第16話 死闘の終わりへ
ソフィアサイド
アヤノは貧血になった振りをして
私が油断して、止めを刺すために
自身に向かっていくことを読んで
いたようだ、
さすが、戦いになれた格闘センス
だった。私は右手に金色のオーラを
集中して倒れてるアヤノに向かって
急降下しているところアヤノに
オーラ・ライトニングを放たれた。
私は急降下による遠心力で
方向転換も効かなくて、両手に
オーラを込めて防御するのが
精一杯だったが、
防ぎきれずに、アヤノの
オーラライトニングを受けて
私は、アヤノの予告通りに
背中の、サイコ・ウイングも
消えて、撃墜された。
ソフィア「・・キャアアアア・・」
私は屋上の床に叩きつけられて
背中から落ちてバウンドして仰向けに
倒れた。
カノンが私に駆け寄った。
カノン「・・ソフィアちゃん、・・」
カノンが私の体を揺すった。
私はまたオーラによる切り傷と
撃墜によるショックでまた
血だらけになった。
アヤノ「・・・・・・・・・」
仰向けに倒れてたアヤノが
よろよろと起き上がり、
私にとどめを刺すために
ゆっくりと歩いてくるのが
確認できた。
私はカノンに言った。
ソフィア「・・私は、大丈夫よ・・」
カノン「・・で でも・・こんなに血が
流れて、」
ソフィア「・・いくら、やられても
私は、回復処置ができる・・
いくわ、サイコ、ヒール、
オーラ、リロース・・」
カノン「・・わあ、眩しい・・」
ソフィア「・・よし、回復、完了・・
おそらく、これが最後の
回復力よ。多分もうできない。」
私は立ち上がり、よろよろと
私に向かってくるアヤノに
対して、また左をリードに
構えた。アヤノが立ち止まり
お互いに1mくらいのところで
私に語り掛けた。
アヤノ「・・しぶとい奴だな
お前は・・はあ、はあ」
ソフィア「・・あなたもね・・」
アヤノ「・・お互いに、オーラの
力は残っていないようだな。
私も、貧血で倒れそうだ」
ソフィア「・・だったら、戦いは
もう止めましょう。私はもう
大好きだったあなたをこれ以上
傷つけたくない・・グスン・・」
カノンも私に同意した。
カノン「・・そうだよ、アヤノちゃん・・
二人とも、よく頑張ったよ・・
お互いにすれ違いはあるけど
想いは伝わったと思うし。」
しかしアヤノは
アヤノ「・・お互いに超能力が
使えないのなら、
私の勝ちだ、格闘だったら
プロの私に分があるからな
ハアハア
ここで、止められるか・・
孤児となった子供達の為にも
ソフィア、お前を、倒す。
行くぜ・・」
ソフィア「・・・・・・・・」
アヤノは私の間合いに入り
左リードジャブ、右ストレート
左ローキックの3連打を
放った、
しかし、貧血気味でふらふら
しているアヤノの攻撃には
以前のような切れがなく
全て私はガードでいなした。
ソフィア「・・私の肉体は時間が経つと
体力やオーラも回復するけど
あなたは、もう戦えない
体のようね、貧血は
十分な睡眠をとらないと
回復しないからね。」
アヤノ「・・だ だから、なによ?・・
私に、負けを認めろと
いうの?」
ソフィア「・・これが、最後の警告よ・・
もう、止めなさい、アヤノ・・
私は、もうあなたを 傷つけたくは
ない、グスン、ウエエ・・」
アヤノ「・・・・・・・・・」
アヤノは悲しそうな目で私を
見たが、止めてはくれなかった
アヤノ「・・いくぜ、ソフィア。」
アヤノは、左リードの前蹴り、
右、ボディーストレート
左ローキックの3連打を
放った。私は前蹴りを
右手でガードして
右ボディーストレートは
左手の肘を下げてガードし
左ローキックを右足を
あげてカットした。
次の瞬間アヤノが片足に
なった硬直した一瞬に
渾身の右ボディーストレートを
アヤノのおへその辺りに打ち込んだ。
アヤノ「・・ぐぶ・・ううう・・」
アヤノは両手を床につけて
苦しそうにしたがよろよろと
また立ち上がった。
ソフィア「・・さすがにおなかは腹筋を
鍛えてるようね。一発では
倒せないみたいね。」
アヤノ「・・お前のパンチが、これ程まで
効くとはな、お前、まさか
今まで、本気ではなかったな?」
ソフィア「・・だから、もうやめなさい
分かったでしょ。」
しかしアヤノは止めない
アヤノ「・・ハア ハア、もう、戻れない
あの頃の私達には。」
そういってアヤノは力の
入っていない渾身の右
ボディーストレートを
私のみぞおちに打ち込んだが
それと同時に私は
またアヤノ同じ個所である
おへその辺りに右を
放った。
クロスカウンターで
お互いのボディに打ち込んだ。
アヤノのパンチはもはや
私には効かなかった。
完全に力つきてるようだった
から。
アヤノ「・・ぐうう、」
アヤノは右手でおなかに
刺さってる私の右手首を
掴んで私の拳を抜くと
また、左リードに
構えた。
今度は私から連打を
浴びせた。
左リードジャブ
右ボディーストレート
左ボディーフック
右前蹴りで吹き飛ばし
アヤノは
屋上のドアの左の壁まで
後退した。そして無防備な
状態になって構える力も
無くなった。
ソフィア「・・まだ、負けを認めないの?
