表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/80

従業員雇用

「マリーと美咲はキッチンの設備を整えておいてくれ。メアリーは奴隷商に付き合ってくれ。」


メアリーとともに町はずれの奴隷商に向かった。


「いらっしゃいませ。どのような者をお探しでしょうか?」


初老の男が話かけてきた。

店は綺麗で清潔感があり、イメージしていたものとは違っていた。


「料理人と門番、農民を探している。」


「では、見繕ってまいりますので、そちらでお待ちください。」


ソファーに座って待っていると猫耳のメイド服をきた女性がお茶を出してくれた。


「失礼ですが、あなたも奴隷なのですか?」


「はい、私は奴隷です。見た目が良かったためにお茶出しの仕事を頂けました。私を購入いただけませんか?」


「考えておきます。」


老人が戻ってきて応接室に案内された。

次々と奴隷さんを連れてきて紹介してくれた。


・元宿屋女将 20金貨

・元食堂のおばさん 20金貨

・元ウェイトレス 20金貨

・元コックのおじさん 20金貨

・元ウェイター 20金貨

・お茶出しのメイドさん 50金貨


・元Bランク冒険者男 30金貨

・元Bランク冒険者女 30金貨

・元Cランク冒険者男 20金貨

・元Cランク冒険者女 20金貨


・農夫 3名 各15金貨

・農婦 3名 各15金貨


合計 290金貨


鑑定してみたが、全員犯罪歴もなく借金が払えなくて奴隷落ちしたものだったので雇用することにした。


「メアリー、全員雇おうと思うがどう思う?」


「いいんじゃないですか? でも、あの猫耳メイドが色目を使っているのが気に入らないですが。」


「まとめてお買い上げありがとうございます。奴隷契約を更新しますのでお待ちください。」


「ああ、それならいいや。俺も奴隷契約魔法使えるから自分でやるよ。それより、子供の奴隷はいるかい?」


「今はおりません。入荷したらご連絡いたしましょうか?」


「そうしてくれ。俺は男爵のアオイ・ハワードというものだ。西門の外の孤児院のオーナーをしている。今日購入した奴隷は明日連れていくから引っ越しの準備をさせておいてくれ。」


今日、連れて帰らなかったのは従業員さんたちの部屋を作り忘れていたことを思い出したからだ。

急いで帰り、従業員用の部屋を追加した。

孤児院の周りにいた見物人は飽きたのか誰も居なくなっていた。


「マリー、美咲、キッチンの方はどうだ?」


「完璧です。すぐにでも食事が作れますよ。」


これで孤児院自体は完成かな。

次は農地と牧場だ。


外へ出てスキル《開墾》を発動した。


草原はみるみる農地へと変わっていった。

一画は囲いをして牧場に残した。

川のそばには用水路を引いて、田んぼを作った。

折角育てたものを盗賊に盗まれたら嫌なので土魔法で壁を作った。

門も作り、門番の待機所も作った。

よし、こんなところかな。


『マスター、大変です。孤児院とは逆側の農地の端に魔力の歪を感じます。』


『サスケ、偵察頼む!』


『らじゃー!』


感覚共有により、サスケから映像が送られてくる。

あそこかな?

あれは洞窟の入り口か?

現場にテレポートしてみる。


『マスター、これは新しいダンジョンが産まれたようです。潰してしまいますか?』


『子供たちのレベルアップに利用できるかもしれないから調査してみよう。とにかく安全かわからないうちは誰も近づけないように結界を張っておいてくれ。』


『了解です。』


今日は魔力を使い切ってしまったので調査は明日にしよう。


翌日、奴隷商から従業員を回収し、部屋に案内してから掃除やオープン準備を指示した。


「奴隷の私たちにこのような部屋をいただけるのですか?」


「ああ、俺は君たちを奴隷としてではなく、従業員として雇ったんだ。遠慮はいらん。ちゃんと給料も払うからな。」


「ありがとうございます。私はご主人様に買っていただき本当に幸せです。」


猫耳メイドの言葉にまた機嫌が悪くなるメアリーだった。

喧嘩しそうで怖いのだが。


「準備の方は任せて、メアリー、美咲、マリーは洞窟の調査に行こう。」


久しぶりに冒険者のフル装備に着替え、ダンジョンの洞窟に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