
アヤノのおへそからはもう血は
流れていなかった、そして
殴られ続けた体中のあざは
綺麗に消えていた。
治ったのだ、アヤノは、
私のサイコヒーリングはうまく
できたようだ。
カノン「・・フウウウ・・・治ったかな?
アヤノちゃん」
私はアヤノの体を揺すった
しかしアヤノは眠ったまま
返事をしなかった
ソフィアが私の肩に手を置いて
優しく言った。
ソフィア「・・うん、あなたは、よく
やったわよ・・ありがとう
カノン、あなたがいなければ
大好きだった、アヤノは
死んでたわ。でも大丈夫
アヤノは首輪の力を
乱用したから貧血で
眠ってるだけよ。」
カノン「・・・そうなの?・・・」
ソフィアは脱がしたアヤノの
ボロボロになってた制服を
とブラウス、スカートなどを
着せてあげた。
そして自身も、脱いでた制服
を着た。そして 自分よりも体が
大きなアヤノをお姫様抱っこした。
ソフィア「・・さあ、アヤノを保健室に
連れてってあげるわよ。
カノン、」
カノン「・・うん・・」
私とソフィアは4階の屋上から
1階の保健室まで、階段で降りた。
今はまだ授業中で廊下は
シーンとなっていた。




