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カノンのカルデラ  作者: ジェノヴァnovel


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12/13

サイコヒーリング、オーラ、ロリース

アヤノサイド



  

   ソフィアの体は筋肉で覆われた

  たくましい体つきになった。


   しかし私が食らわした会心の

  ボディストレートの傷まで癒えた

  わけではなさそうだ。


   腹部中心に殴られた跡と思われる

  紫色のあざはついたままだ。

  損傷した腸の回復までしていないだろう。

  それを証拠にソフィアは体を硬化

  した後もハアハアと苦しそうに

  息をしていた。口から血が流れて。




アヤノ「・・いい体つきだなソフィア

    だが、いくら外側ばかり硬化

    しても、内臓が傷ついたままなら

    満足には戦えまい。

    負けを先延ばしにするだけだな。」


カノン「・・ソフィアちゃん、もう負けを

    認めて、喧嘩はやめて。」


   

    するとソフィアは笑いながら

   私とカノンに言った。



ソフィア「・・私のおなかの傷のことだったら

     心配しなくてもいいわ、私が

     サイコヒーリングできることは

     前にも話したわよね。」


アヤノ「・・ああ、私はまだ使えないがな

    だが、その処置は損傷した

    肉体に直接触れないと効果が

    ないはず、内部で破裂した腸

    をどうやってなおすのと言うのだ?」


ソフィア「・・フッフッフ、私の腸が

     破れたのがおへその真下で

     良かったわ。二人とも

     よく見ていなさい。」


アヤノ「・・・・・・・・・」


  


    ソフィアはサイコハードボディ  

   を解いて元のプニプニの体に

   戻った。




カノン「・・またプニプニのソフィアちゃんに

    戻った。」



    そしてソフィアの右手の一指し指の爪が

   伸びた。


    ソフィアは鋭く伸びた人差し指の

   爪を自分のへそに突き刺した。

  ソフィアのへそから血が流れた。



アヤノ「・・こ、こいつ・・気が狂ったのか?」


カノン「・・ソフィアちゃん、

    へそピアスつけるの

    じゃないのよね、

    あああ、痛そう・・」


ソフィア「・・人間のおへそは筋肉も脂肪も

     なく、薄い皮だけでふさがってるの。

     その癒着してる皮の部分をこじ開ければ

     簡単におなかの中に手を入れる

     ことができるのよ。ぐううう

     す すごく痛いけど・・グスン、」


アヤノ「・・ソフィアのバカついにいかれたのか?

    へそは人間の急所だ、突き刺した時点で

    腸を傷つけて、出血死することが

    まだ分からないようだな。」


カノン「・・ソフィアちゃん、」


ソフィア「・・ハア、ハア、確かにそうだけど

     私は、不死身、そして直接内臓に手で  

     触れて、オーラでヒーリングできる

     のよ・・あああ、痛い・・」


   


    ソフィアのへそは縦長の

   楕円形で綺麗な形をしていた。

   底は浅めで、突き破るには

   ちょうどいい形かもしれない。



ソフィア「・・ハアハア、ぐぐぐぐ」



    ソフィアは苦しそうに自分の

   おへそに爪を突き刺して突き破り指を

   入れた、


    おなかもかなりへこみ、とうとう

   ずぶずぶと拳から手首くらいまで

   おなかの中に自分の手を入れた。

   ソフィアの目から涙が零れた。


    見ているこちらも痛いくらいだ。

   ソフィアはかなり苦しそうだ

   口からは大量の血反吐をはいた。

   そして



ソフィア「・・グスン、痛い、でも・・

     フフフ、破れてちぎれてる

     腸はここね。

     つかめた。」


アヤノ「・・・・・・・・」


カノン「・・・・・・・・」


   

   ソフィアはカノンに言った。



ソフィア「・・カノン、よく見ていなさい

     これが、オーラををつかった

     損傷した内臓のヒーリングのやり方よ」


カノン「・・うん、うまくいきそうだね。」


ソフィア「・・うう・・」


アヤノ「・・・・・・・・・」



     私は、迷った。ソフィアは今は

    自分の治癒に集中していて、無防備だ。

    彼女が完治すれば、もう私に勝ち目はない


     今一度損傷した腹部中心にもう一度  

    渾身のボディストレートを打ち込めば。


     とどめを刺せる。今こいつを

    殺しておかないと。ホロロバの

    奴らに手による犠牲者が

    さらに増えるのだ。


     しかし、私は卑怯なやり方で

    勝ちたくはなかった。


     ソフィアはへそを突き破って破裂した

    腸を掴み、サイコヒーリングを

    掛けて、直そうとしてた。


     ソフィアの体から、かなり強い

    金色のオーラが立ち上り

    その光は彼女の右手に集中した。

    ソフィアは私に言った。



ソフィア「・・アヤノ、遠慮はいらないわ

     私を攻撃するなら今しかないわよ

     迷ってる場合じゃない、

     あなたがやるしかない、

     これ以上、犠牲者をだしたく

     なければね。」


アヤノ「・・お、お前、分かるようだな・・

    私の思いが

    だが、私は、卑怯な手で

    お前を、殺しはしない・・」 



ソフィア「・・・フフフ、後悔するわよ・・

     はあああ、いくわ。

     サイコヒーリング、エクス、

     オーラ、ロリース」


カノン「・・うわあ、眩しい。」


アヤノ「・・・クッ・・・」



    ソフィアの体が金色の光に

   包まれて、金色の稲妻のように

   輝きすごく眩しかった。

   

