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3.冒険者ウォルター①

多くの冒険者で賑わうギルドにウォルターは訪れた。

自らの生存報告と、洞窟の伝説の真実を伝えるために。

受付嬢へギルド長への取次を依頼する。

「ウォルターさん、お帰りなさい!ギルド長ですよね、少々お待ちください!」

受付嬢が取次のために奥へと入っていく。

暫くして、小型のオークかと思うような大男が姿を表した。

「ウォルター!よく戻ってきた、こんなとこじゃなんだ、上で話をきかせてくれ!」

ギルド長はウォルターをギルドの2階にある、応接間へ案内した。通常は、ギルドの上層部などの人物を招くための部屋で、1冒険者を招くことはないのだが、今回ウォルターが行っていたのは伝説の洞窟、その奥地へ行くまで戻らないとウォルターは言っていた。そして戻ってきた、つまりそれなりの収穫があったということだ。

ギルド長エンブはウォルターと連れ立って2階に上がると、秘書に飲み物を用意させ、ウォルターに問いかけた。

「それで、どうだった?伝説の洞窟ってやつは?」

ウォルターは飲み物を一口飲むと堰を切ったように話始めた。

「あったよ、伝説に謳われる財宝が!」

遅くなりましたが3/30更新予定分です

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