アヤノ?」
アヤノ「・・私が立ってる限り・・
ハア、ハア、負けは認めない・・
孤児院の、子供たちの為にも。」
ソフィア「・・あなたは、森林公園の奥に
ある孤児院ラピスの今の
院長でもあったわよね。」
アヤノ「・・あ・・ああ、お前のおかげでな。
はあ、はあ。」
カノン「・・アヤノちゃんが、どうして?」
カノンは不思議そうにしてた。
しかし今は、・・私はカノンに
言った。
ソフィア「・・後で、話してあげるわ。
もう、すぐに決着がつくから。」
カノンは涙を流しながら
私に抱き着いた。
カノン「・・もう、止めてあげて、
ソフィアちゃん、これ以上は
アヤノちゃんが・・」
ソフィア「・・心配しないでカノン、
私はアヤノは殺さない・・
なるべく、傷つけないで
終わらせてあげるから、
安心して見ていなさい。」
カノン「・・ソフィアちゃん・・」
アヤノ「・・ハア ハア・・」
アヤノはまだ倒れない。
ソフィア「・・アヤノ、あなたの綺麗な
顔だけは殴らないであげるわ。」
アヤノ「・・・・・・・・」
私は無防備で壁に背中をつけてる
アヤノのおなかに両手でパンチを
撃ち続けた。
いくら腹筋で鍛えてても、ボディブロー
を受け続けると、ダメージは蓄積されて
いくのだ。
いくらアヤノでも いつかは
倒れる。私はアヤノに言った
ソフィア「・・倒れたら、潔く負けを
認めなさいよアヤノ。」
アヤノ「・・うん、分かった。できるものなら
やりなさい、ソフィア・・グスン。」
アヤノの目から涙が零れた
ソフィア「・・アヤノ・・ちゃん・・
グスン・・」
私は、アヤノへの想いを込めて
アヤノの胃があるみぞおち、そして
左ボディーフックで肝臓の位置、
そしておへそを中心に、腸への
ダメージを狙い、そして
おへその下の下腹部と
連打を打ち込んで、アヤノを
倒そうとした。もうおなか
全体に100発は打ち込んだだろうか
拳を打ち込んだ感触から
みぞおちの胃は弾力がなくなり
破裂寸前なのが分かり、
肋骨が折れて肝臓も傷ついてる。
おへその辺りは、頑丈な筋肉で
覆われてるので、まだ耐えられてる
おへその下の下腹部への打ち込み
は骨盤を砕いた感触があった。
もしかすると子宮も傷着いた
かも知れない
わたしはアヤノの腹部全体に
容赦なく左右のパンチを打ち込んでる
が、決して彼女を殺したり、
大怪我させる
ことは望んでいなかった。ただ
倒れて負けを認めて欲しかった。
そして長かった戦いを終わらせた
かった。それだけだ。
その後、わたしは自分の破裂
させられた腸にヒーリングの
力で治癒したように、アヤノの
お腹の内部の損傷も治して
あげようと思っていた。
しかし、アヤノは涙を流しながらも
まだ倒れない さすがフェザー級の
チャンピオンだ。
背負ってきた王者の誇りは
忘れていないようだ。かなりの
打たれ強さだった
ソフィア「・・はあ、はあ・・」
私はアヤノのおへそを中心に
集中して左右のパンチを
打ち込んだ。
アヤノを倒すには
同じ個所を狙った方がいいと
判断した。もう私の
腕力も限界に近かった。
すると、とうとうアヤノのおなかも
柔らかくなって、おなかに力を
入れることもできたなくなったようだ。
最後の一撃はアヤノのおへそにかなり
食い込み、お腹はかなりへこみ、
腸をすり抜けて背骨に当たった
感触があった
第一ラウンドの時の私がアヤノに
やられたように、今度は私が同じ
ように、お返しをした。
アヤノ「・・ぐぶうう・・ゲホゲホ・・」
とうとうアヤノは口から血を吐いた。
アヤノはふらつき、私にクリンチして
抱き着いた。
おそらく、アヤノの腸が
破裂したようだ。
アヤノは私にしがみつきながら
決して倒れようとはしなかった。
私は、アヤノをそっと抱きしめて
彼女に言った。
ソフィア「・・私の、負けよ・・アヤノ
グスン、あなたは、これだけもの
攻撃を受けても、倒れなかった。」
アヤノ「・・・・・・・・・」
ソフィア「・・ねえ、アヤノ?」
アヤノは私にクリンチで抱き着いた
まま気を失ってしまったようだ。
ソフィア「・・ごめんなさい、アヤノ・・
グスン、私を許して・・」
私は、屋上のドアの左側にそっと
アヤノを仰向けに寝させた。
カノンが心配そうに駆け寄る
カノン「・・アヤノちゃん、口から血が
出てる・・顔は一度も殴ってないから
また、ソフィアちゃんの時のように・・
グスン、ウエエ」
ソフィア「・・心配しないで、カノン
私だったら、サイコヒーリングで
直してあげられるから・・」
カノン「・・そうだったわね、」
カノンは安心した表情で
アヤノの寝顔を覗き込んだ。




