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後輩と夢を見る壱(side??)

図書館で気になる人がいた。その人は俺の姉貴と知り合いで、姉貴と二人の時はよく本のことについて話していた。 いいなぁ、俺もあの人の側で話したいな。思いが積もるたびあの人の姿を探した。友人と一緒に歩いている姿、生徒会として働いている姿、高校生になって緊張している姿。俺もひとつ上ならもっと近くで見れていたのに。こんなことをしていなかったのに。


「はぁ、葉月さんの姿をもう一度見たいなぁ」


部屋中の葉月さんの写真を見ながら葉月ちゃん人形(自作)を抱き締めて瞼を閉じる。





目を開けるといつもの通っている道がそこにあった。貴方を見ていたかったため遠回りして通学路。今でも行っているからわかることだが、ここは現実ではないだろう。各所、潰れていた家や店があったはず。なのに、ここでは原形が残っている。懐かしく思いながら考えた結論は夢を見ていると理解した。俺は周りを見ながらあの人が歩いていた道を進んだ。もしかしたら、貴方に会えるかもしれない。


「……」


声が聞こえていた気がする。昔よりは低いから一瞬分かりにくかったが、あの人の声だ。俺は声の主を確認するため後ろを向く。


「よぉ、ひさしぶりだな。如月直也」







葉月さんから言ったことを整理してみた。この世界は夢の中で葉月さんと共有しているみたいだ。今、俺と葉月さんは心が繋がっているんだ。気色悪い笑みを出さずに葉月さんの方向に無表情で向き合う。


「夢で会えると思いませんでした。病気で引きこもっていると聞いていたので大丈夫かなと心配していましたよ」


部屋に監視カメラをつければよかった。いつでも様子が見えるし、危ないときに助けにいける。あ、もしかしたら一人でやっている所を見えるかもしれない。はぁはぁ、たまらんな。俺は無表情で変態みたいなことを考えていると葉月は悲しそうな顔して呟いた。


「まだ…病気が治っていないんだ。ごめんね、心配させて」


葉月さんの言葉に違和感を感じながらも気にしないで続きを話す


「心配して当たり前じゃないですか。…葉月さんは俺にとって…」


「うん?」


「…いいえ、何もありません」


この気持ちを葉月さんに言ってはいけない。俺はただ見ているだけでいいんだ。葉月さんが誰かと付き合うことになっても俺が関わることじゃない。なのにこの内心は酷く落ち込んでいる。葉月さんに気持ちは知らせないため、俺は無心になる。そんな俺に気がつかないで葉月さんは間を空けて落ち着いた声で喋り出す。


「…俺、お前の姉貴と友達だから、それで嫌われていると思っていた」


「えっ!?」


「いやー、いつも無表情で俺の方を見ていたじゃん。通学路の時も図書館の時も見てくるのに話しかけてこないから、避けられているのかなと思っていたんだ。思い当たることはお姉ちゃんと話していたから嫌われていたのかなと少しだけそう考えていたよ」


いやいや、避けたりしていないし。シスコンじゃないし。クラスで無表情クールキャラと言われているけど、本当のところは感情を表に出すのが下手なだけだし。俺は焦った顔で、いや、無表情だけども焦った声で誤解を解かせる。


「いや、姉貴は関係ないし、避けていたわけじゃない。葉月さんと面と向かって話すのが恥ずかしくて、今でも緊張しているんですよ」


「……」


葉月さんは驚いている顔で俺のことを凝視している。声を大きくして言ったから怒っている風に思われたかもしれない。更なる誤解を解くため言葉を重ねようした時、葉月さんが満足そうに顔をほこらばせていた。


「よかった。勘違いで」


葉月さんの声が俺の心に響いた。あぁ、この人の笑顔が好きだ。声が好きだ。全てが好きなんだ。あのときから


「図書館のこと覚えていますか?」


「うん?なんのこと?」


「いいえ、覚えていないならそれでいいです」


葉月さんが覚えていなくても俺はずっと覚えていますから。そう、思い詰めいたら周りが漆黒に染まっていた。夢が終わってしまう


「もう、そろそろ夢が終わる時間みたいだね」


もうちょっと、話していたかったのにな。切ない心を抑えて葉月さんにお別れを告げる。


「次、現実で会ったら面と向かって話すように頑張ります」


「…うん、楽しみにしてるよ」


何か隠している。この違和感は一体なんだろう。消えていく世界で葉月さんは一人悲しそうにしていた。俺はそんな葉月さんに励ます言葉さえ思いつくことができなかった。









「ねぇ、直也!起きてよ。私の本、どこに置いたかしらない」


姉貴の声が部屋中に響く。ぼやけた頭をクリアしながら姉貴の方を確認する。慌ている姉貴を落ちつかせるため頭を叩く。頭を押さえながら姉貴は先程のことをもう一度言った。


「私の本、どこに置いたかしらないかと聞いただけなのに叩かないでよ。頭痛いよー」


「はぁ、姉貴が俺寝ているのを邪魔したからだろう。…良い夢見てたのに」


「良い夢。私も見たよー」


「姉貴と同じにしないでくれよ。てか、何の本探しているんだよ」


「葉月くんに読んでもらう本だよ。えっと、題名は『夢物語』なんだけど」


「葉月くんに読んでもらう本?詳しく聞かせて!!」


また貴方と会うため頑張ろうと思います。葉月さん

キャラの性格まとめ(自分用)


金谷葉月(名字をよく忘れることが多い)

初期:オタクキャラ

現在:ヘタレ優男


浪井霜月(キャラが途中で変わってしまった。此方の方が書きやすい)


初期:爽やか人気者

現在:ヤンデレ腹黒人気者


如月綾音(女キャラは最初に天然キャラを書こうと思っていた)


初期:天然

現在:天然文学少女


相沢十六夜(不良設定を活かしたい)


初期:不良

現在:不良常識人


如月直也(ツンデレキャラよりストーカーキャラの方が自分的にやりたかった。だが、活かせていない)


初期:ツンデレクールキャラ

現在:無表情変態ストーカーキャラ


神無月暦(まだ書いてない)


初期:謎キャラ


詳しいキャラ設定を後ほど上げます。


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