8話 大嫌い
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ひかげ「おい、起きろ。」
ひなた「んぅ…おはよう…」
ひかげ「よく眠れたか?」
ひなた「ひかげがそばにいてくれたからよく眠れたよ」
ひかげ「っ?!…そんなこと言われたら…
もっと好きになっちゃうじゃないか…」
ひかげはそう言った後、私にちゅーしてきた。
そして抱きしめてくる。私も抱き返した。
ひかげ「…そろそろピックとシローの元に行くか。
…もっと二人でいたいけど…。」
ひなた「仕方ないよ。2人も私の友達なんだから。
今日からは二人で寝よっか?」
ひかげ「…あぁ。」
私はひかげと一緒にリビングまで降りて
ピックちゃんとシローくんの場所へ向かった。
ピックちゃん「あれ、二人一緒のタイミングで
起きてくるなんて珍しいね♡」
…よかった、一緒に寝たことはバレてないみたい。
シローくん「おはよ。…昨日、どうだった?大丈夫だった?」
ひなた「なんとか大丈夫だったよ。
シローくんの言っていた通り、
力を吸い取られてるんだって。
だから体も透けてて…そして関わるごとにいつか、
3人の前から消えなきゃいけないんだって…。」
ピックちゃん「そう、なんだ…。」
ひかげ「七夕という神曰く、俺たちはひなたを
この世界に閉じ込めるためだけの餌なんだってよ。」
シローくん「餌…?!言い方酷くない…?
ぼくたちは、ひなたちゃんの友達なんじゃないの…?」
ひかげ「あいつからしたら、
俺たちはひなたを奪うための駒でしかないんだよ」
ピックちゃん「酷い…。」
ひなた「とりあえず、私は
今日神様に一人で会いに行ってくるよ。
神様にそう言われたから…。」
ピックちゃん「ほんとに行って大丈夫なの…?
今日行っちゃったら、そのままお別れになったりしない…?」
ひなた「その心配はいらないよ、必ず帰ってくる。」
シローくん「ぼくは、ひなたちゃんを信じるよ」
ひかげ「これ以上状況が悪化しないといいな…。」
七夕ちゃん…いや、神様…いやいや。「弟」と会う時が来た。
ひかげの言っていた通り、状況が悪化しなきゃいいけど…。
話し合いでちゃんと解決しなきゃ。
と、思っていたら…。
ひかげ「わっ」
ひなた「ぎゃ?!なんでひかげがここに?
部屋で待機しててって言ったじゃん」
ひかげ「俺にいい案がある」
ひかげは私の耳元で作戦を伝える。
ひなた「ほんとに上手くいくかなぁ…。」
ひかげ「大丈夫だ、俺に任せろ。」
ひなた「じゃあ、隠れててね」
ひかげには弟に見つからない場所に隠れてもらった。
ひなた「…来たよ、出てきて。」
もう、名前すら呼びたくない。
七夕「お姉ちゃん〜!来てくれたんだね!
…本当に、一人で来た?」
ひなた「一人で来たよ。」
七夕「ふ〜ん、まぁいいけど。
今日は言いたいことがあるんだ」
ひなた「…何?」
七夕「あの三人を消して二人きりになろうって話!
最初からあの三人から用意するべきじゃなかったんだ。
ぼくはお姉ちゃんの弟なんだから、
お姉ちゃんはあの三人がいなくても
大好きな弟といてくれるよね!」
ひなた「っ!!そんなの絶対だめ!三人を消さないで!」
七夕「そう言われてもなぁ〜…。」
ひかげ「死ねッッッ!」
ひかげはカッターを弟に向けて襲いかかった___だが。
パチンッ。
弟が指を鳴らした瞬間、ひかげを消した。
ひなた「…え?ひかげ…?どこ行ったの…?」
七夕「こうやってあとの二人も消していくよ!」
うそ……うそだ……このままじゃ二人も…。
頭の中が真っ白で何も考えられない。
でも、私の頭の中はすぐに怒りで満たされた。
ひなた「っ!お前なんか…お前なんか、大嫌い!!」
七夕「えっ…うそ、お姉ちゃん、うそだよね?
大好きだよね?ね?」
ひなた「大嫌いに決まってんだろ!消えろ!」
七夕「え…あ…うそ…」
私の「大嫌い」という一言で
弟はさっきまでの威勢はなくなった。
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