第3章 目覚め
僕は 長い長い夢を見てた......最後は ハッピーエンドで 終わりたかった......
夢から覚めると
ここは......
起き上がろと 手をつくが バランスを崩して 転がり落ちた......腕が...なかった......あれは 夢じゃなく 現実だと知り
海さんの事が 頭を過る
必死に 這いつくばりながら 扉へ向かうが
片腕がないだけで こんなにも 動けなくなるのか......と 情けなく 惨めだった
その時 ガチャ
扉が開く 顔を上げると
僕を見つけた サヤカが叫んだ!
「ゆ......ユミさん!リクさんが...リクさんの目が開いた!皆!リクさんの目が開いた!」
そうか... レインボーシティに 戻れたんだ...僕は 床にうつ伏せになりながら 泣いた...心の底から ホッとしたんだ......
それを 見たサヤカは
「リクさーん!まだ痛いの?大丈夫?」
泣きながら 駆け寄り 僕の背中を さする......
それと同時に ユミさんやリョウさん シン...そして、車椅子に乗った 海さん......
それだけで それだけで......十分だった。
皆 生きてるだけで......それだけで......いい......
皆が そう思っている事も 顔を見れば 伝わる...生きてて よかった......
それからの 僕は 皆に支えられながら リハビリし 腕のない事を 感じさせない程に 動けるようになった。
海さんも 車椅子なしで 動けるようになり お互い 張り合いながら ここまでこれた。
そして、
後からリョウさんが 言ってたのは 海さんが瀕死の状態で ウタに乗せられたのを見て ユミさんは リョウさんに海さんを頼んで ウタに乗って助けてくれたと......戻って来たときは 必死で いつものユミさんじゃなくなっていたと......僕が 目覚めるまで 毎日毎日 献身的 看病してくれたのが ユミさんだと......
僕は 誓います。
絶対ユミさんより 強くなって 悲しい気持ちにさせない 男に絶対になります。
今は 心で思うだけだけど......いつか ユミさんに 伝えたい......好きだと...




