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シンも 驚く程 刀のかたが 上達し 頼もしくなっていた。


僕たちは今まで 海岸沿いの 偵察を一度も したことがなかった。

リョウさんの提案で 皆で海岸沿いの 偵察をする事に......一週間程の偵察予定を組 食料を多目に 個々で管理しながら 黒のワゴン車と 僕はウタに乗って 向かう事になった。


皆 何年振りかの 海に 気持ちは 少し弾み シンやサヤカは 特に嬉しかったのか 旅行気分になっていた。

内心 僕もワクワクするのを シンやサヤカに悟られないように 平静を装って 緩む顔を抑えるのがやっとだった。

ユミさんと 海岸沿いを二人で歩けたら......

細やかな 希望も胸に......出発 ここから 一番近い西の海へ向かった。


僕は ウタに乗りながら 変わりゆく 風景を見ながら ふと、思った。

人の手が加わらなければ 朽ち果てていくんだと......家や道路...形が分からないもの......誰もいなければ このまま ただ 朽ち果てて......いつか なくなってしまうのか......と、なんとも言えない思いに駈られ いつか この国が 元の姿に戻れる事を願い ウタを走らせた。


2時間くらいか 僕の鼻に潮の匂いが流れ

うっすら覗く 水平線が 時折キラキラと 輝いて見えた。

気分が 少し晴れてゆき 心も弾みかけた......が 海岸に到着して それは一気に僕を青ざめさせた。

どこからか たどり着い 不要物の多さに 黒のワゴン車から 飛び出した サヤカとシンの顔を見るのが怖かった......

でも......サヤカやシンは その先の海を見ていた。

キラキラ輝いた瞳で 真っ直ぐに海を見て

「やっぱり 海は広いね!」

サヤカが叫んだ。

すごく......嬉しそうに......

サヤカとシンは 砂浜まで 走っていった。


なんだろう......何故か 涙が溢れた...

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