    ソフィアのオーラが消えた。

   


ソフィア「・・はあ はあ、ヒーリング完了!!」


アヤノ「・・クッ・・」


カノン「・・ああ、ソフィアちゃんのおなかの

    あざが、消えてる。」


ソフィア「・・治ったのはあざだけじゃないわ、

     破裂してちぎれてた私の腸も

     ちゃんとつながって、もとに戻ったわ、

     私は、カノンに見せたかったのよ。

     サイコヒーリングの力をね。」


カノン「・・でも、どうしてソフィアちゃんは

    私に、超能力を教えようとするの?」


ソフィア「・・フッフッフ、私は

     あなたの協力が必要だからよ。」


カノン「・・協力って何よ?」


ソフィア「・・後で話してあげるわ。それよりも

     先に邪魔者を片付けないとね。」



    ソフィアのやつ、やはりあの時

   とどめを刺しておくべきだったか

   しかしもう遅い、私はソフィアに言った



アヤノ「・・それは、私のことか?」


ソフィア「・・他に誰がいるの?」


アヤノ「・・いいぜ、もう私に迷いはない。

    いくら、内臓を治癒できても

    また、破裂させればいいだけのこと

    今度こそお前をぶっ殺してやるぜ。

    さあ、さっきのように、筋肉で

    体を硬化しろよ。」


ソフィア「・・・・・・・・・」



    しかしソフィアは、先ほどのように

   オーラを使って、体を筋肉の鎧で

   硬化しようとはしなかった

   ただ、悲しそうな目で私を

   ジイと見つめてる。



アヤノ「・・どうした?ソフィア、邪魔者の

    私を片付けるのではなかったのか?」



    悲しそうな目で私を見つめてた

   ソフィアの目から涙が流れた



アヤノ「・・ソフィア、お前・・」


カノン「・・ソフィアちゃんが泣いている・・」



    ソフィアが答えた。



ソフィア「・・グスン、アヤノ・・」


アヤノ「・・んん?・・」


ソフィア「・・ごめんね、アヤノ・・私が

     あなたの、ご両親を、そのお

     私を、許して・・グスン、でも

     私は、どうしても天鵬山の頂上に

     ソフィアパレスを作らなければ

     ならない理由があるの。」 


アヤノ「・・今更、何を言ってるんだ?確かに

    お前の心を見た限りでは、私の両親

    をはじめとする犠牲者に対して

    申し訳ない気持ちがあるようだが

    もう、誤っても遅いぜ。

    私は、お前を殺す、やはりな。」


    

    カノンが私の腕を引っ張る



カノン「・・ソフィアちゃん、涙を流して

    あなたに誤ったでしょ?だから

    もう、許してあげて。」


アヤノ「・・うるせえ・・お前は

    引っ込んでろ。!!」



    私はカノンの腹を軽く殴った

   今度は急所のみぞおちに。



カノン「・・ぐううう、あ あやの・・

    ちゃん。」


   

    カノンは気を失い倒れそうに

   なった、私はそんなカノンを

   抱き留めて、お姫様抱っこして

   屋上の壁際に仰向けに寝させた。



アヤノ「・・お前は少し、ここで寝ていろ。」


   

    私は、またソフィアを睨みつけた



ソフィア「・・・・・・・・・」


アヤノ「・・これで、邪魔者は誰もいなくなった

    ようやく二人っきりになれたな。」


ソフィア「・・ええ、あなたとこうして二人っきり

     になれたのは、私たちが幼かった

     あの日々、以来じゃないかしら・・

     思い出すと、懐かしいわね・・」


アヤノ「・・私は、お前と過ごした、あの日々

    のことなんか、思い出したくもない。」


ソフィア「・・あなたは、天使のように、

     優しい娘だったのに、あなたは

     一度だって、私に怒ったことが

     なかったのに、どうして 

     私達、こう なったのでしょうかね?

     グスン・・」



     ソフィアは、また泣き出した。

    私もソフィアと過ごした幼い時の

    頃を思い出し、懐かしく感じてたが

    ソフィアの気持ちに素直になれずに

    怒鳴りつけた



アヤノ「・・お前、なんで私が、敵のお前と

    こんな、しょうもない思い出話を

    しないといけないんだ?だが、

    グスン、」


   

    ソフィアは私に言った。



ソフィア「・・ねえ アヤノ、もう許して、

     お願い、グスン、そして

     昔の私たちに、戻ってよ。」


    

アヤノ「・・や やめろソフィア、そんな

    悲しい目で私を見るなよ!!・・

    私は・・」



    私は、自分を偽って、不良のような

   喋り方と、振る舞いをしていたが

   今の悲しそうなソフィアの目を見ると

   ・・・偽った自分を見失いそうな

   感覚になった。だが、私は

   こいつを許すわけにはいかない

   私は言った ありのままの自分で



アヤノ「・・ソフィアちゃん・・」


ソフィア「・・アヤノちゃん‥グスン。」

         


   

   

    

          



   

   

     

    



    



    




  

    

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